先月(11月)、糸満市小波蔵にある『チチャマグスク』へ行ってきたんですが、グスク内を見学した後、『チチャマグスク』の南側に位置する小波蔵集落へと向かいました。
同集落内にも、いくつかの"拝所"が点在しているんですよ。
沖縄県糸満市小波蔵の
『集落内に点在する拝所群』☆
かつて時報や火災を知らせる鐘として使用されていた『ボンベの鐘』。 |
・・・が、小波蔵集落内のどこに"拝所"があるのか全く把握していなかったため、とりあえず適当に散策してみることにしました(笑)
集落の道路に出て、右の方へ少し歩いていくと、雑草が生い茂っている場所の中央付近に何やら石碑らしきものを発見!!
んで、雑草を少しかき分けて覗き込んでみると、『井戸改築費寄付者芳名』が記された古い石碑でした。
『井戸改築寄付者芳名』の石碑。 |
親井戸(ウヤガー)。 |
また、この『親井戸(ウヤガー)』から少し離れた場所には『子井戸(ンブガー)』と称される井戸がありました。
子井戸(ンブガー)。 |
どちらの井戸も、手前に香炉代わりのコンクリートブロックが置かれており、今でも拝みが行われているようでした。
また、この2つの井戸がある場所の周辺をもう少し調べてみたのですが、こちらにはこの2つの井戸しかありませんでしたね。
ほいで、一旦道路まで戻ると、南側の少し離れた場所に木々が立つ場所があったので、そちらの方へ行ってみると、道路沿いに「いのちがたから」と記された石柱が立つ"拝所"がありました。
「いのちがたから」と記された石柱の立つ"拝所"。 |
こちらの拝所から先程の芳名が記された石碑の前を通過し、集落の東側へ向かいます。
すると、石碑から約70mほどの距離左側に木々が立つ林があるんですが、その一画に「古池」と記された小さな石碑の立つ"拝所"がありました。
「古池」と記された小さな石碑の立つ"拝所"。 |
「古池」の"拝所"の後方にあった林の中。周囲よりも少し窪んでいました。 |
※あくまでワタクシ個人の憶測です。
そして、獣道をさらに奥へ進んでいくと、突き当りに"井戸跡"がありました。
クシヌカー。 |
こちらを見学した後は、また表の道路まで戻り、さらに東側へ向かいます。
「古池」の"拝所"の前から東向けに約30mほどの距離にある十字路を左折し、また最初の右側にある道路へ右折します。
畑の北側にあった"拝所"らしき建造物。 |
また、少し東向けに進んでいくと、左側にも"神アサギ"のような"拝所"らしき建物がありました。
拝所。 |
こちらを後にし、さらに東向けに進んでいくと、前方に数本の木々が立つ林があり、その内部に祠らしきものが見えました。
写真中央の木々が立つ場所にも"拝所"がありました。 |
林の中にあった拝所。 |
祠の内部には香炉と霊石が納められていました。 |
また、この祠の右側に細い参道が後方に伸びており、その奥にも石積みの拝所が2基ありました。
祠の右側にある参道。この奥にも拝所が2ヵ所あります。 |
祠の後方にある開けた場所。 |
山状に積まれた石積みの拝所。 |
コの字型に積まれた石積みの拝所。 |
この3基の拝所がある林を出て、今度はその向かい側にある南へ伸びる道を進んで行きます。
約37mほど進んでいくと、左側の畑と畑の間に小道があったので、そちらへ入ってみると・・・
畑の間にある小道。この先にも"拝所"がありました。 |
畑の真ん中にあった拝所。 |
崩れた石積み。 |
"拝所"(?)のような場所。 |
三角形の大きな石。周囲にある石とは石質が違うみたいなので、"霊石"として置かれているのかもしれません。 |
※あくまでワタクシ個人の憶測ですので、定かではありません。
こちらを後にし、さらに南向に約55mほど進んでいき、右側の道路に右折してちょこっと進んでいくと、左奥に『小波蔵公民館』が見えてきます。
その『小波蔵公民館』のすぐ近くにも"拝所"があります。
『小波蔵公民館』のすぐ近くにあった拝所。 |
この『字神』と記された標柱が立つ拝所と『小波蔵公民館』の間の道を西向けに進んでいくと、塀で囲われた広い敷地があり、その一画に"拝所"らしき建物がありました。
広い敷地に囲われた拝所。 |
建物のガラス戸が少し開いてて、その隙間からちょこっと内部が見えたのですが、祭壇と香炉等が見えたので、こちらも"拝所"となっているようです。
この敷地を右側からクルッと回り込むようにして裏手に回り、さらに西側へ進みます。
綺麗な状態が保たれている敷地。こちらは内部が見えなかったですね。。。 |
この建物は鉄製の戸が設置されており、閉じた状態だったため、内部が全く見えませんでしたが、たぶんこちらも"拝所"の一つだと思われます。
※確証はないんですけどね。。。なんとなくそんな感じがしました。。。
こちらを後にし、さらに西側へ向かうと、右側に根元が石積みで囲われた大きな木が立っていおり、その根元の石積みの上には植木鉢などが置かれていました。
根元が石積みで囲われた大きな木。その左後方にも拝所らしき建物がありました。 |
そして、この先は、冒頭でご紹介した「いのちがたから」と記された石柱が立つ"拝所"の道に出たので、一旦引き換えし、そこから約87mほどの距離にある十字路を右折して、また南向に進みました。
2棟の"拝所"が立つ敷地。 |
敷地に向かって右側の建物。内部に香炉が見えます。 |
・・・と、ここまで見学した後は、『チチャマグスク』近くに停めてあったクルマへと戻り、次は『チチャマグスク』の西側に位置する名城集落へと向かいました。
今回もかなり長くなってしまいましたので、この続きはまた別の回にご紹介したいと思います。
それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
最後まで読んで下さいまして、誠にありがとうございますm(_ _)m
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☆『小波蔵集落内に点在する拝所』☆
☆場所:〒901ー0341
沖縄県糸満市小波蔵
☆見 学:無料
☆駐車場:無し
※訪れる際は、くれぐれもマナーを守って、他の来訪者や地元の方々に迷惑をかけないよう、十分気を付けてくださいね。