先日、ヨメさんから「名護のお寺に参拝に行きたい」との要望があったんで、先月(8月)末、ちょこっと行ってきました。
こちらは、ちょっと分かりにくい場所にあって"無人寺"ではあるものの、地元はもとより、県内各地から参拝に訪れる人が多く、県外からも多くの人が足を運んでいるのだとか。。。
沖縄県名護市屋部にある
『凌雲院(屋部寺)』☆
名護市内や県内各地だけでなく、本土からも拝みに訪れているんだそうですよ。 |
国道449号線を道なりにしばらく進んでいくと、右手に『名護市立屋部小学校』が見えてくるんですが、そこもそのまま通過します。
凌雲院(屋部寺)の参道入口。先の尖った石碑が建立されています。 |
そして、突き当たりを右折すると、すぐ左側にある脇道を左折、そのまま約90mほど進んでいくと道路沿い左側にあります。
お寺がある場所の北側を通る国道449号線(名護バイパス)からもアクセスできるんですが、その場合は、国道449号線(名護バイパス)の『屋部(東)』の交差点から、国道を名護市屋部向けに進み、約850mほどの距離にある陸橋のすぐ手前左側に脇道がありますので、そちらに左折し、そこから道なりに約170mほど進んで行くと、右側にあります。
※GooglemapやGoogleearthなどで確認しながら向かってくださいね。
『凌雲院』と刻まれた石碑。 |
お寺の横を通る小道沿いの空きスペースにクルマを停め、さっそく参拝に向かいました。
参道入口から境内に入ると、先に拝みに訪れている方が2組ほどいらっしゃったので、その方々が拝みを終えるまで、しばらく待つことに。。。
参道入口前から境内を見たところ。参道の先に小堂が見えます。 |
参道入口横の石碑には、碑文が記されていたですが、そちらを読んでみると・・・
≪開祖は凌雲和尚、西暦一六九二年屋部邑に草庵を構結して楽道安身の処となす。
当時大旱釈道周く通ぜし和尚の昼夜の念経呪法により終に大雨降る。また、屋部村に多かりし火災をも無くせり。
西暦一九七七年初春建碑≫
・・・とありました。なるほど。。。西暦1692年に、凌雲和尚さんによって建てられた"お寺"なんですねぇ。。。
入口を入ってきたところ。小堂の手前右側の脇道はバリアフリーのスロープです。 |
また、参道左側には立派な鐘撞堂があります。
正面から見た鐘撞堂。 |
大晦日の深夜に聞こえる『除夜の鐘』も、こちらで撞かれているみたいですね。
鐘撞堂の内部。 |
坊主御井戸(ボウジウカー)。 |
井戸内部には小銭が投げ込まれていました。 |
『坊主御井戸』まで見学していると、先に来ていた方々の参拝が終わったので、ワタクシ達も拝みに向かいました。
凌雲院(屋部寺) |
七体の仏像と八基の香炉、そしてお賽銭箱が納められていました。 |
お賽銭箱に小銭を入れてから、手を合せて拝みます。
拝みを終えると、何だか清らかな気持ちになりますね。
ヨメさんもスッキリしたらしく(笑)、お寺を出た後もしばらくニコニコしてました(爆)
ほいで、クルマに戻ろうとすると、境内後方にある森の中の斜面に小さな石垣を発見。
『凌雲院(屋部寺)』の後方の森の中にあった拝所。 |
どうやらこちらも"拝所"となっているようでした。
拝所。 |
なので、何が祀られているのかは不明です。。。
・・・と、こちらの拝所を見学した後は、そのままクルマへと戻り、『屋部寺』を後にしました。
自宅に戻り、『凌雲院(屋部寺)』について調べていると、一つ興味深い情報を発見しました。
『ヤブ医者』という言葉がありますが、この『凌雲院(屋部寺)』から来ているんだそうです‼
※『やぶ医者』の語源は諸説あるんだそうで、その中の一説となっているのでしょうね。。。
言い伝えによると、昔、中国から1人の名医が沖縄にやってきて、多くの人々を治療していたんだそうです。
そして、そのお医者さんが亡くなった後、この『凌雲院(屋部寺)』に祀られたんだそうです。
『ヤブ医者』と聞くと、あまりいいイメージではありませんが、なぜこの名医であるお医者さんが語源になっていると言われているのかとゆーと、実は医師免許を持っていなかったとか、呪術や怪しい薬を煎じていたとか言われているからのようです。
まぁ、あくまで言い伝えでありますし、語源についてはいろんな説があるとのことなので定かではありませんけどね。。。
それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
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☆『凌雲院(屋部寺)』☆
☆場所:〒905-0007
沖縄県名護市屋部
☆見 学:無料
☆駐車場:無し
※『凌雲院(屋部寺)が紹介されている名護市の公式FBページはこちら⇒https://www.facebook.com/pg/nagoyanbaru/photos/?tab=album&album_id=525450097479312
※参拝に訪れる際は、くれぐれもマナーを守って、他の参拝者や地元の方々に迷惑をかけないよう、十分気を付けてくださいね。