前回の記事でもお話しましたが、先月(10月)の26日、午後から再びうるま市に属する浜比嘉島の浜集落へ行ってきました。
まず最初に向かったのは浜集落の南側約200mほどの距離に位置する"御嶽"です。
沖縄県うるま市勝連浜(浜比嘉島)にある
『西の御嶽(イリヌウタキ)』☆
浜比嘉島・浜集落の南側にある丘の麓に位置する『西の御嶽』。 |
※『浜比嘉島 ちょうちょうハウス』までの道順は前々回の記事をご参照下さい。⇒https://oki-night.blogspot.jp/2017/10/blog-post_31.html
浜集落の西側を走る道路上から見た『西の御嶽』がある丘。 |
その説明によると、≪この御嶽は、琉球国由来記に勝連間切の拝所として、「マサゴロヨリアゲ嶽」と記録されています。民話では、「メーベーヌウタキ」と呼ばれ、金武王子のウナイがノロとして来たことから「チンヌウタキ」と呼ばれ、このノロの子供がチンダカ屋の先祖と伝えられています。≫とありました。
『西の御嶽』の入口。 |
標柱に記されていたうるま市教育委員会の説明。 |
入口を少し入ってきたところ。祠の前は、思いのほか綺麗な状態が保たれていましたね。 |
(※参考資料⇒『浜比嘉島の祭場と儀礼』)
また、『地区景観資源めぐりマップ(浜区)』という資料によると、旧正月の年頭拝みなどで祈願されるとのことです。
西の御嶽。 |
祠の右側に竣工碑が設置されており、その石碑には≪平成七年十月吉日 亥年竣工≫と記されていたので、改築した際に砂利は撤去されたのかもしれませんね。
『西の御嶽』の右隣にあった竣工碑。石碑手前と右側には霊石が置かれていました。 |
『西の御嶽』の内部。中央に香炉が1基あり、左右両端に貝が2枚ずつ納められていました。 |
もしかすると、これらも"香炉"だと思われますが、形が崩れてしまっていたので、詳細は不明です。。。
・・・と、ここまで『西の御嶽』を見学した後、今度は入口のすぐ近くにあった丘の上へと伸びる階段の先に向かいました。
階段の先にあった祠。 |
前述の資料『浜比嘉島の祭場と儀礼』によると、『西の御嶽(シリギチャー御嶽)』と同じ杜の中に『ビジュル神』の祠があると記載されていたので、この祠が『ビジュル神』になるのか不明です。。。
中央の蓋の前に小さな香炉が1基置かれており、祠の左側にも香炉が置かれていました。 |
また、この祠の手前左側にも獣道が伸びており、その先へ行ってみると、丘の頂上と思われる開けた場所に辿り着き、そちらにも2基の祠が置かれていたんです。。。
丘の頂上付近にあった2基の祠。 |
この頂上付近にあった2基の祠のうち、手前右側にある祠から見学してみると、祠の手前に2頭のシーサーが設置されていたのですが、珍しいことにこちら側に向いているのではなく、祠側に向けて設置されていました。
シーサーが逆向きに設置されていた祠。 |
こちらも、なぜ魔除けの役割を担う『シーサー』が入口側ではなく、祠に向けて設置されていたのかは、資料などにも記載されておらず、こちらもまた詳細は不明です。。。
そしてこの祠のある場所から左側のさらに高い場所にも同じサイズの祠が置かれていました。
丘の頂上にあった祠。 |
3枚の貝が祀られていた祠。 |
んで、この頂上の祠まで見学した後、この一帯を一通り見て回ったんですが、この2基の祠以外の史跡は見当たらなかったので、そのまま来た道を引き返してクルマへと戻り、次の史跡へと向かいました。
・・・と、この続きはまた別の回にご紹介しますね。
今回は、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
最後まで読んで下さいまして、誠にありがとうございますm(_ _)m
↓宜しければブログランキングへ 御協力お願い致します。
☆『西の御嶽(イリヌウタキ)』☆
☆場所:〒904-2315
沖縄県うるま市勝連浜(浜比嘉島)
☆見 学:無料
☆駐車場:無し
※訪れる際は、くれぐれもマナーを守って、他の来訪者や地元の方々に迷惑をかけないよう、十分気を付けてくださいね。