この間、浦添市安波茶にある『安波茶樋川』を見学した後、今度は同市伊祖に点在する史跡を見学しに向かいました。
沖縄県浦添市伊祖にある
『伊祖之神殿と英祖王拝所(根所)』☆
閑静な住宅街の中にある"火之神"が祀られている『伊祖之神殿』。 |
んで、今回は、点在する史跡のうち、沖縄で最初に生まれたとされる王統『英祖王統』の初代王である『英祖王』が祀られている拝所と"火之神"が祀られている神殿の2ヵ所をご紹介したいと思います。
県道251号線(パイプライン通り)沿いにある『英祖王拝所』(根所)。 |
クルマを拝所近くの駐車場に停め、さっそく見学へと向かいました。
英祖王拝所(根所)。 |
この「西原家」・「安里門中」とは、「西原家(にしばるやー)」は伊祖集落の「根屋」と言われており、『英祖王』の子孫といわれているんだそうで、「安里門中(あさとむんちゅー)」は、この『英祖王拝所』を管理している一族なんだそうです。
(※参考⇒Wikipedia『門中(ムンチュー)』、沖縄方言辞典『根屋(ニーヤー)』)
『英祖王拝所』の敷地内にある『太陽井戸(ティダヌカー)』。 |
また、汲み上げた水を溜めるための容器にも「安里門中」と記されていました。
この『太陽井戸(ティダヌカー)』を見た後、『英祖王拝所』の建物へ近づいていくと、『英祖王拝所』と記された表札の下に「一般の方でも御自由に参拝できます。 安里門中」と書かれていました。
建物内部に設けらている祭壇。正面の6基の香炉が置かれた祭壇の中央に『英祖王』と記された位牌が。。。 |
「西原家 元祖」が祀られている祭壇。 |
どうやらこちらは"火ヌ神"が祀られているようですね。
"火ヌ神"が祀られていると思われる祭壇。 |
そして、さらに右隣りの祭壇には「英祖王」の位牌を含む5つの位牌が祀られており、「英祖王」の左側には「御先祝女」・「御王女」が、右側には「恵祖世主」(英祖王の父)・「世大主」が祀られていました。
(※参考⇒Wikipedia『ノロ(祝女)』)
6基の香炉と5つの位牌が祀られている祭壇。 |
ほいで、一番右端には位牌ではなく、『観音菩薩』の額が立て掛けられており、1基の香炉が置かれていました。
右端の祭壇。『観音菩薩』の額が祀られていました。 |
・・・と、ここまで『英祖王拝所』をご紹介させて頂きましたが、今度は伊祖集落内にある『伊祖之神殿』をご紹介させて頂きます。
住宅街の中にある『伊祖之神殿』。 |
『伊祖之神殿』は、周囲の地面よりも少し高くなっており、入口には鳥居が設けられています。
『伊祖之神殿』の鳥居。 |
冒頭でもチラッとお話しましたが、こちらは"火之神"が祀られているんだそうで、神殿の左隣にはムラの祭祀を行なう『神アシャギ』も設けられています。
『伊祖之神殿』と『神アシャギ』(左奥)。 |
伊祖之神殿。 |
格子が設置された間口の前には大きな香炉が1基置かれ、内部には小さな香炉が数基納められていました。 |
賽銭箱にお金を投げ入れる時は、格子の間から手を入れて投げ入れるのでしょうか。。。(笑)
間口の上部には「伊祖之神殿」と記されていました。 |
神アシャギ。 |
『伊祖之神殿』がある場所から『伊祖城跡』へと続く「カミミチ」。 |
ちなみに、『伊祖城跡』のかつての正門は、この「カミミチ」の先になるんだそうですよ。
『伊祖之神殿』がある場所には、遊具も設置されていました。 |
しかも、このガジュマルの木は、地元では樹齢100年以上と伝わっているとのことですよ。
樹齢100年以上と伝わる『伊祖之神殿』のガジュマル。 |
なので、今回はここまでにして、また別の回にその集落内に点在する井泉をご紹介したいと思います。
それでは、そろそろこの辺で・・・でわでわ☆★☆
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☆『浦添市伊祖にある史跡』☆
☆場所:〒901ー2132
沖縄県浦添市伊祖
☆見 学:無料
☆駐車場:無し(伊祖公園と英祖王拝所は、駐車場あり)
※訪れる際は、くれぐれもマナーを守って、他の来訪者や地元の方々に迷惑をかけないよう、十分気を付けてくださいね。