名護市の久志グヮー内に点在する『ウガミ』をはじめとする史跡☆|沖縄放浪日記

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2018年1月18日木曜日

名護市の久志グヮー内に点在する『ウガミ』をはじめとする史跡☆

ハイサぁ~イ⭐

今月(1月)11日の午後は、少し時間が空いたのと天気もまぁまぁ良かったんで、以前訪れた際に回ることが出来なかった拝所などを見学するために、再び名護市の久志集落へ行ってきました。
※今回もちょっと長くなりますのでご了承下さいませ🙇🙇🙇

沖縄県名護市久志に点在する

『ウガミをはじめとする拝所群』

龍宮の写真
久志集落南東の砂浜にある岩の上に立つ『龍宮』の石碑。
久志集落の西から北東へ走る国道329号線から『久志区運動場(久志公園)』と書かれた看板が立つ小道へ入り、まずはその『久志区運動場』の南側に位置する史跡へ向かいました。
ワタンサー(渡川)の写真
運動場の南側の道路沿いにある『ワタンサー(渡川)』と称される拝所。
こちらは『ワタンサー(渡川)』(若しくは"ワタンジャー"とも)と称される拝所で、『久志運動場』の南側斜面と集落内を流れる『オート川』の間を走る道路沿いにあります。
ワタンサー(渡川)の写真
ワタンサー(渡川)。
かつては集落の人々が飲み水を汲んだ井泉だったそうなんですが、ご覧の通り道路が通されていて、井泉の姿形は無く、名称が刻まれた石柱と1基の香炉が置かれているのみです。

久志集落には、旧暦の1月3日に行われる『ドウドイ』と称される「股間が痛い」祭事があるんですが、この『ドウドイ』が行われる前に『カーウガミ』と称される集落内に点在する川や井戸に御願をしてまわる行事が行われます。

こちらの『ワタンサー(渡川)』も、この『カーウガミ』(カーウガンとも)の際にまわる拝所の1つとなっているようです。
久志公民館前のガジュマルの写真
久志公民館前にあるガジュマルの木。
『ワタンサー(渡川)』の拝所を見学した後、次に向かったのは久志公民館前。

こちらにはとても立派なガジュマルの木が立っているんですが、このガジュマルの木は2014年に公開された『がじまる食堂の恋』という映画にも登場しているんだそうですよ~。

ちなみに、ワタクシはこの映画をまだ見たことがないんですが、興味がある方はぜひご覧になってはいかがでしょうか?(笑)😅
掲示板のすぐ隣にある『久志貝塚』の説明板。
そして、集落内を走る県道13号線を背にしてこのガジュマルの木に向かって左側の方に掲示板が設置されているんですが、そのすぐ隣に『久志貝塚』の説明板が設置されています。

その説明を読んでみると・・・
≪久志貝塚≫
≪字久志の初期集落の可能性があります。1979年の発掘調査で、貝塚時代後期後半の土器が多数出土し、住居跡も6軒確認されました。

後期土器の中に稲のモミ圧痕が確認され、稲作の存在を推察する資料となっています。≫
・・・とありました。

名護市の公式HPを見てみると、沖縄貝塚時代後期後半からグスク時代初期(約1700年前~約800年前)と記載されていました。
(参考⇒名護市公式HP:http://www.city.nago.okinawa.jp/9/8882.html)
久志区体育館の写真
久志公民館と併設されている久志区体育館。
『久志貝塚』の説明を読み終え、久志公民館と併設されている久志区体育館の前へと向かいます。

この久志区体育館の前にも井戸跡があるんです。
ウェヤガー藍屋井の写真
久志区体育館前にある『ウェヤガー藍屋井』。
こちらの井戸跡は、『ウェヤガー藍屋井』と称される拝所で、こちらもまた『カーウガミ』でまわる拝所の1つとなっているようです。
ウェヤガー藍屋井の写真
ウェヤガー藍屋井。
ウェヤガー藍屋井の写真
モルタルと石で囲われた井戸跡。手前に香炉が1基設置されていました。
こちらの井戸については、資料などがネット上に見当たらなかったので、詳細は不明です。。。
久志区のガジュマルの木の写真
久志区体育館前から先程のガジュマル木を見たところ。
映画に出ていたガジュマルの木や『ウェヤガー藍屋井』を見学した後、次に向かったのは久志公民館の北東側、先程のオート川沿いへと移動しました。
シチャヌ川(産川)の写真
公民館の北東側のオート川沿いにある『シチャヌ川(産川)』。
オート川沿いの未舗装道路沿いに『シチャヌ川(産川)』と称される拝井泉があります。
シチャヌ川(産川)の写真
シチャヌ川(産川)。
こちらもまた『カーウガミ』でまわる拝井泉の1つとなっているようで、井泉の名称が示すように、こちらの水は、かつては"若水"や"産水"として利用されていたのでしょうね。
シチャヌ川(産川)の写真
『シチャヌ川(産川)』の前からオート川の上流を見たところ。
この『シチャヌ川(産水)』の左斜め向かい側に伸びる道へ進んでいくと、前々回にご紹介した『久志之若按司御位牌安置所』の後方の丘陵地に出るんですが、この丘陵上にも拝所がありました。
久志集落東側の丘陵彫にある拝所の写真
丘陵上にある拝所へ通ずる小道。右へ進むと『久志之若按司御位牌安置所』に向かうことができます。
久志集落東側の丘陵上にある拝所の写真
丘陵上の草木に囲まれた拝所。
こちらの拝所は、ネット上にアップされている資料などには掲載されていなかったため、残念ながら名称や由来などの詳細は不明です。。。
久志集落東側の丘陵上にある拝所の写真
久志集落東側の丘陵上にある拝所。
そして、こちらを見学した後、一旦先程の『久志之若按司御位牌安置所』後方の十字路まで戻り、集落を離れて北東側に伸びる小道へと進みました。

十字路から道なりに約210mほど進んでいくと、道路沿い右側に『ヌロカー(祝女川)』があります。
ヌロカー(祝女川)の写真
『久志之若按司御位牌安置所』後方の十字路から約210mほど進んできたところ。
ヌロカー(祝女川) イチミチガーの写真
『ヌロカー(祝女川) イチミチガー』。
『ヌロカー(祝女川)』は、別名『イチミチガー』とも称されているようで、石柱には名称が2つ記されていました。

その石柱の右側から林の奥へ入っていくと・・・
ヌロカー(祝女川) イチミチガーの写真
突き当りに1基の香炉が設置されていました。
突き当りの木の根元に1基の香炉が設置されており、"井戸跡"らしき遺構はありませんでしたね。

また、香炉が設置されている場所の右側の一段低くなった場所には、小川が流れていました。
ウガミの写真
久志集落の東側の『ウガミ』という重要な拝所がある丘陵遠景。
『ヌロカー(祝女川)』を見学した後、来た道を約130mほど戻り、左側にある脇道へ左折します。

そして、約100mほどの距離左側にある2つめの脇道へ左折し、最初に差し掛かる十字路をまた左折して道なりに約140mほど進むと、右側の木々の間に丘陵上へと続く階段があります。
ウガミの写真
『ウガミ』へと続く階段。
その階段を上がっていくと、少し開けた場所があり、その一画に4基の香炉が安置された赤瓦屋根の祠があります。
ウガミの写真
丘陵上の広場にある『ウガミ』。
こちらは『ウガミ』と称される拝所で、集落に点在する拝所の中で重要な場所となっているんだそうです。

この『ウガミ』がある場所の南側の斜面は、かつて久志の古い村があった所なんだそうです。
ウガミの写真
祠の内部には4基の香炉が安置されていました。
『ウガミ』は、久志と辺野古の女性だけが1年に1度だけ集まり、酒を酌み交わしながら家内の発展を祈願する行事『ウガメー(ウガミエー)』を行なう場所となっており、この『ウガメー(ウガミエー)』は、男子禁制なんだそうですよ。

『ウガミ』を見学させて頂いた後、今度はここから南側の以前ご紹介した『久志之若按司之墓』の県道13号線を挟んで道向かいにある小道の先へと移動しました。
竜宮の写真
久志集落の南東側にある砂浜。波打ち際にある岩の上に石碑が立てられています。
この小道の先にある砂浜の波打ち際に『竜宮』と記された石碑の立つ拝所があります。
竜宮の写真
波打ち際にある岩の上に立つ『竜宮』と記された石碑。
この日、こちらを訪れた時は、引き潮となっていたので、石碑に近づいて撮影することが出来たんですが、大潮の満潮時には近づけないかもしれませんね。。。
竜宮の写真
『竜宮』の拝所。
ネットでちょこっと調べてみると、こちらは旧暦の3月3日に行なわれる年中行事『泊竜宮祭』の際に拝みが行なわれるようです。
久志区ハーレー船倉庫の写真
久志区ハーレー船倉庫。
また、この『竜宮』の拝所がある砂浜の手前側に倉庫があるんですが、この倉庫は旧暦4月に行われる海の安全と五穀豊穣を祈願する伝統行事『アブシバレー』の際に使用する『ハーレー(ハーリー)船』が保管されています。
久志集落前の海の写真
ハーレー船を海に進水させるためのスロープ。
そして倉庫の前には『ハーレー船』を進水させるためのスロープも設置されています。
ハーリーの場の写真
ハーレーが行われる久志集落前の海を見たところ。
『竜宮』の拝所と『久志区ハーレー船倉庫』を見学した後は、最後に以前ご紹介した久志集落の『慰霊塔』の前へと移動しました。
ティマンサの写真
久志集落の『慰霊塔』の前にある広場。
以前訪れた時、こちらの広場は雑草が生い茂っていたんですが、この日は綺麗に草が刈り取られていました。

んで、広場の東側の一画に石柱が立っているのを発見。

すかさずそちらの方へ行ってみると・・・
ティマンサの写真
『ティマンサ』と記された石柱。県道上からはほとんど見えません。。。
生い茂る木々の手前に『ティマンサ』と記された石柱と1基の香炉が設置された拝所がありました。
『ティマンサ』の拝井泉。
いろいろ調べていくと、こちらもまた『カーウガミ』でまわる拝井泉の1つとなっているようですね。

また、この『ティマンサ』の拝井泉の向かい側、広場の西側に土が少しこんもりと盛り上がった場所があり、その左隣に方形のコンクリートの石が置かれていました。
ティマンサの写真
広場の入口近くにあった拝所らしき場所。木の根元に方形のコンクリート石が置かれていました。
こちらが"拝所”となっているのかは分かりませんが、一応撮影しておきました(笑)。

・・・と、ここまで見学した後はクルマに戻り、久志集落を後にしました。

いかがでしたでしょうか?

今回4記事に渡って久志集落内に点在する史跡をご紹介してきましたが、史跡だけでなく、久志集落には、久志舞踏保存委員会があり、古くから伝わる伝統芸能にも力を入れているんだそうです。

特に、長者の大主・人形踊・南洋千鳥・組踊「久志の若按司」などをはじめとする15の演目を久志区の保存舞踏に指定しているとのこと。

また、3年に一度行なわれる『村踊り」は、旧暦の7月14日(正月)と16日(別れ)に行なわれるんだそうで、『村踊り』が無い年には、『エイサー』と『盆踊り』が行なわれるんだそうですよ。

機会があれば、久志集落の新年の恒例行事である『ドウドイ』や『村踊り』などを見学しに行ってみたいものです。

今回は、ちょっと長くなってしまいましたが、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んで下さいまして、誠にありがとうございますm(_ _)m
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『ウガミ』・『龍宮』・『ワタンサー』・『ウェヤガー藍井』他☆

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     沖縄県名護市久志

☆見 学:無料

☆駐車場:無し

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