以前、うるま市勝連の『浜比嘉島』にある『シルミチュー霊場』を見学した後、その帰る途中の道沿いで見つけた拝所やカー(井泉)がいくつかあったので、ちょこちょこ立ち寄りながら帰ることにしました。
沖縄県うるま市勝連の『浜比嘉島・比嘉区』にある
『ノロ墓と点在する拝所』☆
比嘉集落の北西にある丘の中腹辺りにひっそりと佇む『ノロ墓』 |
『平成25年度 うるま市景観地区等指定基礎調査 概要版』という資料によると、こちらは『ソージガー』と呼ばれるカーなんだそうで、神様が『シルミチュー霊場』からの帰りに手足を洗ったといわれているんだそうです。
また、島内の拝所をまわる『十二か所めぐり』の拝所のひとつでもあるんだそうですよ。
道路から見た『ソージガー』 |
ソージガー |
小さな石板と香炉、そしてその後ろ側にも石板が設置されていました。 |
ワタクシが訪れた時は、水はありませんでした |
『ソージ御嶽』は、また日を改めて見学しに行きたいと思います。
この『ソージガー』を出たあと、お次は『比嘉公民館』の敷地内に『慰霊塔』が建立されているのを発見しました。
比嘉公民館の敷地内に建立されていた『慰霊碑』 |
そして、この『慰霊碑』のある『比嘉公民館』から、さらに比嘉区(比嘉)内へ向かっていくと、最初の脇道を右折してすぐのところにカー(井泉)を発見しました。
先程の資料によると、こちらは『アガリガー(東ガー)』と呼ばれるカーとのことです。
『神道』から見た『アガリガー(東ガー)』 |
アガリガー |
現在は、旧暦の年頭拝みなどで祈願されているんだそうですよ。
現在も、綺麗な水を湛えていました |
表道に出て、『アマミチューの墓』の入口を通過し、約230mほど進んだところにある脇道を左折すると、すぐ右側に『ノロ墓』を発見しました。
『ノロ墓』の入口 |
入口を入ってすぐのとろこにあった『ヒンプン』らしき岩。奥に鳥居が見えます。 |
『ノロ墓』の前に建立された鳥居 |
ノロ墓 |
こちらもまた、先程の『ソージガー』と同じ『十二か所めぐり』のひとつなんだそうですよ。
この『ノロ墓』を見学して、そのまま引き返そうとすると、右側の方に階段があるのを発見しました。
その階段は、岩と岩の間からさらに上へと伸びているような感じで、その先にも拝所か何かがあるのかと思い、行ってみると・・・
『ノロ墓』の右側に階段があり、岩の間へと延びていました。 |
『平成25年度 うるま市景観地区等指定基礎調査 概要版』によると、どうやらこちらのガマは『按司墓』となっているみたいです。
按司墓 |
そして、ガマは奥の方まで続いているようでしたが、奥は真っ暗で入口から様子を伺うことは出来ませんでした。
洞穴内は聖域のはずなので、もちろん入ることはしませんでしたよ。。。
『按司墓』の入口にあった2ヵ所の拝所 |
入口から中の様子を伺ってみましたが、真っ暗で何も見えませんでした。 |
この『ノロ墓』・『按司墓』の近くには、『比嘉公園』があり、そこは『比嘉グスク』跡となっているんだそうですが、もしかすると、そのグスクの按司が安置されているのかもしれませんね。。。
※あくまで憶測ですが。。。
この『按司墓』まで見学してからクルマへ戻り、また表道に出て『浜比嘉大橋』向けにクルマを走らせると、道沿いにまたカー(井泉)を発見しました。
表道から見た『ハマガー』 |
ハマガー |
こちらもまだ水を湛えてました。 |
水溜の横には、霊石が置かれてました。 |
・・・と、こちらの『ハマガー』を見学した後、この日はこのまま帰路に就いたんですが、あと1ヵ所ご紹介しましょうね。
昨年(2015年)の10月に、この浜比嘉島に釣りをしに来たことがあるんですよ。
んで、その際、釣りポイントの近くに拝所を発見したので、ついでにそちらもご紹介しますね。
竜宮神 |
拝所のすぐ近くにはお供え物を置く場所がありました。 |
『竜宮神』のある場所は、少し高台になっており、目の前には綺麗な海が広がっています。
『竜宮神』のある場所から見た浜比嘉島の海 |
遠くの方に『宮城島』の『果報バンタ』が薄っすらと見えます。 |
海が穏やかであれば、足元の海に魚が泳いでいるのが見えますよぉ~。
いかがでしたでしょうか?
3回にわたって浜比嘉島の拝所やカー(井泉)、ガマ(洞穴)などをご紹介したんですが、浜比嘉島にはまだ多くの史跡・文化財が点在しております。
・・・なので、また近いうちに足を運んで散策してきたいと思います。
そして、残りの史跡もご紹介出来ればと思っております😊✨
それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
☆『ノロ墓と点在する拝所』☆
☆場所:〒904-2316
沖縄県うるま市勝連比嘉
☆見 学:無料
☆駐車場:無し