◎八重瀬公園内にある《組踊『身替忠女』ゆかりの地》碑と点在する拝所☆|沖縄放浪日記

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2016年3月4日金曜日

◎八重瀬公園内にある《組踊『身替忠女』ゆかりの地》碑と点在する拝所☆

ハイサイ☆

昨日(3日)も、沖縄本島は青空が広がり、とーってもいい天気で、超ー気持ち良かったですね☆

そして本日(4日)は、降水確率が10%となってて、いちおー晴れるみたいなんですが、一日中曇りのようですヽ(^。^;

また、晴れるのは今日までで、明日(5日)と明後日(6日)の二日間は、愚図ついた天気となる見込みとなんだとか。。。

せっかく晴れの日が続いてたのに、また土日は雨だなんて。。。(泣)

さてさて☆

以前、当ブログにて『白梅学徒看護隊之壕』や『八重瀬グスク』をご紹介したんですが、八重瀬公園内には、他にも拝所や按司墓、そして石碑などが点在してるんですよ。

なので、今回は、その石碑や点在する拝所をご紹介させて頂きたいと思います。

沖縄県島尻郡八重瀬町富盛にある
『八重瀬公園』
またまた『八重瀬公園』の入口(笑)
『白梅学徒看護隊之壕』と『八重瀬グスク跡』を見学した後、公園内をちょっと散策しに行きました。

『八重瀬グスク』の本殿跡後方から、公園内の遊歩道に出て、道なりに歩き始めました。

本殿跡後方から遊歩道の階段を上がっていくと、踊り場みたいな場所から、『八重瀬嶽』に続く、あまり整備されていない小さな階段を発見しました。
『八重瀬嶽』の麓に向かって延びる小さな階段。
今まで、整備が行き届いていないグスクなどを訪れたことがあるワタクシとしては、こちらの先にも行ってみたかったんですが、ちょっと時間が無くなってきてたので、今回は断念することにしました。。。
また時間を作って、再訪したいと思いますw
『八重瀬グスク』の本殿跡後方から『八重瀬嶽』の麓付近に続く遊歩道からの景色。
『八重瀬公園 多目的広場』横の遊歩道。
踊り場らしき場所からさらに階段を上り、多目的広場横の遊歩道をそのまま進んで行くと、今度は、広場に隣接するような感じで、上部に木々が生えている大きな岩を発見しました。
多目的広場に隣接する、上部に木々が生えた大きな岩。
多目的広場の片隅に、この岩だけ保存してあるのは、ちょっと違和感を覚えたので、もしかするとこちらも拝所なのでは?と思い、その岩の根元をちょこっと覗いてみると・・・やはりありました(笑)
多目的広場のフェンスと岩の間にあった拝所。
横側から見たところ
多目的広場のフェンスと岩の間から少し入ったところの、岩の窪みに香炉が二基置かれてました。

自宅でいろいろ調べてみたんですが、この拝所の詳細は分かりませんでしたね。。。
町役場とかに行ったら教えてくれるのかな・・・

この大きな岩を背に、真正面に伸びる道路があったので、少しそちらに行ってみることにしました。

すると、道路沿いに『八重瀬嶽』に向かって伸びる小道を発見しました。
道路から丘に向かって延びる小道
こちらは、比較的綺麗にされていたので、もちろん行ってみることにしました。

まず最初の場所にあったのは、4基の香炉が置かれた拝所。
4基の拝所
こちらもいろいろ調べたんですが、残念ながら何も分かりませんでしたね。。。
町役場か図書館に地域の拝所の配置や詳細が掲載されてる資料とかあるのかな。。。

そして、この4基の拝所横から、さらに丘の上へと続く階段があったので、そちらに行ってみると・・・

ちょうど中間地点に、『島尻世主 八重瀬按司』と刻まれた石碑が立てられており、その下には香炉が1基置かれてました。

ってことは、こちらが『八重瀬按司』の御墓になるのでしょうね。
階段の中間地点にも拝所らしき場所がありました。
石碑に『島尻世主 八重瀬按司』と記されていたので、こちらが『八重瀬按司』の御墓だと思います。
この『八重瀬按司』の御墓から、さらに上へと階段が続いていたので、そちらに向かいました。
『八重瀬按司』の御墓から上へと続く階段
その階段の途中にも、一枚の石板と3基の香炉が置かれており、こちらも拝所のようでしたね。

石板を見てみると、以前は何やら文字が刻まれていたようですが、だいぶ劣化が進んでおり、識別できませんでした。。。

この拝所から、さらに上の方には、コンクリート製の立派な祠のような建築物があったんですが、どうやら個人所有の御墓みたいでしたね。。。
『八重瀬按司』の御墓から少し上がったところにあった拝所
階段の最上部にあった御墓らしき建築物
この御墓で、階段は終わっていたので、そのまま引き返して下の道路まで戻り、また多目的広場の方へと向かいました。
多目的広場のほぼ中央付近から見た景色☆
先程通ってきた遊歩道へは戻らずに、多目的広場を突っ切ることにしました(笑)

とゆーのも、もう一方の遊歩道上は、何やら作業中のようで、工事車両が数台駐車されてたので、使用できなかったんですよ。。。

そのまま広場を突っ切ると、『組踊 身替忠女ゆかりの地』と刻まれた石碑が建立されてました。
『組踊 身替忠女ゆかりの地』と記された石碑。
この石碑の隣に、説明板がありました。

その説明文によると、『身替忠女』とゆー組踊は、田里朝直(たさと ちょうちょく)という人物によって創作されたものなんだそうです。

そして、この組踊『身替忠女』は、八重瀬按司が糸数按司に夜討ちをかけられ亡ぼされてしまい、をなじゃら(婦人)は、後ろの高い崖(たぶん八重瀬嶽のことだと思います)から身を投げて死ぬとゆー出来事から始まり、八重瀬按司の若按司が主人公となるお話とのことなので、ここ『八重瀬公園』がゆかりの地となっているんですね。
八重瀬公園内の遊歩道沿いに上らえた寒緋桜
この『組踊 身替忠女ゆかりの地』碑を見学した後、そのまま遊歩道を公園入口向けに進みました。

公園の遊具が設置された場所を横目に歩いていくと、左側の木の下に、小さな祠を発見しました。
『午之方火之神(ウマヌファヒヌカン)』
この拝所のすぐ横側には、『午之方火之神(ウマヌファヒヌカン)』と書かれた案内板が設置されてました。

この『午之方火之神』の拝所で、こちらのエリアの拝所は以上だと思います。

実は、『八重瀬公園』は、駐車場を隔てて、上と下の2つのエリアに分かれてるんですよ。。。(苦笑)
駐車場から下のエリア(遊歩道)へと続く階段
しかし、下のエリアは遊歩道だけなんですよ。

んで、ご紹介したいのは、2つの按司墓だけです(笑)

駐車場から階段を下りていき、遊歩道を奥の方へと進んでいきます。

途中、小さな広場みたいな場所や東屋がある場所がありますが、そこもそのまま通過します。
東屋を通過した後の分岐点。左側へと進んだ方が近いです。
東屋を通過すると、遊歩道が分岐した場所がありますので、そちらを左側に進んで行くと、途中左側に小さな階段がありますので、その両側に按司墓があります。
遊歩道から按司墓へと延びる階段
階段の先にあった按司墓。『池当腹之按司志』と刻まれた石碑が立てられてました。
『池当腹之按司志』の御墓
上側の御墓は、『池当腹之按司志』と刻まれた小さな石碑が立てられており、『八重瀬グスク』との関連は全く分かりませんでした。。。

そして、いったん遊歩道に戻ると、今度はその反対側の少し下った場所に大きな石灰岩があって、その下にある石碑にも『池当腹之按司志』と刻まれており、その石碑を挟んで香炉が2基置かれた御墓がありました。
大きな石灰岩の下にあった『池当腹野按司志』の御墓
『池当腹之按司志』と刻まれた石碑の両側に香炉が一基ずつ置かれてました。
・・・と、ここまで見学した後は、そのまま遊歩道を引き返してクルマに戻り、公園を後にしました。

いかがでしたでしょうか?

『八重瀬公園』内には、『白梅学徒看護之壕』・『八重瀬グスク(富盛城)』、そして点在する按司墓や拝所、組踊の石碑などなど見どころ満載の公園ですので、機会があれば、ぜひ足を運んでゆっくり見学してみてください。

かなり長くなってしまいましたが、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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『八重瀬公園』


☆場所:〒901-0402
      沖縄県島尻郡八重瀬町富盛1637(八重瀬公園)

☆入場料:無料

☆駐車場:あり

☆トイレ:あり