◎沖縄先史時代の住居跡や貝塚、明治時代まで利用されていた石畳道などが残る遺跡(その1)☆|沖縄放浪日記

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2015年12月23日水曜日

◎沖縄先史時代の住居跡や貝塚、明治時代まで利用されていた石畳道などが残る遺跡(その1)☆

ハイサーイ☆

昨日は、12月22日で『冬至』だったみたいですが、全国的に暖かかったみたいですね☆

沖縄本島は、最高気温が26度を記録し、与那国島では27.5度まで上昇したんだそうですよ。。。ヽ(^。^;

沖縄では、この12月22日を『トゥンジージューシー(冬至・炊き込みご飯)』と言って、じゅーしーを食べて寒さを凌ぐとゆー習慣があり、家族の健康と子孫繁栄を願う日でもあります♪

しかし、この暖かさぢゃ~、じゅーしーを食べて寒さを凌ぐどころか、逆に『沖縄ぜんざい』が食べたくなっちゃいますね(笑)( ̄▽ ̄;

んで、今日もまた最高気温が26度まで上がる見込み・・・

今年は、マヂで暖冬なんでしょ~か・・・?(;^ω^)

さてさて☆

この前、沖縄本島中部の恩納村にある沖縄先史時代前期頃の住居跡や貝塚、そして、明治時代の末頃まで利用されていた石畳道などが残る遺跡を見学してきました☆

なんでも、同様の遺跡群としては、県内最大級を誇る規模なんだとか。。。

沖縄県国頭郡恩納村仲泊にある
『仲泊遺跡』
『仲泊遺跡』の入口(右奥)と『国頭方西海道』の標識と説明版(左)
こちらは、恩納村の国道58号線を、読谷村側から進むと、『ルネッサンスリゾートオキナワ』とゆーリゾートホテルを過ぎて、最初の角を右折すると、すぐ右側にあります☆

この『仲泊遺跡』は、昭和50年4月7日に、国の『史跡』に指定されています。
『国頭方西海道』の説明板裏手側にある広場の奥に『仲泊遺跡』の住居址や貝塚があります。
まずは、『国頭方西海道』の説明板裏側にある広場奥の住居址や貝塚から見学を開始しました。

この広場を突っ切って奥にまで進んでいくと、まず目にするのは『仲泊遺跡第4貝塚』
仲泊遺跡第4貝塚
第4貝塚のすぐ手前側に建てられた説明版によると・・・
≪この巨岩の前面部に形成された遺跡で、沖縄の先史時代前期・中期・後期の遺跡が複合しています。後期の遺跡は2つの小岩陰に形成されたもので第三貝塚の岩陰住居址とほぼ同じものと考えられます。

中期の貝塚は岩陰より北側で、宇佐浜式土器やカヤウチバンタ式土器などが多く検出されます。前期の遺跡はこの石敷住居址のある所で、奄美系の前期土器を中心とする遺跡です。

石敷の中に炉跡があり、岩陰を利用した石敷住居址です。

なお、この覆屋(おおいや)は当時の建物の復元ではなく、石敷遺構を保護するためにたてたものです。
昭和53年3月31日 恩納村教育委員会≫
・・・と、書かれてました。

続いて、この『第4貝塚』から右側に歩いていくと、今度は『仲泊遺跡第1洞』があります。
仲泊遺跡第1洞
『仲泊遺跡第1洞』の中の様子
こちらにも説明板が設置されてたいたので、引用します。
≪小洞穴は沖縄の先史時代後期の住居址です。第三貝塚や第四貝塚のB・C岩陰の住居址とほぼ同時期の住居址と考えられます。

床面は石敷で、入り口近くに炉跡があり奥に2・3人が生活できる広さがあります。洞穴中央にある土層断面は、層序を見てもらうために残してあります。

層序は大別して2層からなっており、第1層は風葬墓(約2・300年前)として利用していたときの層で、第2層が後期の生活層です。

なお、石敷と土層断面は合成樹脂で固めてありますので、発掘当時とくらべて色が変わっています。
昭和53年3月31日 恩納村教育委員会≫

この『仲泊遺跡第1洞』のすぐ隣りには、崖の中腹まで伸びる石段があり、その先には、お墓が見えます。
崖の中腹まで伸びる石段
このお墓は『高麗人墓(朝鮮陶工の墓)』と呼ばれており、18世紀の初頭の頃に、仲泊に居住していたと言われる高麗人が葬られてるんだそうです。
『高麗人墓(挑戦陶工の墓)』
このお墓を横切って奥に進むと、『仲泊遺跡第二貝塚』があります。
『仲泊遺跡第二貝塚』の周囲の様子
第二貝塚前方の岩
第二貝塚の奥側にもガマらしき小さな洞穴がありました。
第二貝塚の説明板の上部にも遺構らしき岸壁がありました。
説明版によると・・・
≪琉球石灰岩の巨岩上とその周辺に形成された貝塚です。

巨岩上は沖縄の先史時代中期の貝塚で、巨岩の南側傾斜地は前期の貝塚、北側岩下は前期・中期・後期の遺物が混入する貝塚です。

巨岩上と北側岩下から佐賀県腰岳産の黒曜石の剥離片が三個検出されました。およそ2500年前に石器をつくる良質の材料を遠く佐賀県から取り入れていたのです。
昭和53年3月31日 恩納村教育委員会≫

『仲泊遺跡第二貝塚』は、どこからどこまでが『貝塚』なのか、全く分かりませんでしたね。。。

ですが、説明に「巨岩上とその周辺に形成された」とあったので、たぶんこの付近一帯が『貝塚』なのでしょうね。
『高麗人墓』の横の崖
この『仲泊遺跡第二貝塚』まで見学した後、今度は、国道側の『仲泊遺跡』を見学しに行きました。

・・・と、今回はここまでにして、続きは次回にしましょうね。

それでは、この辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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☆『仲泊遺跡』☆


☆場所:〒904-0415
      沖縄県国頭郡恩納村仲泊比屋根原2345

☆お問い合わせ:098-966-8011

☆時間:自由見学

☆駐車場:あり(仲泊遺跡向かい側)

☆トイレ:無し