先週金曜日(10日)は、午後から久しぶりに浦添市の史跡を見学しに行ってきました。
まず最初に向かったのは浦添市安波茶の閑静な住宅街の一画にある平成14年3月1日に浦添市の文化財に指定された"樋川(ひーじゃー)"です。
沖縄県浦添市安波茶にある
『安波茶樋川(あはちゃふぃーじゃー)』☆
浦添市安波茶の閑静な住宅街の一画にある『安波茶樋川』。 |
道向かいにある駐車場から見た『安波茶樋川』全景。 |
『安波茶樋川』は、ずーっと前に一度訪れたことがあったんですが、その時までは周囲に繁茂する草木に囲われてて、全然目立たなくて分かりにくかったんですよねぇ。。。
(※参考⇒うらそえナビ『安波茶樋川[市指定史跡]』)
道路上から見た『安波茶樋川』。 |
(※参考⇒湧き水fun倶楽部 活動記録『安波茶樋川復元落成式』)
『安波茶樋川』の全景を写した上の写真を見てみると、樋が通っている場所の左右両側は斜面が剥き出しの状態になっているのが分かると思うんですが、これは、単に手抜き工事をしたのではなく(笑)、斜面が再度崩れてこないように施行し、数年後には木々が生えてくるように工夫されているんだそうです。
ってことは、数年後にはまた草木に囲われた樋川を見ることが出来るようになるってことですねw
表の道から樋川に下りることができる階段途中に説明板が設置されていました。 |
復元工事完了後は、表の道から樋川へ簡単に下りることが出来るように綺麗な階段が設けられており、その壁面には『安波茶樋川』の説明板が設置されていました。
その説明を読んでみると・・・
≪浦添市指定文化財 史跡 安波茶樋川≫
≪安波茶樋川は、古くから安波茶集落の人々に大切にされてきた井泉の一つです。『琉球国旧記』(一七三一年編纂)に「安波茶樋川」の記述があることから、十八世紀の中頃には存在していたと推定されます。水道ができる以前、安波茶樋川は人々が生活に必要な水を汲むところで、この水は子どもが生まれたときの産水や、正月の若水としても利用されました。
『安波茶樋川』の説明板。 |
安波茶樋川の樋は、四つの琉球石灰岩をつなげてつくられており、その長さは約四.八メートルあります。
安波茶樋川は、現在も樋が当時のまま残る貴重な井泉で、人と水の関わりを知る上で大切な文化財です。
平成十四年三月一日指定 浦添市教育委員会≫
・・・とありました。説明を読み終え、階段の先に設けられた水辺のほとりに下り、『安波茶樋川』を見てみると、奥の斜面の麓にある小さな穴から手前まで、4つの琉球石灰岩で作られた樋が見えました。
水辺のほとりから見た『安波茶樋川』。約4.8mの長さを誇る樋と通って水が流れ出ていました。 |
現在の水量は、チョロチョロと小さな音を立てて流れ出るくらいの水量ですが、当時は樋の下に"たらい"を置いて水を受けるほどの落差があり、音を立てて流れ落ちるほどの水量があったようですね。
また、干ばつの際には、周辺の井戸は水が涸れてしまったそうですが、『安波茶樋川』は干ばつにもかかわらず水が流れていたそうで、遠方からも訪れる人がいたんだそうですよ。
(※参考⇒湧き水fun倶楽部『浦添の湧き水』)
『安波茶樋川』の湧水は、表の道の下を通って小川に流れ込み、最後はシリン川に流れているとのことです。 |
・・・と、ここまで見学させて頂いた後は、『安波茶樋川』の斜め向かい側にある小道へ進み、この近くにある井泉へと移動しました。
『安波茶樋川』の向かい側にある小道。 |
しかし、いくら探してもなかなか見つからず、道端で採方に暮れていると、この小道沿いにある畑で農作業を始めようとしていたおじいさんがいたので、その方に聞いてみると・・・「あぁ、この井戸だったらすぐ近くにあるよ」と、ご親切にもその井戸がある場所まで案内して下さいました(笑)。
おじいさん、その節は誠にありがとうございました🙇🙇🙇
井戸へ向かう小道の入口。 |
井戸へ向かう道の入口。小道から雑草をかき分けながら進みました(笑)。 |
「この辺は、ハブが多いから気を付けてよぉ~」と声をかけてもらいながら、おじいさんについていくと、視界が開け、向かい側にある斜面の麓にコンクリートブロックで方形に作られた井戸が現れました。
茂みの奥にあった『津俣ガー(チマタガー)』。 |
(※参考⇒湧き水fun倶楽部:https://wakimizufun.ti-da.net/c138721.html)
津俣ガー(チマタガー)。 |
『津俣ガー』の内部。暗くてよく見えませんが、水底まで見えましたよぉ~。 |
まぁ、この日はすでに次の目的地を決めていたので、そちらはまたいろいろ調べた上で、いつか再訪したいと思います(笑)。
んで、クルマに乗り込む前に、案内までして下さったおじいさんに「ありがとうございました~」とお礼を伝えてから、次の目的地に向けてクルマを走らせました。
ちょっと短いですが、区切りがいいので今回はこの辺で終わりにして、この続きはまた別の回にご紹介したいと思います。
それでは、そろそろこの辺で・・・でわでわ☆★☆
最後まで読んで下さいまして、誠にありがとうございますm(_ _)m
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☆『浦添市安波茶にある史跡』☆
☆場所:〒901ー2114
沖縄県浦添市安波茶
☆見 学:無料
☆駐車場:無し
※訪れる際は、くれぐれもマナーを守って、他の来訪者や地元の方々に迷惑をかけないよう、十分気を付けてくださいね。