今回は昨年(2017年)末にご紹介した名護市真喜屋『真喜屋グスク(上之御嶽遺跡)』の記事の続きです。
『真喜屋グスク(上之御嶽遺跡)』がある真喜屋集落を後にし、この日最後に向かったのは名護市の東海岸にある久志集落です。
かつては集落の北東側に"グスク"があったそうなんですが、現在は国道329号線が通っており、かつての面影は一切ありません。。。
沖縄県名護市久志にある
『久志グスク(旧名:上里グシク)』☆
久志集落の東の端に位置する『久志之若按司』の御墓。 |
かつて『久志グスク(旧名:上里グシク)』があったとされる国道329号線。 |
国道329号線沿いに立てられている石碑。 |
また、かつて"グスク"があったとされる一帯の国道329号線沿いには1基の石碑が立てられています。
『アジガー(按司川)』と記された石碑の前には小さな小川が流れていました。 |
『アジガー(按司川)』と記された石碑。 |
獣道は、小川に沿うような形で森の奥まで続いていたんですが、その途中、倒木が道を塞いでしまっていたので、そこから先へ進むのは断念しました。。。
石碑が立つ入口から少し入って来たところ。倒木が道を塞いでおり、その先には進めませんでした。。。 |
・・・と、ここで獣道を引き返してクルマへと戻り、久志集落の東の端へと移動しました。
立派な鳥居が建てられている『久志之若按司之墓』。 |
沖縄の歌舞劇である"組踊"に『久志の若按司(天願の按司)』という演目があります。
久志之若按司之墓。 |
しかし、その途中で『謝名大主』の臣下である『富盛大主』に捕らえられてしまいます。
『久志若按司之系統』が記された石碑と『御墓建設費寄付者芳名』が記された石碑。 |
そして、二人を救出するのと共に幽閉していた『富盛大主』を生け捕りにします。
昭和十一年十一月に改築された『久志之若按司之墓』。 |
しかし、『久志若按司』は『富盛大主』の言葉が嘘であることを見抜いていました。そして『富盛大主』に偽りの情報を流して逃がし、『久志若按司』の奇策が功を奏し敵方同士を仲違いさせることに成功します。
御墓の前には『久志之若按司之墓』と記された墓標が立てられています。 |
生け捕りにされた『謝名大主』と『富盛大主』は、久志浜に引き出され、拷問の末に処刑されてしまい、天願の若按司『千代松』と『乙鶴』は『久志若按司』のはからいで『天願按司』の仇を討ちました。
・・・と、ここまでが組踊『久志の若按司』の内容です。
『久志之若按司之墓』の後方には久志集落の浜が広がっています。 |
今回はこの辺で終わりにして、この続きはまた別の回にご紹介しますね。
それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
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☆『久志グスク(上里グスク・上里グシク遺跡)』他☆
☆場所:〒905-2173
☆見 学:無料
☆駐車場:無し
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