この前ご紹介した名護市宮里にある『ヤンバル食堂』で昼食をとった後、ヨメさんの用事を済ませに、その目的地へと向かいました💨
んで、想定してたよりも早く用事が終わったんで、帰りがけに2ヵ所ほど史跡巡りをしてきました(笑)
まず最初に向かったのは、名護市の真喜屋集落南東側の丘陵中腹にある史跡です。
沖縄県名護市真喜屋にある
『真喜屋グスク(上之御嶽遺跡)』☆
真喜屋集落南側の丘陵上にある森の中にひっそりと佇む『上之御嶽』の拝所。 |
次に約130mほどの距離左側にある脇道へ左折して、そこから約300mほど進むと、右斜めへ伸びる脇道があるので、そちらへ入ります。
そして最初に差し掛かる小さな十字路を左折して道なりに進んでいき突き当りを右折、また最初の左側にある脇道を左折して約40mほど進むと道路沿い左側にあります。
真喜屋集落内にある『アハチャビ(阿波茶部)』から見た『真喜屋グスク』のある丘陵。 |
丘陵頂部へと続く道。左側に井戸跡が見えますが、そのさらに上の方に御嶽への入口となる鳥居があります。 |
御嶽の入口から少し下った場所にあった『カミガー』。 |
水は湧き出ていないようで、拝みを行う場所としてのみ利用されているみたいです。
※なんせネット上に『真喜屋グスク』に関する詳細が記された資料などがアップされていないようなので、詳しいことは分かりませんでした(泣)
んで、この『カミガー』を後にし、"御嶽"へと入っていきます。
『上之御嶽遺跡』の入口。 |
その説明を読んでみると・・・
≪上之御嶽遺跡≫
≪御嶽の広場一帯から、グスク時代の中期から後期にかけてのものと思われる土器が採集遺物は土器のみで、陶磁器は採集されていません。鳥居を潜って階段を上がると、参道が森の奥へと伸びていました。 |
時代:グスク時代中期~後期(約800年前~約700年前)
名護市教育委員会≫
・・・とありました。鳥居を潜り、階段を上がっていくと参道が森の奥へと続いていました。
森の中にあった『上之御嶽』。 |
その傍らには石碑が建立されており『上之御嶽建設碑』と記されていました。
社の左側にあった『上之御嶽建設碑』。 |
また、地元の人達も『上之御嶽(うぃーぬうたき)』と読んでいるんだそうですよ。
上之御嶽。 |
そして、この社の斜め向かい側に、森の中へと続く獣道を発見したので、そちらにも行ってはみたんですが、藪が深かったんで今回は断念しました(泣)
『上之御嶽』の社の向かい側にあった獣道の入口。 |
獣道の途中まで入っていったんですが、その先は草木が繁茂していたので断念しました(泣) |
『上之御嶽』の道向かいにあった林。右奥に家屋が見えます。 |
のろ殿内。 |
『のろ殿内』と記された石碑。 |
≪ノロ殿内新築記念碑≫
≪この のろ殿内は 在伯仲尾徳英氏 及び 仲尾權四郎氏御一家の篤志を戴き 昭和五十六年旧八月八日の吉日をトして落成す仍て この碑を建て後世に伝う
真喜屋区≫
・・・と記されていました。のろ殿内新築記念碑。 |
『のろ殿内』の敷地西側にある階段。こちらが正式な出入口だったようです(笑) |
T字路の角にあった『ヌルガー』。正面の道を進むと『上之御嶽』があります。写真右側は『のろ殿内』。 |
ヌルガー。 |
この『ヌルガー』のあるT字路の北側に道路よりも一段高くなった場所があるんですが、そこは『アシャギ庭(なー)』と称される広場で、『真喜屋阿社義』と記された建物の他に『神アシャギ』や『ナイクミ殿内』という拝所、そして『掟火神(うっちひぬかん)』の祠などがあります。
『上之御嶽』へ続く道路から見た『アシャギ庭』。 |
道路から少し低くなった場所にある『上之倉井』。 |
祠の後方には小さな小川があり、どうやらこの小川の水を一時的にこちらに溜めて利用しているようでした。
また、祠の前方の草むらに小さな石碑が立てられており、そこには『上之倉井』と記されていました。
『上之倉井』の前の道から見た『アシャギ庭』。 |
『アシャギ庭』の東側にある小道から入っていくと、右側にも広場があり、そこにコンクリート製の祠が立てられていたんですが、どうやらこちらが『掟火神(うっちひぬかん)』の拝所となっているようで、内部には二基の香炉が納められていました。
『アシャギ庭』の東側にある広場。 |
掟火神。 |
『真喜屋阿社義』。 |
そして『真喜屋阿社義』の向かい側には、瓦屋根の『神アシャギ』があります。
手前側が『神アシャギ』。左後方は休憩所となる東屋になっていました。 |
この『真喜屋阿社義』と『神アシャギ』の西側に少し高くなった場所にコンクリートブロックの塀で囲われた建物があります。
『真喜屋阿社義』の横から見た『ナイクミ殿内』。 |
羽地内海にある奧武島(名護市真喜屋)には、この「ないくみ(メークミ)」一門の墓の厨子甕があるみたいですね。
正面から見た『ナイクミ殿内』。 |
『アシャギ庭』の東側にある路地を北向けに進んで行くと、右側に真喜屋区公民館があるんですが、この公民館の道向かい側にも三基の拝所がありました。
真喜屋区公民館。 |
『真喜屋区公民館』の道向かいにある拝所。 |
『ウプェフ拝』と『根神拝』の拝所。 |
一番奥の祠の内部。祭壇の上にや香炉や花瓶などが置かれていました。 |
アハチャビ(阿波茶部)。 |
≪アハチャビ(阿波茶部)≫
≪アハチャビの拝所には、天上星が祀られており、地域の主な行事でもある十五夜や、アブシバレー(作物の豊作祈願を願う祭り)、豊年祭の練習などが行われる、地域の宝とも言われている杜です。≫・・・とありました。
『アハチャビ(阿波茶部)』南側の入口。 |
南側の階段を上がってすぐ右側にある拝所。内部に一基の祠が納められていました。 |
もう一方の拝所。こちらは石碑のような形になっていました。 |
南側から北側を見た『アハチャビ(阿波茶部)』の頂部。 |
西側から南側を見たところ。奥に先述した二基の拝所がチラッと見えます。 |
北側の道路から見た『アハチャビ(阿波茶部)』。 |
西側の道路上から見た『アハチャビ(阿波茶部)』。 |
1963年の『アハチャビ』の写真。 |
・・・と、ここまで見学した後はクルマへ戻り、集落を出て次の目的地へと向かいました。
今回もちょっと長くなってしまいましたが、この続きはまた別の回に致しますね。
それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
最後まで読んで下さいまして、誠にありがとうございますm(_ _)m
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☆『真喜屋グスク(上之御嶽遺跡)』☆
☆場所:〒905ー1143
沖縄県名護市真喜屋
☆見 学:無料
☆駐車場:無し
※訪れる際は、くれぐれもマナーを守って、他の来訪者や地元の方々に迷惑をかけないよう、十分気を付けてくださいね。