この前、うるま市方面まで出かけた際、以前から行ってみたかったグスク跡にも立ち寄ってきました。
こちらは、うるま市具志川の金武湾に面した海岸線沿いにある丘の上にあり、沖縄貝塚時代後期からグスク時代にかけての遺跡なんだそうです。
沖縄県うるま市具志川にある
『具志川グスク』☆
定期的に草刈り清掃が行われているためか、思いのほか見学しやすかったですね。 |
具志川グスク |
県道37号線から見たヤード入口。グスク入口はここから約40m先右側にありました。 |
すると、右側奥に真新しい案内板が設置されているのを見つけたんで、そのままグスク内を見学しちゃいました(笑)
※ちなみに、作業員はいなかったんで、結局会えませんでした(笑)。
『具志川グスク』入口。 |
≪具志川グスク≫
≪沖縄貝塚時代後期からグスク時代にかけての遺跡で、このグスクからは、掘立柱の住居跡やグスク時代に行われたと考えられる土木工事の跡、石垣の一部などが確認されています。また、多くの土器、輸入陶磁器等が出土し、当時の繁栄ぶりをうかがうことができます。
同名のグスクが久米島町と糸満市にもあります。いずれも海岸に突き出た丘上にあるグスクという点で共通しています。≫
・・・とありました。
※説明書きには、あと一つ≪具志川グスクの壕≫とあるんですが、こちらはまた別の回にご紹介しますね。
久米島町の『具志川グスク』には、まだ行ったことがありませんが、糸満市の『具志川グスク』には、以前、訪れたことがあります。
糸満市喜屋武の『具志川グスク』をご紹介した過去記事はこちらからどうぞ⇒http://oki-night.blogspot.jp/2015/03/blog-post_8.html
グスク入口には、かなり劣化した古い標柱が残っています。 |
かなり劣化していて、文字などはほとんど消えていましたね。。。
グスク入口を入ってすぐ左側の岩の根元に拝所らしき場所がありました。 |
拝所(かな?) |
どうやらこちらも拝所っぽかったですね。。。
ほいで、こちらを通過すると、道は斜面を左に急カーブしています。
岩の根元の拝所前から獣道を見たところ。写真中央から左斜め上に道が続いています。 |
急カーブを曲がって、ここを上っていくと・・・ |
道が少し平坦になり奥が開けているのが見えてきます。 |
丘の上にある郭と思われる場所。 |
木の根元に祠が1基あり、広場の右側奥にも人工物がありました。 |
ナームイヌ御嶽 |
祠内部にはいくつかの霊石が納められていました。 |
拝所の前から広場奥を見たところ。写真中央から少し左側に人工物が見えます。 |
石碑か何かの台座と思われるんですが、だいぶ壊れてしまっていましたね。。。 |
ですが、石垣の一部は所々で確認出来ました。
祠の横にあった石積み。 |
広場の入口横にあった石積み。 |
案内板があるグスク入口から左側を見たところ。 |
天願按司之墓 |
天願按司は、具志川グスクの城主だったそうで、安慶名大川按司の三男にあたる人物とのことです。
国頭村の富盛大主に攻められ、戦死してしまったみたいなんですが、その子供である若按司が、久志若按司と協力し、敵を取ったという伝承が残されているんだそうですよ。
『天願按司之墓』の墓標 |
西側から見た『具志川グスク』遠景 |
ここからは、グスクの北側の断崖を見ることができます。
グスク北側の断崖。 |
グスク西側の断崖。 |
今回ご紹介した『具志川グスク』には、沖縄戦の際、近隣住民の避難所として使用されていた壕が現存しております。
・・・が、今回も少し長くなってしまいましたので、この続きは、また別の回にご紹介しますね。
それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
☆『具志川グスク(うるま市)』☆
☆場所:〒904-2223
沖縄県うるま市具志川
☆見 学:無料
☆駐車場:無し