先月中旬ごろ、天気の良い日が数日続いてたんで、久しぶりにうるま市方面にある史跡を見学しに行ってきました。
まず最初に訪れたのは、うるま市の田場という地域。
以前、この近くに魚釣りで訪れた際に、たまたま史跡の案内板を見つけてて、いつか見学に訪れたいと思ってたんですよ(笑)
うるま市田場にある
『田場ガー』☆
現在も旧暦の正月にカー拝みが行われているんだそうですよ。。。 |
道路上にある『田場ガー』の入口(写真左側)と説明書きが記された説明板。 |
まずは道路上に設置されている案内板の説明を読んでみることに・・・
≪田場ガー≫
≪うるま市指定文化財第33号「史跡」 指定月日:2005年(平成17年)2月16日≫
≪田場ガーは字田場の東側にあり、別名「ウブガー」とも呼ばれ、古くから地域で正月の若水、子供が生まれた時のカーウリー・産水、生活・農業用水等に利用されてきました。造りとしては湧き口を囲んだ二つの池と水神を祭った祠、池の水貯めをするマグサ、歩き道の石敷、二箇所の降り口、洗濯場等からなっております。
入口から石段を下りて、途中の踊り場から見た『田場ガー』 |
平成11年に正面上部が崩壊しましたが、区民はじめ関係者の努力により平成16年に修復されました。
現在も字行事として旧暦正月にカー拝みが行われております。≫
・・・とありました。
左側には、説明にあった水神を祭った祠が見えました。 |
石段の途中にある踊り場からは、説明にあった湧き口を囲んだ二つの池と祠、歩き道の石敷、洗濯場、そしてもう一方の降り口が見えました。
水神を祭った祠。内部には香炉が1基置かれており、手前には水貯め(?)が設置されていました。 |
上から見たところ。 |
※もし間違っていたら、すいませんm(_ _)m
そして、この祠の向かい側には二つの池の一つがあります。
二つある池の1つ。手前側に平たい石があったんですが、たぶんこれが洗濯場なのでしょうね。 |
見えなかったというよりは、池の中にも雑草が生い茂っておりました。。。
池の中にも雑草が生い茂っていて、水があるのか確認出来ませんでした。。。 |
池の右上(写真中央から少し右上)に黒い石碑が建立されていました。 |
『田場泉井(ガー)』歌碑 |
≪田場泉井(ガー)≫
≪「産ガー」とも呼ばれる。区民が、かつて、飲み水、生活用水として使用していた湧泉である。信仰面では、スディ水として、正月の若水、子どもが生まれた時の産水、ウマチーや水ナディーの折に「カー拝」があった。現在でも行事の一部は実施している。
「カー」は、湧き口を囲んだ二つの池と水神の「ホコラ」、「マクサ」、「洗濯場(石)」、歩き道の「石敷」、「シッティ」からなり、石積様式は、あいかた積、布積、土留めの上部には小石の野面積も見られる。
歌碑裏面 |
平成十一年、田場泉井(ガー)の正面石積の崩壊にともない、この度、区民始め、内外関係者のご協力により「田場泉井(ガー)」の復元工事が完了した。
生活用水が水道にかわった現在ではあるが、区民の「命の泉」に対する思いを込めて、記念に歌碑を建立する。
平成十五年八月十七日≫
『田場泉井ぬ水ぬ 水ゆいがやゆら 田場ぬみやらびぬ 生まり美らさ』
・・・とありました。この『田場泉井(ガー)』の歌碑を見たあとで、再度、下の方へと戻りました。
田場ガー |
ただ、こちらの池も、先程の池と同様に内部に雑草が茂っており、水は確認出来ませんでしたね。。。
こちらも内部に雑草が茂っておりました。。。 |
田場ガーの香炉 |
「カー拝み」を邪魔しないように、離れた場所で待機し、拝みは20分ほどで終わったので、再度、残りの撮影を再開し、あと数枚撮った後で、次の史跡へと移動しました。
今回、こちらの『田場ガー』をいろいろ調べていくと、この字田場の一帯にもいくつかの史跡が点在しているらしいので、また、散策に訪れてみたいですね。
それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
☆『田場ガー』☆
☆場所:〒904-2213
沖縄県うるま市田場
☆見 学:無料
☆駐車場:無し