先月(2月)中旬、南城市方面へ出かけた際、県道86号線のとある交差点で信号待ちをしてると、交差点の角に城跡の案内板を発見したんですよ😲
んで、ちょこっと立ち寄ろうかと思ったんですが、その日は、ちょっと別の目的地へ向かう途中で、あまり時間も無かったんで、翌日、改めてその城跡へ行ってきました💨
※北中城村にも同じ名称のグスク跡があるんですが、今回は南城市大里大城のグスク跡です。
沖縄県南城市大里大城にある
『大城城跡(うふぐすくじょうあと)』☆
屋敷跡を囲うような形で拝所が並んで設置されてました。 |
北側から見た『大城城跡』遠景 |
表道から入って約570mほどの距離にある『大城城跡』入口 |
Uターンポイントに案内板が設置されています。 |
※最初に左折した十字路から、案内板が所々に設置されているので、すぐ分かると思います。
上の写真にあるUターンポイントから道なりに上がっていったところの突き当り、右折すると城跡入口です。 |
T字路を右折してきた突き当り。城跡入口には説明板が2つ設置されています。 |
城跡入口には2つの説明板が設置されていたので、まずはそちらを読んでみることに。。。
大城城跡の説明(右)と城跡内の拝所の説明(左)。 |
≪大城城跡≫
≪大城城跡は、標高約130メートルを最長部とする琉球石灰岩の丘陵上に形成されている。四方は急峻な崖状になっており自然の地形を巧みに取り込んで作られている別称『ウフグシクグスク』とも呼ばれる古城の一つである。
説明板から城跡内の広場を見たところ。屋敷跡の石と並べられた拝所群が見えます。 |
場内には平らな面が広がり、南側に城門を開き、本丸と二の郭から築かれている。
城壁は崖状に沿って野面の石積みで取り囲んでいる。
広場を囲うようにして遊歩道があり、遊歩道に沿って拝所が並べて配置されています。 |
おおよそ14世紀から16世紀までの資料となっている。
平成4年3月25日 大里村教育委員会≫
・・・とありました。平成4年は、まだ『南城市』に統合される前なので、『大里村』となっていますね。
また、もう1つの説明板は城跡内の『拝所』の説明なので、後でまたご紹介致します。
説明を読み終えた後で、まずは並べて配置された拝所群と屋敷跡がある広場内を見学。。。
広場を囲うようにして遊歩道があり、そこに拝所が並べて配置されていました。
城跡入口側の遊歩道から右回りに見ていきました。 |
遊歩道中間地点 |
遊歩道最終地点。一番左橋の石碑だけ文字が消えかかってて判読出来ませんでした。。。 |
最後の石碑だけ文字が消えてしまってました。もしかして『西銘』かな・・? |
ちなみに、この屋敷跡は、正殿跡みたいですよ
ただ、いくつか残っている礎石の中で、中央に位置する場所の礎石だけ、鎖で囲われていましたね。
広場の中央に残された正殿跡 |
この礎石だけが囲われていたんですが、こちらは『ノロの踏石』みたいです。 |
・・・と、ここで、先程の「もう1つ」の説明板を、実際に見て回った拝所と一緒にご紹介しましょうね。
≪大城城跡内の拝所(上の六ヶ所(ろっかじゅーが))≫
≪大城城跡にある拝所をまとめて、上の(いーぬ)六ヶ所(ろっかじゅーが)と呼んでいます。①ウフイービ・・・最も重要な御嶽とされ、祈願も最初に行われます。大城按司が家臣を集めて諸々の伝達を行った場所だといわれています。≫
・・・とありました。
ウフイービ |
正面に香炉が3基並べて置かれていて、また左の側面にも石積みがあり、そちらも拝所っぽかったですね。 |
『ウフイービ』の左側面にあった石積み。 |
・・・とあり、こちらの拝所は、城跡内の東南側の森の中にありました。
説明の通り、『ミサマ』には、3基の香炉が置かれており、この3基とは別に『大城上之主 もと大城』と刻まれた一際大きな香炉も1基置かれてましたね。
ミサマ |
説明にあった『仲村渠家』・『上江洲家』・『上里家』の香炉 |
3基の香炉とは別に『大城上之主 もと大城』と刻まれた香炉も1基置かれてました。 |
・・・とありました。
『ユノーシ』は、『ミサマ』に向かう入口の右隣りに入口があり、そこから斜面を少し下りたところにありました。
ユノーシ |
上に大きな自然岩がありました。 |
『ユノーシ』に向かって左側には枯葉に埋もれた香炉が2基ありました。 |
・・・とありました。
『ミヒヌカン』は、説明板が設置されている場所の後方の森の中にありました。
ミヒヌカン |
『ミヒヌカン』のすぐ前にも石が数個置かれており、線香が置かれてました。 |
・・・とありました。
『シチャヌハラ』は、説明板の分布図によると、広場から『ウフイービ』に向かう入口を横切った先になっています。
んで、そこに行ってみると、そこは崖になっていて、木々の合間から眼下に原っぱが見えました。
シチャヌハラ |
・・・とあり、配置図が示す場所に向かおうとしたんですが、その場所に通ずるであろう道は草木が生い茂っていて、それ以上先へ進むのは難しかったんで、こちらは断念しました(泣)
『アカバンターへの御通し』へ通ずる道だと思うんですが、草木が生い茂っていたので断念しました(泣) |
南城市教育委員会 平成27年3月設置≫・・・とあったので、ワタクシもこの順路で見学致しました。
『大城城跡』の説明板にあった配置図。 |
・・・と、今回も少し長くなってしまったので、この続きは、また別の回にご紹介しますね。
それでは、この辺で。。。でわでわ☆★☆
☆『大城城跡』☆
☆場所:〒901-1203
沖縄県南城市大里大城951
☆見 学:無料
☆駐車場:あり