那覇市・末吉公園の森に点在する拝所とホタル鑑賞が楽しめる橋☆|沖縄放浪日記

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2016年11月13日日曜日

那覇市・末吉公園の森に点在する拝所とホタル鑑賞が楽しめる橋☆

ハイサぁ~イ☆

以前、那覇市首里末吉町の末吉公園内に点在する拝所や史跡『末吉宮』、そしてその後方にある聖域『子ぬ方』などを3回に分けてご紹介してきましたが、今回も、その続きです(笑)

沖縄県那覇市首里末吉町の末吉公園にある

点在する拝所と『滝見橋』

滝見橋
末吉公園の東側に位置する『滝見橋』
以前、お話したように、末吉公園の後方、那覇市首里大名町側にある『子ぬ方(にぬふぁ)』を見学した後、その日はそのまま帰宅し、後日改めて訪れたんですよ。

んで、前回クルマを駐車した末吉町側の駐車場ではなく、今回は、那覇市首里儀保町側の駐車場にクルマを停め、そこから遊歩道を歩いて見学を開始致しました。
末吉公園の儀保町側の入口の写真
末吉公園・那覇市首里儀保町側の入口。この奥にもう一つの駐車場があります。
儀保町側の駐車場にクルマを停め、さらに奥へと続く遊歩道を進みます。

緩やかな下り坂をしばらく歩いていくと・・・

遊歩道の先に橋が見えてきました♪
遊歩道から見た滝見橋の写真
遊歩道から見た『滝見橋』。
う~ん・・・公園西側にあるもう一つの橋『花見橋』よりも全長は長いような気がするんですけど、幅は思っていたよりもちょっと狭いですね。。。

・・・ですが、こちらの方が造りが凝っていて、立派なように思えます(笑)
滝見橋の写真
橋を渡って反対側から見た『滝見橋』。
この『滝見橋』は、周辺が鬱蒼とした森に覆われており、ホタルを観ることができる観察スポットとして知られているんだそうですよ。

日本国内には、約50種類以上のホタルがいるそうなんですが、その約半分ほどが沖縄にいるんだそうです‼
安謝川上流の写真
橋の上から『安謝川』の上流側を見たところ。
滝見橋の上から見た安謝川の下流の写真
橋の上から『安謝川』の下流側を見たところ。
また、ホタルの種類によって観察する時期が変わるようなんですが、概ね3月~11月頃くらいまで観察することができるみたいですよ♪
滝見橋横にある階段の写真
橋の横から川に近づくことができます。
安謝川の小さな滝の写真
訪れた時は、水量がかなり少なく、こんな感じでした(泣)
この『滝見橋』のすぐ隣にはビオトープがあります。

このビオトープ周辺も、ホタルの観察ポイントになっているみたいですね。
ビオトープの写真
『滝見橋』のすぐ隣にあったビオトープ。
オススメの観察時間帯は、午後7時半~8時過ぎくらいとのことなんですけど、夏の夜の森はハブが出る恐れがあるので、くれぐれも気を付けてくださいね。。。

・・・と、ここまで『滝見橋』を見学した後、さらに遊歩道を進み、再び『末吉宮』まで行きました。
末吉宮の写真
再び訪れた『末吉宮』
『末吉宮』の下にあるトンネルをくぐり抜け、左へ進むと『子ぬ方』へ行くことができるんですが、今回はその反対側に伸びる小道へと進みました。
末吉宮横の参道の写真
『末吉宮』から東南側へと延びる小道
小道を進んで行くと、道が左右二手に分かれており、まずは左側の小道へと進みました。すると・・・

岩壁の麓に、香炉が1基と石板が設置された拝所となるカー(井泉)がありました。
子の方御水の写真
子の方御水(にのふわうびい)
こちらは『子の方御水(にのふわうびい)』と呼ばれるカー(井泉)なんだそうです。

石碑にある説明文によると・・・
≪東方の宇天軸みるく御水につなぐ水神で 子の方軸の岩下の泉ゆえ、その名が伝う
昭和五十七年三月吉日≫
・・・と記されていました。

現在も、綺麗な水を湛えており、チョロチョロと流れ出ていました。
子の方御水の写真
現在も綺麗な水を湛えていました。
また、『子の方御水』からさらに右側へと小道が続いていたので、ちょこっと覗いてみると・・・

こちらにも拝所らしき場所がありました。
拝所の写真
『子の方御水』からさらに右奥にあった拝所らしき場所。
・・・と、ここまで見学させて頂いた後、一旦、先程の分岐点に戻り、今度は右下へと延びる小道へと進みました。

ここ最近草刈り・清掃が行われたらしく、思いのほか綺麗な状態だったので、意外と歩きやすかったですね。

小道をしばらく下っていくと、小道沿いの一角に木々に囲われた場所があり、その場所にも拝所がありました。
地鎮ぬ神・中軸ぬ神・地軸弥勒神・和合火ぬ神の拝所の写真
地鎮ぬ神・中軸ぬ神・地軸弥勒神、そして和合火ぬ神が祀られた拝所。
一番高い場所に設置された標柱には、『自然神 地鎮ぬ神・中軸ぬ神・地軸弥勒神』と刻まれており、その下には『御神歌(ごしんか)』が刻まれていました。

『御神歌』は、≪中軸ゆ立てゝ 地鎮明がらち 産子達やでかし 弥勒ゆがふ≫と刻まれていました。
※標柱が劣化しており、正確に判読できているかどうかわかりませんので、もし間違っていたら、すいませんm(_ _)m

また、拝所に向かって右側の中段にある標柱には『和合火ぬ神』と刻まれていました。

そして、左端の香炉には『村四鎮子方グサイ』と記されており、また、下段中央の香炉には『末吉町』と記されていました。

この拝所を後にして、さらに歩を進めていくと、石畳のある参道へと出ました。
末吉公園の参道の写真
石畳のある参道。この写真の反対側へ歩いていくと、『末吉宮』の参道入口にたどり着きます。
石畳道に出て、さらに東側へと進んで行くと、また、森の中へと続く小道を発見しました。

この小道を入っていくと・・・
末吉町四鎮 卯の方拝所の写真
森の中にあった『末吉町四鎮 卯の方拝所』
階段状になった拝所があり、その最長部に3基の香炉が置かれていました。

拝所に向かって、右側から『末吉町四鎮 卯の方拝所』、『御嶽火の神』、『地頭火の神』と記されていました。

この場所には、こちらの拝所だけだったので、再び石畳道へと戻りました。

進んで行くにつれ、石畳道には石畳がなくなっていき、さらに道幅もメッチャ狭くなります。

この先は、どうやら那覇市首里平良町に出る小道のようですね。

・・・なので、再び参道を戻りました。
末吉町の拝所の写真
参道から獣道らしき道の先にあった『末吉町』の拝所。
すると、崖下へと延びる、新しく設置されたであろう遊歩道の階段を発見しました。

この階段を降りていくと、ちょうど『滝見橋』から伸びる遊歩道と合流していましたね。

この日、メッチャ暑くて、この階段の入口でちょこっと一休み・・・すると、参道を挟んで道向かいの茂みの奥に獣道を発見‼

ちょこっと入っていくと、まず最初に現れたのは、上の『末吉町』と刻まれた拝所。

そして、右奥へと小道が続いていたので、さらに奥へ言ってみると・・・
末吉町の拝所とガマの写真
岩陰にあった拝所とガマ(洞穴)らしき場所
末吉町の拝所の写真
末吉町の拝所
末吉公園内にあったガマの写真
ガマ(自然洞穴)っぽい空間
岩陰に、石積みがあり、そこに『末吉町』と刻まれた香炉が置かれた拝所を発見しました。

そして、そちらに向かって右側には、薄暗く空間があり、どうやらガマ(自然洞穴)っぽかったですね。。。

この拝所とガマ(?)がある場所には、茂みが深いということもあって、近づくのは遠慮させて頂きました。。。
※もしかしたら、ハブが潜んでいる可能性がありましたしね。。。

ここも写真を撮らせて頂くと、すぐさま参道まで戻り、階段を降りず、そのまま石畳道を西向けに進みました。

『末吉宮』の参道入口を通過してすぐに、右側に石垣が現われます。

その中央付近に入口らしき場所があり、奥へと小道が続いていたので、最後にそちらへ行ってみることにしました。
石畳道と石垣の写真
参道沿いにあった石垣。
遍照寺(万寿寺)跡の入口の写真
石垣のちょうど真ん中にあった入口
石垣の中を入っていくと、開けた場所があり、その中央付近にコンクリート製のブロックが並べられており、そのすぐ後ろには霊石らしき石が置かれ、どうやら拝所となっているようでした。

また、そこから右側の茂みには、石柱が2枚立てられており、『一金百弗也』と大きな文字が刻まれており、その下の方には個人名らしき名前が刻まれていました。 
遍照寺(万寿寺)跡の敷地内にあった拝所の写真
敷地内には開けた場所がありました。
拝所の写真
中央付近にあった拝所
標柱の写真
茂みの中にあった2枚の標柱
参道沿いにあった石積みは、どうやら敷地を囲う石垣となっているようで、もしかすると、こちらは『末吉宮』の説明にあった「末吉の寺」と呼ばれる遍照寺(万寿寺)跡なのかもしれませんね。
※あくまでワタクシ個人の憶測なので、もし間違っていたら、すいませんm(_ _)m

・・・と、ここまで見学した後は、そのままクルマへと戻りました。

今回を含め、4回にわたって末吉公園内に点在する史跡をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

もし、沖縄の歴史・文化に興味がありましたら、こちらの『末吉公園』にも、ぜひ足を運んでみてくださいませ。
ハイビスカスの写真
公園内に咲いていたハイビスカス♪
また、その際には、『末吉宮』のある丘全体が聖域となっていますので、くれぐれもルールとマナーを守り、失礼のないように見学してください。

今回も、少し長くなってしまいましたが、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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☆『末吉公園』☆
 

☆場所:〒903-0801
      沖縄県那覇市首里末吉町1-3-1

☆問い合わせ:098-951-3239(公園管理課)

☆利用時間9:00~21:00(年中無休)

☆見 学:無料

☆駐車場:あり(2ヵ所あり)