以前、那覇市首里末吉町の末吉公園内に点在する拝所や史跡、『末吉宮』、そしてその後方にある聖域『子ぬ方』などを3回に分けてご紹介してきましたが、今回も、その続きです(笑)
沖縄県那覇市首里末吉町の末吉公園にある
点在する拝所と『滝見橋』
末吉公園の東側に位置する『滝見橋』 |
んで、前回クルマを駐車した末吉町側の駐車場ではなく、今回は、那覇市首里儀保町側の駐車場にクルマを停め、そこから遊歩道を歩いて見学を開始致しました。
末吉公園・那覇市首里儀保町側の入口。この奥にもう一つの駐車場があります。 |
緩やかな下り坂をしばらく歩いていくと・・・
遊歩道の先に橋が見えてきました♪
遊歩道から見た『滝見橋』。 |
・・・ですが、こちらの方が造りが凝っていて、立派なように思えます(笑)
橋を渡って反対側から見た『滝見橋』。 |
日本国内には、約50種類以上のホタルがいるそうなんですが、その約半分ほどが沖縄にいるんだそうです‼
橋の上から『安謝川』の上流側を見たところ。 |
橋の上から『安謝川』の下流側を見たところ。 |
橋の横から川に近づくことができます。 |
訪れた時は、水量がかなり少なく、こんな感じでした(泣) |
このビオトープ周辺も、ホタルの観察ポイントになっているみたいですね。
『滝見橋』のすぐ隣にあったビオトープ。 |
・・・と、ここまで『滝見橋』を見学した後、さらに遊歩道を進み、再び『末吉宮』まで行きました。
再び訪れた『末吉宮』 |
『末吉宮』から東南側へと延びる小道 |
岩壁の麓に、香炉が1基と石板が設置された拝所となるカー(井泉)がありました。
子の方御水(にのふわうびい) |
石碑にある説明文によると・・・
≪東方の宇天軸みるく御水につなぐ水神で 子の方軸の岩下の泉ゆえ、その名が伝う
昭和五十七年三月吉日≫
・・・と記されていました。現在も、綺麗な水を湛えており、チョロチョロと流れ出ていました。
現在も綺麗な水を湛えていました。 |
こちらにも拝所らしき場所がありました。
『子の方御水』からさらに右奥にあった拝所らしき場所。 |
ここ最近草刈り・清掃が行われたらしく、思いのほか綺麗な状態だったので、意外と歩きやすかったですね。
小道をしばらく下っていくと、小道沿いの一角に木々に囲われた場所があり、その場所にも拝所がありました。
地鎮ぬ神・中軸ぬ神・地軸弥勒神、そして和合火ぬ神が祀られた拝所。 |
『御神歌』は、≪中軸ゆ立てゝ 地鎮明がらち 産子達やでかし 弥勒ゆがふ≫と刻まれていました。
※標柱が劣化しており、正確に判読できているかどうかわかりませんので、もし間違っていたら、すいませんm(_ _)m
また、拝所に向かって右側の中段にある標柱には『和合火ぬ神』と刻まれていました。
そして、左端の香炉には『村四鎮子方グサイ』と記されており、また、下段中央の香炉には『末吉町』と記されていました。
この拝所を後にして、さらに歩を進めていくと、石畳のある参道へと出ました。
石畳のある参道。この写真の反対側へ歩いていくと、『末吉宮』の参道入口にたどり着きます。 |
この小道を入っていくと・・・
森の中にあった『末吉町四鎮 卯の方拝所』 |
拝所に向かって、右側から『末吉町四鎮 卯の方拝所』、『御嶽火の神』、『地頭火の神』と記されていました。
この場所には、こちらの拝所だけだったので、再び石畳道へと戻りました。
進んで行くにつれ、石畳道には石畳がなくなっていき、さらに道幅もメッチャ狭くなります。
この先は、どうやら那覇市首里平良町に出る小道のようですね。
・・・なので、再び参道を戻りました。
参道から獣道らしき道の先にあった『末吉町』の拝所。 |
この階段を降りていくと、ちょうど『滝見橋』から伸びる遊歩道と合流していましたね。
この日、メッチャ暑くて、この階段の入口でちょこっと一休み・・・すると、参道を挟んで道向かいの茂みの奥に獣道を発見‼
ちょこっと入っていくと、まず最初に現れたのは、上の『末吉町』と刻まれた拝所。
そして、右奥へと小道が続いていたので、さらに奥へ言ってみると・・・
岩陰にあった拝所とガマ(洞穴)らしき場所 |
末吉町の拝所 |
ガマ(自然洞穴)っぽい空間 |
そして、そちらに向かって右側には、薄暗く空間があり、どうやらガマ(自然洞穴)っぽかったですね。。。
この拝所とガマ(?)がある場所には、茂みが深いということもあって、近づくのは遠慮させて頂きました。。。
※もしかしたら、ハブが潜んでいる可能性がありましたしね。。。
ここも写真を撮らせて頂くと、すぐさま参道まで戻り、階段を降りず、そのまま石畳道を西向けに進みました。
『末吉宮』の参道入口を通過してすぐに、右側に石垣が現われます。
その中央付近に入口らしき場所があり、奥へと小道が続いていたので、最後にそちらへ行ってみることにしました。
参道沿いにあった石垣。 |
石垣のちょうど真ん中にあった入口 |
また、そこから右側の茂みには、石柱が2枚立てられており、『一金百弗也』と大きな文字が刻まれており、その下の方には個人名らしき名前が刻まれていました。
敷地内には開けた場所がありました。 |
中央付近にあった拝所 |
茂みの中にあった2枚の標柱 |
※あくまでワタクシ個人の憶測なので、もし間違っていたら、すいませんm(_ _)m
・・・と、ここまで見学した後は、そのままクルマへと戻りました。
今回を含め、4回にわたって末吉公園内に点在する史跡をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
もし、沖縄の歴史・文化に興味がありましたら、こちらの『末吉公園』にも、ぜひ足を運んでみてくださいませ。
公園内に咲いていたハイビスカス♪ |
今回も、少し長くなってしまいましたが、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
☆『末吉公園』☆
☆場所:〒903-0801
沖縄県那覇市首里末吉町1-3-1
☆問い合わせ:098-951-3239(公園管理課)
☆利用時間9:00~21:00(年中無休)
☆見 学:無料
☆駐車場:あり(2ヵ所あり)