今日(4日)の沖縄本島は、朝方から雷が発生しており、一日中愚図ついた天気となりました。。。
んで、明日(5日)の天気はとゆーと、いちおー降水確率は60%となっているんですが、正午以降は晴れる見込みのようですね。
ここ最近、天候が不安定な状態が続いてるので、もしかすると、急な雨や雷が発生するかもしれないので、明日も外出する際は、携帯用の傘を持っていた方がいいかもしれませんねぇ。。。
早く天候が安定して、いい天気になってくれないかなぁ。。。
さてさて☆
昨日(4日)は、夕方前くらいから少し時間が空いたので、以前から一度訪れてみたかった那覇市首里鳥堀町の史跡に行ってきました。
こちらは、かつての琉球王府時代に、国王が自ら訪れ、祭祀を行っていた重要な御嶽の一つなんだそうです。。。
沖縄県那覇市首里鳥堀町にある
『弁ヶ岳(弁ヶ嶽)』
『弁ヶ岳』内にある『大嶽』の石門 |
県道から入って、今度は、約140mほど進んだトコをまた右折し、すぐに道が二手に分かれていますので、左の道へと進みます。
そして、道なりに約130mほど進むと、道沿い右側に公園北側の入口があり、その先は小高い丘があるので、そこが『弁ヶ岳公園』となります。
『弁ヶ岳公園』東側にある園名が刻まれた大きな石。 |
こちらは、閑静な住宅街の奥にあり、ちょっと分かりにくい場所にあるので、こちらを訪れる方は、事前にGoogle Mapなどで入念に確認してから向かった方がいいと思います。
また、道が細い上に、意外と交通量もあるので、くれぐれも運転には十分注意してくださいね。
公園東側にある園名が刻まれた石がある場所から、公園西側へと続く道。この道は参詣道になっているようです。 |
この『弁ヶ岳』は、首里城の東方約1㎞に位置し、沖縄本島中南部では最も高い峰の一つで、峰全体がご神体とされているんだそうです。
東側の杜になっている大嶽(ウフタキ)の門がある場所に、『弁ヶ岳』の由来が記された石製の説明板が設置されていたので、引用させて頂きます。
≪弁ヶ嶽(べんがだけ)≫
≪1956(昭和31)年12月16日 沖縄県指定史跡≫
≪首里城の東方約1㎞にあり、海抜は165.7mで、沖縄本島中南部では、最も高い峰の一つです。そのため、かつては航海の目標ともなりました。一般に「ビンヌウタキ」と呼ばれ、峰全体がご神体とされ、1945(昭和20)年の沖縄戦で、この地において激戦が展開されるまでは、琉球松などの大木が茂っていました。
弁ヶ嶽は参詣道をはさんで、東側の小高い杜になっている方が大嶽(ウフタキ)、西側の低い方が小嶽(コタキ)となっており、『琉球国由来記』(1713年)によれば、大嶽の神名は「玉ノミウヂスデルカワノ御イベヅカサ」、小嶽は「天子(テダコ)」と記されています。
大嶽の門の中央に香炉が置かれてました。 |
また、沖縄戦で破壊消失した石門は、1519年に首里城歓会門前の園比屋武御嶽石門(ソノヒャンウタキ)石門とともに築かれたといわれ、その構造や工法も似ていました。
この石門は、1938(昭和13)年、国宝に指定されました。
現在のコンクリートづくりの門は、1954(昭和29)年にハワイの「うるま一心会」からの寄付金を得て、首里鳥堀町民の奉仕によってつくられたものです。
また、かつては石門の前に、拝殿(フェーディン)と呼ばれる建物がありました。≫
・・・と書かれていました。
Gマップなど、ネット上に登録されているのは『弁ヶ岳』と表記するのが一般的みたいなんですが、『弁ヶ嶽』とも表記するみたいですね。
この『大嶽』の石門の右側には、琉球王府時代に立てられた標柱があります。
『史跡 弁ヶ岳』と刻まれた標柱。 |
この『大嶽』の石門から右側へ進むと、開けた場所の一角に握りこぶし大くらいの大きさの石が3つ並べられ、その後方にも、香炉が3つ置かれた拝所があります。
『大嶽』の石門から右側にあった拝所。 |
ワタクシの調べ方が悪いのだと思いますが。。。(泣)
この拝所の後方から、『大嶽』の頂上へ向かうことができるんですが、周囲は草木が生い茂り覆われていて、人一人が通れるくらいの道幅しかありません。
『大嶽』の頂上へ続く小道の入口。 |
また、所々、水が流れたような跡があり、どうやら雨が降ったりするとここから下へと流れているようでした。
小道の途中から、頂上を見たところ。 |
ちなみに、この三角点は、『一等三角点』と呼ばれるものらしく、沖縄本島には8つしか設置されていないんだそうですよ。
『大嶽』の頂上。手前側が『三角点』、奥が拝所となっています。 |
頂上にあった『一等三角点』 |
『大嶽』頂上の拝所。香炉が2基ありました。 |
『大嶽』拝所のすぐ隣にあった『御先』と刻まれた拝所。 |
≪弁ヶ嶽≫の説明にもあったように、こちらは、沖縄本島中南部では最も高い峰の一つで、那覇市内では最高峰に位置する場所ということもあり、『首里城』をはじめ、那覇市一帯や慶良間諸島まで一望することができました。
『弁ヶ岳』頂上から見た西側を見たところ。 |
『首里城』と、海の向こう側には『慶良間諸島』まで見えました♪ |
ここまで見学した後は、一度、『大嶽』の石門まで戻り、今度は、石門の左側を見学しに向かいました。
『大嶽』石門のすぐ左側に、ひっそりとあった拝所。 |
そして、この拝所からさらに奥へ進んでいくと、石積みの上に香炉がズラッと並べられた拝所があり、その下の方には井戸跡のような拝所がありました。
香炉がズラリと並べられた拝所(右)と井戸跡(?)のような拝所(左) |
『大嶽』石門の左奥にあった拝所。 |
井戸跡(?)のような拝所。 |
んで、井戸跡(?)のような拝所の向かい側から、下の方へと延びる獣道があったので、そちらを下りていくと、公園の遊歩道となる石畳道に出て、左側に大きなカー(井泉)がありました。
井戸跡(?)のすぐ下の方にあったカー(井泉)。 |
このカーは、表道からすぐ見える場所にあるので、すぐに見つけられますね。
そして、このカーの向かい側から、さらに下の方へと石畳道が伸びており、そこを少し下ると、左側の奥に、コンクリート製のトーチカがあります。
下の方へと続く石畳道。写真右上の少し奥まった所にトーチカがあります。 |
沖縄戦の際に旧日本軍によって構築されたトーチカ。 |
出入口と思われる部分の上部には、今も弾痕が残っていました。 |
『弁ヶ岳公園』西側の入口。園名が刻まれた石柱の後方にある建物は、公園のトイレです。 |
『小嶽』とその周辺にある拝所までご紹介したいんですが、ちょっと話が長くなってしまいましたので、この続きは次回にしますね。
それでは、今回はこの辺で。。。でわでわ☆★☆
☆『弁ヶ岳公園』☆
☆場所:〒903-0805
沖縄県那覇市首里鳥堀町4-121
☆見 学:無料
☆駐車場:無し