ハイサ~イ☆
明日(4月29日)から、いよいよGWが始まりますね☆
5月2日と6日に休日がとれる方は、最大で10連休の大型連休になりますね(笑)
明日からの沖縄本島の週間天気予報を見てみると、5月1日(日曜日)までは、いい天気が続くみたいなんですが、2日(火曜日)から、少し崩れる見込みとのこと。。。
今年は、ちょっと天気が悪くなりそうなんですが、3日・4日の二日間は、ワタクシも本島北部のヤンバルへ遊びに行く予定です(笑)( ̄▽ ̄)b
まぁ、天気が回復してくれればいいんですが、少しくらい小雨が降る程度なら、全然問題ないので、今のところは決行予定でございます(^^♪
皆さまも、素敵なGWをお過ごしくださいませo(^-^)o
また、GW期間中、お仕事の方、ぜひお体に気を付けて、ガンバってくださいませm(_ _)m
さてさて☆
先週、豊見城市平良にある『せせらぎ公園』の滝を見た後、お隣の糸満市の字武富にあるグスクを見学しに向かいました。
こちらは、城塞としてではなく、集落の祭祀や葬祭を行う聖域として存在しているグスクなんだとか。。。
沖縄県糸満市武富にある
こちらは、まず豊見城市の県道7号線と那覇空港自動車道(無料区間)の豊見城ICがぶつかる交差点から、糸満市向けに進み、『ケンタッキーフライドチキン・イオン武富店』がある3つめの信号を左折します。
左折して、約180mほど進んだところにある角を、また左折して道なりに進んでいくと、突き当りの左角にあります。
冒頭でもお話したように、こちらのグスクは、城塞としてのグスクではなく、集落の聖域として存在するグスクなので、城壁や石垣などの遺構はないんですが、グスク内には多くの拝所や御墓などが点在しています。
この日、グスク入口に到着すると、道沿いを清掃していたおじいさんがいたので、声をかけて、グスク入口付近に駐車してもいいか尋ねると、「大丈夫ですよぉ~」との返答があったので、そちらに駐車しました。
その節は、誠にありがとうございましたm(_ _)m
クルマを停め、さっそくグスク入口から入ると、『神道(かみみち)』と呼ばれる小道があり、途中で分岐しています。
まずは、その奥に赤瓦屋根の立派な拝所が見えたので、そちらから見学することに。
こちらは、『国御火ヌ神(クニミヒヌカン)』(殿、柱グサイ)と呼ばれる拝所となっていました。
この拝所から、神道を分岐点まで戻り、今度は丘の奥へと続く神道を進みます。
すると、神道が分岐しており、真っ直ぐ進むと、開けた場所に出ます。
この広場には、『殿(トゥン)』と『大殿(ウフドゥン)』というグスク内の主要な拝所となっているんだそうです。
糸満市役所の公式HPにある『糸満市~那覇空港直行バス路線実証実験準備業務報告書』の『第2章 観光プログラム企画等』のページによると、5月6月には神人と各門中の代表が、こちらで儀式を行っているとのこと。
『殿』の東側にある『大殿』には、4基の香炉が置かれており、こちらは今帰仁へのウトゥーシするための拝所なんだそうです。
この広場から、先ほどの神道に戻り、今度は奥へと続く小道に進みました。
奥へ続く神道に入るとすぐ左側に、石灰岩を利用した御墓がありました。
御墓は、ガマを利用して作られているようでしたね。
ガマを塞いぐように置かれているブロックに、こちらに葬られている方の氏名らしき文字が刻まれていましたが、どうやら以前は上の方にもブロックがあったみたいで、文字が途切れていました。。。
こちらの御墓と、グスクとの関連は不明でした。
んで、この御墓の横側から奥へと続く獣道があったので、そちらに行ってみることにしました。
獣道を入って行くと、四方を石灰岩で囲まれた小さな広場らしき場所に出ます。
この広場の一角にある石灰岩の岩根にも、香炉が1基置かれており、こちらも拝所となっていました。
さらに、右奥には、反対側が見える穴が開いており、下の方は石垣が積まれ、そちらも拝所のようでしたね。
この穴の向こう側は、後程判明致します。
岩根にある拝所の横から、石灰岩を回り込むように獣道が続いていたので、そちらの方へと進みます。
すると、ちょうど広場の拝所後方にあたる場所に、香炉が1基置かれており、どうやらこちらも御墓となっているようです。
ガマ口に置かれた墓標のような石板には、文字が刻まれていたんですが、こちらも劣化が激しく、判読することは難しかったんですけど、判読できた文字の中に『神名 ニーブ(?)』とか『三代目』とありました。
この御墓から、また獣道が分岐しています。
御墓を横切って直進すると、コンクリートブロックが積み上げられ、墓穴をベニヤ板で塞ぎ、その前方に香炉が1基置かれた御墓があります。
こちらは、『イタジョー墓』と呼ばれる御墓なんだそうで、とても珍しく貴重な御墓とのこと。
昔、中国との交易で功績を遺した人物の御墓らしく、王府から御墓の建造を認められ、褒美としてもらった黒壇で墓口を塞いでいたみたいなんですが、黒壇が劣化してしまい、現在はベニヤ板で塞いでいるんだとか。。。
このコンクリートブロックが積み上げられた御墓の右側には、先程の広場にあった岩穴がありました。
と言うことは、広場側からこの岩穴を通して、こちらの御墓へウトゥーシをするための場所ということなのでしょうね。
んで、再び獣道に戻り、さらに森の中へと続く獣道を進んでいきます。
すると、突き当りに香炉の代わりにブロックが置かれた拝所がありました。
この拝所がある場所から、また獣道が分岐していました。。。
なので、まずは、左方向へと進んで行きました。
その獣道の終点は、平たく整備された場所になっており、その一角に、ブロックで塞がれた拝所がありました。
この場所から、さらに北方向に整備された道が続いており、そちらに行ってみると、大きな個人所有の御墓があって、グスクの外へと出ました。
・・・と、こちらまで見学した後、今来た道を再び戻りました。
そして、最後の分岐点から、今度は逆の藪の中に続く獣道に入って行くと・・・
岩の片隅に、コンクリートで塞がれた拝所のような場所があり、そこには『中南山』と刻まれていました。
『中南山』について、いろいろ調べてみたんですが、何も出てこず、由来などは全く分かりませんでした。。。
また、この『中南山』と書かれた拝所の向かい側には、『大城』と大きな文字が刻まれた墓標があり、その後方を石で塞いだ御墓がありました。
墓標には『一九六三年旧十月二十日 大城 長堂モチオリ 大城●金三代目 武富西=新屋元祖』と刻まれていました。
※●は判読出来なかった文字です。
・・・と、この一帯は、この御墓までで終わりだったみたいなので、冒頭でお話してた神道まで戻りました。
そして、神道をさらに奥へと進みました。
途中、左側に横道があったので、そちらに行ってみると、ガー(井泉)がありました。
現在も、水量は豊富なようで、水が溜まっており、水路からチョロチョロと流れてました。
そして、また神道に戻り、さらに奥へと進み、突き当りまで行くと、そこには・・・
『金萬御嶽・子方ヌ御嶽(カニマンウタキ・ニヌフアウタキ)』がありました。
先程の糸満市役所公式HPの報告書内にある『第2章 観光プログラム企画等』によると、こちらは、『カニマンウタキ』、または『カニハマウタキ』と呼ばれている拝所とのことで、ヘラや鍬の刃などの鉄の農具を作ったカニマンの神にちなんでその名がつけられているとのことです。
そして、この『カニマンウタキ』の右後方に小道があり、そちらにも行ってみると・・・
綺麗に整備された立派な拝所があり、4基の香炉が並べられていました。
ただ、こちらについては、またその詳細は不明でした。。。
・・・とここまで見学した後、そのままクルマへと戻りました。
この『武富グスク』は、地元では『だきどぅんグスク』と呼ばれているみたいで、出土物にはグスク式土器があるんだそうです。
『武富グスク』の南西側にある集落内にも、いくつかの拝所やカー(井泉)などが点在しているので、そちらも、また別の機会にご紹介できればと思います。
かなり長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。。。でわでわ☆★☆
☆店舗情報☆
☆場所:〒901-0311
沖縄県糸満市武富
☆入場料:無料
☆トイレ:なし
☆駐車場:なし
明日(4月29日)から、いよいよGWが始まりますね☆
5月2日と6日に休日がとれる方は、最大で10連休の大型連休になりますね(笑)
明日からの沖縄本島の週間天気予報を見てみると、5月1日(日曜日)までは、いい天気が続くみたいなんですが、2日(火曜日)から、少し崩れる見込みとのこと。。。
今年は、ちょっと天気が悪くなりそうなんですが、3日・4日の二日間は、ワタクシも本島北部のヤンバルへ遊びに行く予定です(笑)( ̄▽ ̄)b
まぁ、天気が回復してくれればいいんですが、少しくらい小雨が降る程度なら、全然問題ないので、今のところは決行予定でございます(^^♪
皆さまも、素敵なGWをお過ごしくださいませo(^-^)o
また、GW期間中、お仕事の方、ぜひお体に気を付けて、ガンバってくださいませm(_ _)m
さてさて☆
先週、豊見城市平良にある『せせらぎ公園』の滝を見た後、お隣の糸満市の字武富にあるグスクを見学しに向かいました。
こちらは、城塞としてではなく、集落の祭祀や葬祭を行う聖域として存在しているグスクなんだとか。。。
沖縄県糸満市武富にある
『武富グスク』
『武富グスク』の入口。丘の南側に位置しています。 |
左折して、約180mほど進んだところにある角を、また左折して道なりに進んでいくと、突き当りの左角にあります。
冒頭でもお話したように、こちらのグスクは、城塞としてのグスクではなく、集落の聖域として存在するグスクなので、城壁や石垣などの遺構はないんですが、グスク内には多くの拝所や御墓などが点在しています。
グスク入口を入ると、『神道(かみみち)』と呼ばれる小道があり、直進すると『国御火ヌ神(クニミヒヌカン)』があります。 |
その節は、誠にありがとうございましたm(_ _)m
クルマを停め、さっそくグスク入口から入ると、『神道(かみみち)』と呼ばれる小道があり、途中で分岐しています。
まずは、その奥に赤瓦屋根の立派な拝所が見えたので、そちらから見学することに。
こちらは、『国御火ヌ神(クニミヒヌカン)』(殿、柱グサイ)と呼ばれる拝所となっていました。
『国御火ヌ神(クニミヒヌカン)』(殿、柱グサイ) |
すると、神道が分岐しており、真っ直ぐ進むと、開けた場所に出ます。
分岐点から丘の上へと入ってきたところ。神道がまた分岐していました。 |
糸満市役所の公式HPにある『糸満市~那覇空港直行バス路線実証実験準備業務報告書』の『第2章 観光プログラム企画等』のページによると、5月6月には神人と各門中の代表が、こちらで儀式を行っているとのこと。
『殿』の東側にある『大殿』には、4基の香炉が置かれており、こちらは今帰仁へのウトゥーシするための拝所なんだそうです。
神道を上がってきたところにある広場。左側に『殿』、右奥に『大殿』があります。 |
殿(トゥン) |
大殿(ウフトゥン) |
奥へ続く神道に入るとすぐ左側に、石灰岩を利用した御墓がありました。
石灰岩を利用した御墓(右下)。 |
ガマを塞いぐように置かれているブロックに、こちらに葬られている方の氏名らしき文字が刻まれていましたが、どうやら以前は上の方にもブロックがあったみたいで、文字が途切れていました。。。
こちらの御墓と、グスクとの関連は不明でした。
んで、この御墓の横側から奥へと続く獣道があったので、そちらに行ってみることにしました。
神道沿いにあった御墓の横から奥へと続く小道。石灰岩を人工的に掘削して造られているみたいでした。 |
獣道を入ってきたところにあった広場。 |
さらに、右奥には、反対側が見える穴が開いており、下の方は石垣が積まれ、そちらも拝所のようでしたね。
この穴の向こう側は、後程判明致します。
岩根にある拝所。 |
広場東側にあった岩穴。下の部分は人工的に石垣が積まれていましたので、こちらも拝所だと思います。 |
獣道途中の岩根に香炉が1基置かれた御墓(?)がありました。 |
ガマ口に置かれた墓標のような石板には、文字が刻まれていたんですが、こちらも劣化が激しく、判読することは難しかったんですけど、判読できた文字の中に『神名 ニーブ(?)』とか『三代目』とありました。
この御墓から、また獣道が分岐しています。
御墓を横切って直進すると、コンクリートブロックが積み上げられ、墓穴をベニヤ板で塞ぎ、その前方に香炉が1基置かれた御墓があります。
こちらは、『イタジョー墓』と呼ばれる御墓なんだそうで、とても珍しく貴重な御墓とのこと。
昔、中国との交易で功績を遺した人物の御墓らしく、王府から御墓の建造を認められ、褒美としてもらった黒壇で墓口を塞いでいたみたいなんですが、黒壇が劣化してしまい、現在はベニヤ板で塞いでいるんだとか。。。
コンクリートブロックで積み上げられた御墓。 |
コンクリートブロックの御墓の右側にあった岩穴。 |
と言うことは、広場側からこの岩穴を通して、こちらの御墓へウトゥーシをするための場所ということなのでしょうね。
んで、再び獣道に戻り、さらに森の中へと続く獣道を進んでいきます。
獣道の分岐点にあった拝所。 |
この拝所がある場所から、また獣道が分岐していました。。。
なので、まずは、左方向へと進んで行きました。
コンクリートブロックで塞がれた拝所。 |
この場所から、さらに北方向に整備された道が続いており、そちらに行ってみると、大きな個人所有の御墓があって、グスクの外へと出ました。
整備された場所から外に出たところ。 |
グスク北東にあった出入り口。 |
そして、最後の分岐点から、今度は逆の藪の中に続く獣道に入って行くと・・・
『中南山』と刻まれた御墓。 |
『中南山』について、いろいろ調べてみたんですが、何も出てこず、由来などは全く分かりませんでした。。。
『中南山』と刻まれた拝所の向かい側にあった御墓。 |
墓標には『一九六三年旧十月二十日 大城 長堂モチオリ 大城●金三代目 武富西=新屋元祖』と刻まれていました。
※●は判読出来なかった文字です。
・・・と、この一帯は、この御墓までで終わりだったみたいなので、冒頭でお話してた神道まで戻りました。
そして、神道をさらに奥へと進みました。
さらに奥深くへと続く神道。 |
『中ヌカー』(七色ヌワク神)金萬グサイ |
そして、また神道に戻り、さらに奥へと進み、突き当りまで行くと、そこには・・・
金萬御嶽・子方ヌ御嶽 |
先程の糸満市役所公式HPの報告書内にある『第2章 観光プログラム企画等』によると、こちらは、『カニマンウタキ』、または『カニハマウタキ』と呼ばれている拝所とのことで、ヘラや鍬の刃などの鉄の農具を作ったカニマンの神にちなんでその名がつけられているとのことです。
そして、この『カニマンウタキ』の右後方に小道があり、そちらにも行ってみると・・・
4基の香炉が並べられた立派な拝所。 |
ただ、こちらについては、またその詳細は不明でした。。。
・・・とここまで見学した後、そのままクルマへと戻りました。
この『武富グスク』は、地元では『だきどぅんグスク』と呼ばれているみたいで、出土物にはグスク式土器があるんだそうです。
『武富グスク』の南西側にある集落内にも、いくつかの拝所やカー(井泉)などが点在しているので、そちらも、また別の機会にご紹介できればと思います。
かなり長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。。。でわでわ☆★☆
☆店舗情報☆
☆場所:〒901-0311
沖縄県糸満市武富
☆入場料:無料
☆トイレ:なし
☆駐車場:なし