◎土地改良事業の事前調査で発見された縄文時代の村落跡|沖縄放浪日記

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2015年6月14日日曜日

◎土地改良事業の事前調査で発見された縄文時代の村落跡

ど~もぉ~♪

沖縄は、梅雨明けしてから、ずーっと快晴ですねぇ~♪(≧▽≦)ノ☆

日差しは、いつもながら強烈ですけど、風があるお陰で、まぁまぁ過ごしやすいではありますね(^_-)-☆

梅雨の間は、ほとんど『飲食店』のお話が続いちゃいましたが、今回は超ぉ~久しぶりに史跡のお話です(笑)ヽ(^。^)ノ

雨が降ったり、一日中曇りの天気だったりと、なかなかドライブに行けず終いでしたが、久々に行ってきました♪

沖縄県うるま市与那城の伊計島にある
『イチの里 仲原遺跡(なかばるいせき)
イチの里 仲原遺跡
こちらはまず、うるま市の沖縄本島から平安座島へ延びる県道10号線(海中道路)を直進し、平安座島・宮城島を経て伊計島に渡ります。

伊計島に渡って、『伊計ビーチ』を通過していくと、案内板がありますので、案内板に従って進むと見えてきます( ̄▽ ̄)ノ☆
近隣には目印になるような建物などが無いので、ちょっと説明が難しく、雑になってしまい申し訳ございませんヽ(^。^;

こちらに到着したのは、夕方6時くらい。。。

出入り口付近にクルマを停め、さっそく見学開始♪
復元された竪穴式住居
こちらの遺跡は、1986年に国指定史跡になったんだそうです。

縄文時代後期(約2500年前~2100年前)から弥生時代前期にかけての村落跡だそうで、沖縄県内では最大規模の竪穴式住居跡です。
第18号復元住居
四辺に石灰岩の縁石があって、柱は屋外に数本。炉はありません。
この住居は、屋根組の屋外観察と構造を見学できるように、カヤを葺いてないそうです。
この『仲原遺跡』は、土地改良事業の事前発掘調査で、1978年に沖縄大学の沖縄学生文化協会により発見されたんだそうです。

発掘調査・研究が進むにつれ、村落の規模や建物の造りなど、当時の様子が明らかになり、歴史的発見として、その当時はとても話題になったみたいです。
第15号復元住居
こちらは、大型の建物です。
柱は、屋内に2本あり、建て替えのある住居なんだそうです。
二基の竪穴が重なっていて、上位の建物の炉は方形石組み、下位の炉は円形石組になっています。
この大型の建物は、母屋と考えられているみたいですよ。
この『仲原遺跡』の住居は、地表面を掘り下げ、住居の壁は琉球石灰岩を使用して石垣を積み上げ、その上に屋根を葺いた構造となっています。

住居の高さが低いのは、この島がとても平坦な地形なので、海からの強い潮風や台風などからの影響を受けにくくするためだと考えられているそうですよ。
第2b号復元住居
第2b号復元住居の中の様子
こちらの竪穴内からは、埋葬された成人女性の人骨が発見されたそうです。
廃屋墓で、鯨の背骨や骨針が副葬されていたんだそうです。
また、遺跡の周囲には、海からの強風や台風などから村落を守るように、森林が配置されています。

当時は、もっとたくさんの自然林で囲まれてたのでは・・・?と考えられているみたいですよ。
ムラの北東側にある第11号復元住居から見た村落
『仲原遺跡』を復元整備するにあたり、遺構を保護するため、全体に厚さ70cmほどの盛土を施し、また、復元された建物は、地下にある遺構の位置や形を再現してるんだそうです。

崩れた建物部分については、県内の建築士や民俗学などを参考にして忠実に再現したとの事。

さらに、村落の周辺には、伊計島に自生してるアダンなどの植物を選定して、自然林となるように植樹したみたいです。

学術上たいへん価値の高い、この『仲原遺跡』で、縄文時代当時の生活や文化に想いを馳せつつ、ゆっくり見学してみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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☆『イチの里 仲原遺跡(なかばるいせき)』☆

☆場所:沖縄県うるま市与那城伊計1972番地

☆時間:自由見学

☆入場料無料

☆トイレ無し

☆駐車場無し