◎嘉数高台公園内にある火伏や厄払いの守り神とされる石獅子とその近隣にある拝所☆|沖縄放浪日記

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2016年4月21日木曜日

◎嘉数高台公園内にある火伏や厄払いの守り神とされる石獅子とその近隣にある拝所☆

ハイサ~イ☆

今日(21日)の沖縄本島は、薄い雲に覆われていたものの、丸一日なかなかいい天気となりました☆

んで、明日(22日)の予報は、降水確率が50%となっており、日中は愚図ついた天気となる見込みみ。。。

しかし、夕方くらいからは次第に回復し、夜から明後日(23日)にかけては概ね晴れる予想となってますヽ(^。^)☆

24日(日曜日)は、現在のところ『曇り時々雨』なっているんですが、前日の土曜日はいい天気となりそうなので、土曜日はどこかお出かけして、日曜日は自宅に引きこもって、ゆっくり過ごすとしましょうかね(笑)( ̄▽ ̄)ノ☆

さてさて☆

今週火曜日(19日)は、一日中いい天気だったこともあり、午後から時間を作って、宜野湾市の有名な公園に行ってきました☆

こちらは、沖縄戦の際、後に『嘉数高地の戦い』と呼ばれる熾烈を極めた戦闘が繰り広げられことで有名な場所で、園内には、拝所や慰霊塔、旧日本軍が構築した壕やトーチカなどが保存されています。

以前、当ブログでもご紹介したことがあったんですが、その際に、ご紹介できなかった部分があったので、今回、ご紹介させて頂きますね☆

沖縄県宜野湾市嘉数の嘉数高台公園内にある
『嘉数護獅子』
公園内の西側にひっそりと佇む『嘉数護獅子』
『嘉数高台公園』は、まず宜野湾市の県道34号線241号線が交差する『真栄原』交差点から、県道241号線浦添市向けに進み、二つめの信号を右折します。

県道241号線から右折して、約400mほど進んだところにある信号を、また右折し、約160mほど進むと右側にあります。
浦添市の国道330号線からもアクセスできますよ☆
『嘉数高台公園』の表側入口☆
以前、当ブログでご紹介した際は、同公園内の高台にある拝所や慰霊塔、そして旧日本軍が造った壕やトーチカ、さらに展望台などでしたが、公園西側にある石獅子や拝所などをご紹介しそびれていました。。。
※過去にご紹介した『嘉数高台公園』の記事はこちらから⇒2014年11月23日掲載『沖縄の戦跡めぐり☆』

なので、今回、天気も良かったので、撮影してきたとゆーわけなんですよ(笑)( ̄▽ ̄)ノ☆

今回ご紹介する石獅子がある場所は、公園の西側の遊歩道沿いなので、公園駐車場にクルマを停め、遊歩道を西側に向かって歩いていきます。

駐車場から、2、3分くらいゆっくり歩いていくと、遊歩道が分岐してる場所に差し掛かるんですが、石獅子は、この分岐点の角の一段高くなった場所にひっそりと鎮座しています。
遊歩道の分岐点から見た『嘉数護獅子』
この石獅子は、『嘉数護獅子』という名称で、いつ頃造られたのかは不明らしいんですが、昔からここ嘉数区の人々のヒーゲーシ(火伏)や厄払いの守り神として祀られているんだそうです。

また、先程お話したように、この嘉数高台公園は、先の沖縄戦で熾烈を極めた戦場でもあったので、その際、この護獅子は破壊されてしまったんだそうです。。。
真横から見た『嘉数護獅子』
しかし戦後、嘉数区の人々が、破片を集め、足りない部分はコンクリートで補い、護獅子を建て直したとのこと。。。

護獅子は、大小合わせて二体鎮座しています。
『嘉数護獅子』
大きい方の護獅子の後方には、区民の思いが込められた歌碑が立てられています。
大きい方の『嘉数護獅子』後方に立てられている歌碑。
そして、標柱を挟んで、隣には小さな護獅子が鎮座しているんですが、その前方にも、琉歌が刻まれた石板が設置されています。
小さい方の『嘉数護獅子』
≪戦場に成たる 嘉数高台や 形や失しなてん 砂汰や残くち 襌 應≫

『戦場になってしまった嘉数高台は、元の形を失ってしまったが、ここで起こった出来事は残しているよ』という感じの意味ですかね。。。
入ってきたところの反対側から見た大きい方の『嘉数護獅子』と標柱。
『嘉数護獅子』は、現在の浦添市内にある『浦添ようどれ』の方に向けられて建てられています。

なんでも、『浦添ようどれ』が風水上の観点から、あまり良くないとされているからなんだそうですよ。


『嘉数護獅子』は、区の人々によって補修され、現在も嘉数区の守り神として、区の安全を見守り続けているんですね。

『嘉数護獅子』を見学した後、ここから高台の上の方に向かって少し進んだところに、左に上がる階段があったんですが、その先は墓地となっていました。

しかし、階段を上がりきってすぐ右側には、小さなお地蔵様が立てられていました。
弥勒無縁力地蔵尊
後日、『嘉数護獅子』を調べていた際、偶然見かけたブログに掲載されている写真では、お地蔵様は台座の上に立っていたようですが、ワタクシが訪れた時は、お地蔵様と台座が分離してました。。。

たぶん、台風などの災害で倒れてしまったのを、偶然通りかかった方が見つけて、立て直したんでしょうね。

お地蔵様は、こちらの他に、公園の自転車やバイクの駐輪場の奥にも立てられています。
駐輪場に立てられているお地蔵様。
ネットでいろいろ調べたんですけど、なぜこの二体のお地蔵様が、どのような意味があって、その場所に立てられているのかは分かりませんでしたね。。。

・・・と、ここまで公園内を見学した後、公園西側の少し離れた場所に向かいました。

そこには、『ヒヌカン(火の神)』が祀られた拝所が2つあります。
公園西側にある拝所。
上の写真奥にある拝所は、『火の神 末吉門中』と刻まれており、『ヒヌカン』を祀っているのがわかったんですが、手前側の拝所は、全く分かりませんでした。

『嘉数高台公園』は、沖縄戦の際の激戦地として、とても有名な公園なんですが、実は、こちらは『嘉数ウィーグスク』というグスク跡でもあるんです。

また、文献には『嘉数杜(モリ)グスク』と記述されているらしいですよ。
火の神 末吉門中
もう一つの拝所
高台にある展望台の隣に、『イーヌヤマウタキ』という拝所があり、そこはグスクの主要な拝所だったのではと考えられているんだそうです。

なので、もしかすると、先程のもう一つの拝所は、このグスクに関係がある拝所なのかもしれませんね。
以前撮影した高台にある『イーヌヤマウタキ』
戦前~戦時中までは、城壁なども残っていたらしいんですけど、沖縄戦の『嘉数高地の戦い』は、地形が変わる程の凄まじい戦闘だったとのことですから、その際に、跡形も無く破壊されてしまったんだとか。。。

もし、『嘉数ウィーグスク』の資料などがあれば、ぜひ一度拝見してみたいですね。
今度『宜野湾博物館』にでも行ってみようかなw

・・・と、『嘉数高台公園』内をここまで見学した後、今度は公園周辺にある史跡・戦跡を見学しに向かいました。

その時の史跡・戦跡は、また別の機会にご紹介しますね。

それでは、今回はこの辺で。。。でわでわ☆★☆


最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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☆『嘉数護獅子と拝所(嘉数高台公園)』☆


☆場所:〒901-2226
      沖縄県宜野湾市嘉数1丁目22-9

☆入場料:無料

☆トイレ:あり

☆展望台・遊具:あり

☆駐車場:あり