前々回にご紹介したうるま市に属する浜比嘉島の浜区内にある『東の御嶽(シヌグ堂)』を見学した後、次に向かったのは、同区の南東側にある丘陵上に位置するグスク跡です。
沖縄県うるま市勝連の『浜比嘉島』にある
『浜グスク』☆
グスク西側の『浜公園』内にひっそりと佇む2基の慰霊塔。 |
そして、また最初に差し掛かる左側の路地を左折して約100mほど進んで行くと、小さな十字路に差し掛かるんですが、この十字路の斜め左方向にある丘陵一帯がグスク跡となります。
浜集落北側にある浜漁港から見た『浜グスク』遠景。 |
(参考資料:『浜比嘉島の遺跡』④浜グスク)
グスク域西側斜面の一画は、現在『浜公園』として整備されています。
『浜グスク』がある丘の西側斜面にある『浜公園』。公園と手前の道路の間には畑があります。 |
『浜公園』入口。 |
『浜公園』入口。 |
『浜公園』内に設置されていた遊具類。 |
斜面のさらに上へと伸びる階段。右側は公園入口から入ってきた小道。 |
遊歩道沿いに建立された慰霊碑(左)とカーミット・シェリー大佐の記念碑(右奥)。 |
『浜公園』に建立されていた浜集落の慰霊碑。 |
また、慰霊碑の左後方まで草刈り清掃が行われており、その奥にある巨岩の根元に"ガマ(洞穴)"らしきものが見えました。
『慰霊碑』の左後方にある巨岩の根元に"ガマ(洞穴)"らしきものが見えました。 |
在日米海兵隊の公式HPによると、シェリー大佐は1967年3月から1968年6月まで第三海兵役務支援郡(現在の第三海兵兵站群)の司令官を務めていたんだそうで、任期中に大佐と大佐の部下達は、浜比嘉島に教会や学校、民家、貯水池などのインフラ整備を行なったんだそうです。
(参考⇒在日米海兵隊公式HP http://www.okinawa.usmc.mil/news/110712-cleanup.html)
カーミット・シェリー大佐の記念碑。 |
その当時建設された貯水池は、現在も使用されているとことで、島の農業に灌漑を供給しているんだそうですよ。
キラキラと輝く『カーミット・シェリー記念碑』。 |
(参考⇒在日米海兵隊公式HP http://www.kanji.okinawa.usmc.mil/news/150624-hama.html)
浜比嘉島では、毎年6月23日の慰霊の日には慰霊祭が行われ、もちろんその際にはカーミット・シェリー大佐も含まれているのだそうです。
この浜区の慰霊碑とカーミット・シェリー大佐の記念碑を通過してさらに奥へ進んでいくと、公園のトイレと休憩所があります。
二基の石碑からさらに奥へ進んできたところ。 |
トイレと休憩所がある場所から階段がさらに上へと伸びています。 |
遊歩道の頂上付近。椅子とテーブルが設置されており"展望台"となっているようでした。 |
"展望台"から伸びる遊歩道。奥にコンクリート製の滑り台が見えます。 |
展望台から見た浜集落。木々が生い茂っていてここからしか眺望出来ませんでした(泣) |
グスク域の西側から北側へ道路が伸びているんですが、この道は比嘉区と繋がっているんだそうです。
んで、この道をゆっくり散策していくと、『浜公園』の北側に位置する場所に一ヵ所だけ森の中へ入っていけそうな場所を発見しました。
浜区と比嘉区を結ぶ道路沿いにあった森の入口。 |
道路から森の中へ入って来たところ。 |
森の中にあった広場。 |
広場に上がると、東側から南側一帯は森になっており、そこから先には"道"らしきものはなかったですね。
んで、広場西側には大きな琉球石灰岩があり、その中腹辺りに窪みがあって、その中には厨子らしき器が数基納められているのが見えました。
広場南側の様子。木々が生い茂っていて、進入路などは見当たりませんでした。 |
広場西側にあった琉球石灰岩。 |
琉球石灰岩の中に収められていた数基の厨子。 |
また、今でも"拝み"に訪れる方がいるようで、厨子の前にはお酒らしきものが置かれていました。
石灰岩の根元にあった"拝所"らしき場所。 |
また、北側崖部分には野面積みの石垣があり、南東の崖の中腹には古墓があるんだとか。
しかし、保存状態が悪く、石積みのほとんどが崩壊してしまっているのだそうです。。。
この日は、これらの情報を把握していなかったためグスク域北側へは行かず、上の写真にある"古墓"まで見学した後は、そのままクルマに戻り、次の目的地へと移動しました。
今回は、少し長くなってしまったので、この辺で終わりにし、この続きはまた別の回にご紹介しますね。
それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
最後まで読んで下さいまして、誠にありがとうございますm(_ _)m
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☆『浜グスク』☆
☆場所:〒904-2315
沖縄県うるま市勝連浜(浜比嘉島)
☆見 学:無料
☆駐車場:無し(『浜漁港緑地公園』に駐車可能)
※訪れる際は、くれぐれもマナーを守って、他の来訪者や地元の方々に迷惑をかけないよう、十分気を付けてくださいね。