うるま市に属する浜比嘉島の浜集落南東にある丘陵上に位置するグスク跡☆|沖縄放浪日記

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2017年10月28日土曜日

うるま市に属する浜比嘉島の浜集落南東にある丘陵上に位置するグスク跡☆

ハイサぁ~イ⭐

前々回にご紹介したうるま市に属する浜比嘉島の浜区内にある『東の御嶽(シヌグ堂)』を見学した後、次に向かったのは、同区の南東側にある丘陵上に位置するグスク跡です。

沖縄県うるま市勝連の『浜比嘉島』にある

『浜グスク』

浜グスクの写真
グスク西側の『浜公園』内にひっそりと佇む2基の慰霊塔。
こちらは、まず前々回にご紹介した『東の御嶽』の神道の入口前から浜集落向けに進み、約70mほどの距離左側にある路地へ左折し、道なりに進んでいきます。

そして、また最初に差し掛かる左側の路地を左折して約100mほど進んで行くと、小さな十字路に差し掛かるんですが、この十字路の斜め左方向にある丘陵一帯がグスク跡となります。
浜グスクの写真
浜集落北側にある浜漁港から見た『浜グスク』遠景。
資料によると、『浜グスク』は『イリグスク』とも呼ばれ、浜区の南東側の標高約60mの丘陵上の先端部に位置しており、南東両側の一角に野面積みの石垣が確認されているそうなんですが、保存状態は極めて悪いとのことです。。。
(参考資料:『浜比嘉島の遺跡』④浜グスク)

グスク域西側斜面の一画は、現在『浜公園』として整備されています。
浜グスクの写真
『浜グスク』がある丘の西側斜面にある『浜公園』。公園と手前の道路の間には畑があります。
浜グスク(浜公園)の写真
『浜公園』入口。
道路沿いには『浜公園』の看板が設置されており、そこから園内へと向かうことが出来ます。
浜グスク(浜公園)の写真
『浜公園』入口。
『浜公園』の看板入口から中へ入っていくと、その先にブランコが設置された場所に差し掛かり、その奥にはコンクリート製の大きな滑り台があります。
浜グスク(浜公園)の写真
『浜公園』内に設置されていた遊具類。
そして、この滑り台のある場所からさらに斜面の上へと伸びる階段があるので、そちらへ歩を進めると・・・
浜グスク(浜公園)の写真
斜面のさらに上へと伸びる階段。右側は公園入口から入ってきた小道。
遊歩道沿いに二基の灯籠が立てられた慰霊碑と浜比嘉島のインフラ整備などを行い貢献したカーミット・シェリー大佐の記念碑が建立されていました。
浜グスク(浜公園)の写真
遊歩道沿いに建立された慰霊碑(左)とカーミット・シェリー大佐の記念碑(右奥)。
まず、手前側に建立されていた慰霊碑は、沖縄戦で亡くなられた浜集落の島民が祀られており、台座部分には名前が刻まれています。
浜グスク(浜公園)の写真
『浜公園』に建立されていた浜集落の慰霊碑。
定期的に清掃が行われているらしく、慰霊碑の周辺一帯は、落ち葉こそ少し積もってはいたものの、比較的綺麗な状態が保たれていましたね。

また、慰霊碑の左後方まで草刈り清掃が行われており、その奥にある巨岩の根元に"ガマ(洞穴)"らしきものが見えました。
浜グスク(浜公園)の写真
『慰霊碑』の左後方にある巨岩の根元に"ガマ(洞穴)"らしきものが見えました。
そして慰霊碑のすぐ右側には、島に多大なる影響を与えた『カーミット・シェリー大佐記念碑』が建立されています。

在日米海兵隊の公式HPによると、シェリー大佐は1967年3月から1968年6月まで第三海兵役務支援郡(現在の第三海兵兵站群)の司令官を務めていたんだそうで、任期中に大佐と大佐の部下達は、浜比嘉島に教会や学校、民家、貯水池などのインフラ整備を行なったんだそうです。
(参考⇒在日米海兵隊公式HP http://www.okinawa.usmc.mil/news/110712-cleanup.html)
カーミット・シェリー大佐の記念碑。
現在は『浜比嘉大橋』が架けられていて、いつでも気軽に浜比嘉島へ渡ることが出来ますが、当時は"橋"がなかったため、島民はもとより海兵隊員たちも船を使用して、毎週土曜日、食料や物資を運んだんだそうです。

その当時建設された貯水池は、現在も使用されているとことで、島の農業に灌漑を供給しているんだそうですよ。
浜グスク(浜公園)の写真
キラキラと輝く『カーミット・シェリー記念碑』。
また、沖縄戦終結から70年の節目となる2015年の6月23日(慰霊の日)には、カーミット・シェリー大佐のお孫さんが浜比嘉島に訪れ、亡き祖父の記念碑に花束を手向けたんだそうですよ。
(参考⇒在日米海兵隊公式HP http://www.kanji.okinawa.usmc.mil/news/150624-hama.html)

浜比嘉島では、毎年6月23日の慰霊の日には慰霊祭が行われ、もちろんその際にはカーミット・シェリー大佐も含まれているのだそうです。

この浜区の慰霊碑とカーミット・シェリー大佐の記念碑を通過してさらに奥へ進んでいくと、公園のトイレと休憩所があります。
浜グスク(浜公園)の写真
二基の石碑からさらに奥へ進んできたところ。
遊歩道は、この場所からさらに斜面の上へと伸びていたので、そちらの方へ行ってみると・・・
浜グスク(浜公園)の写真
トイレと休憩所がある場所から階段がさらに上へと伸びています。
遊歩道の頂上付近にテーブルと長椅子が設置された場所がありました。
浜グスク(浜公園)の写真
遊歩道の頂上付近。椅子とテーブルが設置されており"展望台"となっているようでした。
この場所を挟んで、今来た道の反対側にも遊歩道が伸びていたんですが、その先は先程のコンクリート製の滑り台の上に出て、そこが終点となっていました。
浜グスク(浜公園)の写真
"展望台"から伸びる遊歩道。奥にコンクリート製の滑り台が見えます。
浜グスク(浜公園)の写真
展望台から見た浜集落。木々が生い茂っていてここからしか眺望出来ませんでした(泣)
・・・と、ここまで見学した後、今来た道を戻り、表の道からグスク域の北側へと移動しました。

グスク域の西側から北側へ道路が伸びているんですが、この道は比嘉区と繋がっているんだそうです。

んで、この道をゆっくり散策していくと、『浜公園』の北側に位置する場所に一ヵ所だけ森の中へ入っていけそうな場所を発見しました。
浜グスクの写真
浜区と比嘉区を結ぶ道路沿いにあった森の入口。
先程の『浜公園』とは違い、こちらはあまり草刈り・清掃等は行われていないようで、雑草が繁茂していて、ちょっと歩きにくかったです。。。(泣)
浜グスクの写真
道路から森の中へ入って来たところ。
・・・が、入口を入るとすぐに道が開け、奥の方に一段高くなった場所があり、そこは小さな広場となっていました。
浜グスクの写真
森の中にあった広場。
発掘調査では、グスク土器や陶器、須恵器などが出土しているとのことです。

広場に上がると、東側から南側一帯は森になっており、そこから先には"道"らしきものはなかったですね。

んで、広場西側には大きな琉球石灰岩があり、その中腹辺りに窪みがあって、その中には厨子らしき器が数基納められているのが見えました。
浜グスクの写真
広場南側の様子。木々が生い茂っていて、進入路などは見当たりませんでした。
広場西側にあった琉球石灰岩。
この石灰岩の窪みの前には、小さな石が崩れたような形で転がっており、どうやら以前はこれらの石で石積みを造り、窪みを塞いでいたようです。
浜グスクの写真
琉球石灰岩の中に収められていた数基の厨子。
厨子は、沖縄の拝所などで使用される"祠"のような形やガーミ(甕)のような形のものなどで、どうやら古墓となっているようでした。

また、今でも"拝み"に訪れる方がいるようで、厨子の前にはお酒らしきものが置かれていました。
浜グスクの写真
石灰岩の根元にあった"拝所"らしき場所。
後日、『浜グスク』についていろいろ調べてみると、『浜グスク』は北側と南側の2つの曲輪からなっており、2mほどの落差があるとのこと。

また、北側崖部分には野面積みの石垣があり、南東の崖の中腹には古墓があるんだとか。

しかし、保存状態が悪く、石積みのほとんどが崩壊してしまっているのだそうです。。。

この日は、これらの情報を把握していなかったためグスク域北側へは行かず、上の写真にある"古墓"まで見学した後は、そのままクルマに戻り、次の目的地へと移動しました。

今回は、少し長くなってしまったので、この辺で終わりにし、この続きはまた別の回にご紹介しますね。

それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んで下さいまして、誠にありがとうございますm(_ _)m
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『浜グスク

☆場所:〒904-2315
      沖縄県うるま市勝連浜(浜比嘉島)

☆見 学:無料

☆駐車場:無し(『浜漁港緑地公園』に駐車可能)

※訪れる際は、くれぐれもマナーを守って、他の来訪者や地元の方々に迷惑をかけないよう、十分気を付けてくださいね。