ちょっと話が前後するんですが、前回ご紹介した『沖縄そば 又吉製麺(又吉そば)』さんへ向かう前に、沖縄市役所近くにある遺跡に立ち寄りました。
こちら現在、『グスク』と称されていますが、この呼び名は後年からの名称で、『仲宗根貝塚』と『仲宗根御願』を合わせた遺跡を『グスク』と呼称しているのだそうです。
沖縄県沖縄市胡屋にある
『仲宗根グスク(ウチグスク)』
御宮周辺は、定期的に清掃しているようで、比較的綺麗でしたね。 |
『コザ十字路』から、約500mほど進んでいくと、『沖縄市立コザ中学校』がある交差点に差し掛かるので、そこを左折し、3つ目の小さな十字路を右折すると、その突き当りにあります。
仲宗根グスク(ウチグスク) |
グスク手前には沖縄市役所職員専用駐車場があり、グスク入口前に参拝で訪れる人のための駐車スペースが1台分だけ設けられています。
上の写真のオレンジ色の斜線が敷かれた部分です。
この日は市役所の休日となっており、駐車場にはクルマが1台も無かったので、撮影のために入口から少し離れた場所に駐車させて頂きました。
グスク北側は断崖になっていました。 |
入口を入って、すぐ右側に小さな祠が設けられた拝所があります。
入口を入ってすぐ右側にあった拝所 |
仲宗根御宮(仲宗根御願) |
≪仲宗根貝塚≫
≪仲宗根ウガンの周辺に、約3,500年前から600年前にわたり存続した遺跡です。北側約200mには室川貝塚や馬上原(ウマイーバル)遺跡があり、室川貝塚から馬上原遺跡及び仲宗根貝塚一帯にかけての広範囲に集落があったと考えられます。
抜歯された人の顎骨や動物の骨、祭祀に関係すると思われるガラス玉、中国製陶磁器や土器などが出土しています。
また、貝塚の南側にも遺跡の広がりが確認されており、仲宗根遺跡として調査されています。≫
・・・と記されていました。
仲宗根御宮(仲宗根御願) |
※以前ご紹介したことがある南城市屋比久にある『屋比久グスク』もその一つですね。
上述した説明の中に『顎骨』や『中国製陶磁器』などの遺物が発見されたとありますが、発見された遺物の中に、『グスク時代の玉』も発見されているらしく、『仲宗根グスク(ウチグスク)』と称されるようになったのは、もしかすると、この『グスク時代の玉』を発見したことに起因しているのかもしれませんね。
※あくまで個人的な仮説です。。。間違っていたらゴメンなさいm(_ _)m
また、『グスク時代の玉』が発見され、なんらかの祭祀が行われていたとも考えられているんだそうですよ。
『仲宗根御宮』の内部には『内城アマミヤ嶽 コバヅカサノ御イベ』のご神体が祀られているとのことです。 |
この『仲宗根御宮(仲宗根御願)』がある丘の右側には、小さな広場があり丘の後方へと続いています。
『仲宗根御宮(仲宗根御願)』の右横にある小さな広場 |
ちょっと分かりづらいですが、露出した岩が点在しており、また草木がかなり生い茂ってました。。。 |
丘の後方にある広場。 |
また、丘の後方に、一部だけ草刈りされた場所があり、藪の中へ入れそうな場所があったんですが、今回はちょっと遠慮させて頂きました。。。
ハブとか出そうだったので・・・(泣)
丘の後方の草刈りされた場所。この一部だけ草刈りされて藪の中へ入れそうだったんですが、断念しました。。。 |
ちなみに、この『仲宗根御宮』がある場所は、標高が約120mほどあるそうで、見晴らしがとっても良かったですよぉ~!(^^)!
『仲宗根御宮』手前にある駐車場から見た景色。 |
丘の北側には、広々とした空き地があったんですが、入口ロープが張られてたので手前側にちょこっと停めさせてもらい、徒歩で丘の北側へと向かいました。
すると、クルマ1台分の幅員がある小道が藪の奥の方へと続いていました。
この先には墓地しかありませんでした。。。 |
期待させてしまい、申し訳ございませんm(_ _)m
ここまで見学すると、急に雨が降ってきたので、急いでクルマまで戻り、この場を後にしました。
沖縄には、こちらのような拝所となっている『グスク』も数多く点在しているので、城壁を持つ『グスク』だけではなく、こちらのような集落の神聖な場所となっている『グスク』も見学されてみてはいかがでしょうか?
次はどこの『グスク』に行こうかなぁ。。。 |
☆場所:〒904-0014
沖縄県沖縄市仲宗根町
☆見 学:無料
☆駐車場:無し