◎沖縄市の『八重島公園内』にあるグスク跡☆|沖縄放浪日記

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2016年6月20日月曜日

◎沖縄市の『八重島公園内』にあるグスク跡☆

ハイサぁ~イ☆

はぁ。。。連日、暑い日が続いてますね。。。( ̄▽ ̄;

週明け月曜日(20日)も、沖縄本島は、とーってもいい天気で、日中、屋外に立っているだけで汗をかくくらい蒸し暑かったです。。。(泣)

日が沈むと、気温が下がり、まぁまぁ涼しくはなるんですけど、それでも、日中の暑さが残っているので、快適とは言えませんね。。。ヽ(^。^;

まだ6月だとゆーのに、この暑さだと、来月、再来月と、先が思いやられます。。。(>_<ξ

今年の沖縄の夏は、いったいどうなっちゃうんでしょ~ね(苦笑)

さてさて☆

先週の土曜日(18日)、沖縄市嘉間良にある『自家製麺  かまはらそば』さんで、腹ごしらえを終えた後、その向かい側にある公園へと向かいました。

なんでも、公園内にある丘陵地は、グスク跡となっているんだとか。。。

沖縄県沖縄市八重島にある
『インジングスク』
『八重島公園内』のグスク域とされる丘陵地遠景。
こちらは、沖縄市の県道85号線74号線がぶつかる『池武当』の交差点から、県道85号線を同市上地向けに約1.5㎞ほど進むと、『沖縄市民会館』手前の県道沿い左側にあります。

駐車場は、県道から『沖縄市民会館』に入って、左側にあります。また、市民会館横にある『市民会館通り』沿いの『沖縄市民会館駐車場』も利用可能みたいです。
※駐車場は、利用時間が限られてますので、ご注意ください。
丘陵上へと続く階段。
この日、『沖縄市民会館』にて、イベントが行われていたようで、市民会館駐車場の出入り口に誘導員が立っていました。

『八重島公園』の駐車場はどこか尋ねると、こちらの市民会館駐車場も利用可能とのこと。

・・・なので、そちらにクルマを停め、さっそく『八重島公園』へと向かいました。

公園東南側から遊歩道を歩いていくと、丘陵上へと続く階段を発見したので、まずはそちらから行ってみることにしました。

後日、ネットでいろいろ調べてみると、どうやらこちらの丘陵地が、グスク域とされているんだそうです。
中央に琉球石灰岩が残された丘陵地中腹にあった広場
階段を上っていくと、中央に琉球石灰岩が残された広場に出ました。

公園内の至るところで、このような石灰岩を見ることができます。

この琉球石灰岩を回り込むと、さらに上へと続く階段と遊歩道がありました。
丘陵地頂上へと続く階段(右)と遊歩道(左)。
この丘陵地は、遠目で見ると、そんなに高く見えないんですけど、標高は約107mほどあるんだそうです。

先に、上の写真にある右側の階段へと進みました。
中腹の広場から右側の階段を上がる途中の様子。
右側の階段を上がっていくと、その先に『展望台』入口が見えました。
展望台入口
頂上にたどり着くと、そこには『展望台』と拝所となっている祠、そして『八重島金満大主』と刻まれた石碑が立つ拝所があります。
『展望台』入口から見た祠
真正面から見た拝所
この立派な祠の拝所は、沖縄市内に点在する拝所が掲載されている資料、または、村落の資料などには掲載されていないんだそうです。

この拝所の右斜め向かい側にも、拝所があります。
『八重島金満大主』と刻まれた拝所。
石碑には、『天帯子御世(テンタイシウユウ) 八重島金満大主(ヤエジマカニマンウフヌシ) 中が世酉(トリ)のみふし』と刻まれていました。

『金満(カニマン)』とは、鍛冶屋を意味する沖縄の言葉で、『大主』とは主、あるいはご主人様を意味してますので、この『八重島金満大主』は、鍛冶に関する人物だったのでしょうね。

他の地域で、『金満』と刻まれた拝所の近辺には、必ずと言っていいほど、『火ヌ神』を祀る拝所があったりしますので、もしかすると、先程の祠は、『火ヌ神』が祀られているのかもしれませんね。。。(※あくまでワタクシの個人的な推察です。もし間違っていましたら、申し訳ございません。)
祠の前から見た『展望台』
そして、祠と大主の拝所を見学した後、ちょこっと『展望台』に上がってみることにしました。

標高が約107mほどあるのでしたら、さぞかし絶景を楽しむことができると期待しましたのでwww
展望台から見た北東方面。
東方面。
南東方面。
すると、やはり予想してた通り、本島東側一帯を一望できる絶景を見ることができました♪

北東方面奥には、『恩納岳』(・・・だったと思いますw)が見え、東側は遠くに『勝連半島』、南東側は沖縄市の街並みが見えました♪

一通り、景色を堪能した後、今度は、先程の祠の横にある階段を下りていきました。

すると、こちらにも、休憩所のような広場がありました。
頂上にあった祠の横から階段を下りてきたところ。
この広場の一角にも、拝所がひっそりと佇んでました。
『八重島眞鶴繁座那志』と刻まれた拝所
こちらの拝所の石碑には、『天帯子の結び(テンタイシのムスび) 八重島眞鶴繁座那志(ヤエジママヅルハンザナシ) 中が世うみない母親』と刻まれていました。

残念ながら、こちらの拝所についても、情報が全く出て来なかったので、何も分かりませんでした。。。

この拝所がある広場から、さらに北東へと進むと、その先にあるもう一つの丘陵地との間に、アスレチックが設置された遊び場がありました。
拝所がある広場から見たアスレチック
この遊び場をグルリと回り込むように、遊歩道が続いていたので、そのまま道なりに散策してみることにしました。

しばらく歩いていくと、公園北東側にある出入り口(すぐ隣にバスケットコートがあります)に出ました。

・・・と、ここまで遊歩道沿いに注意を払いながら歩いてきたんですが、拝所や御嶽らしき場所は見当たりませんでしたね。
『八重島公園』北東側の遊歩道。写真右側に石碑の一部が少し見えます。
しかし、遊歩道横にある小高い石灰岩の丘を注意して見ると・・・

石灰岩上部に何やら、見慣れた石碑を発見しました。
石灰岩上部にあった石碑(写真中央部)
『八重島山内園』と刻まれていました。
石碑には、『八重島山内園』と刻まれていました。

以前の『八重島公園』の旧名なのでしょうかね。。。

んで、こちらから、また遊歩道を戻り、今度は、別の遊歩道へと進みました。
『八重島山内園』と刻まれた石碑がある丘陵地裏手の遊歩道。
『八重山山内園』と刻まれた石碑がある丘陵地の裏手側にあった遊歩道へと進みました。

この遊歩道も、先程の遊具が設置されている広場へと続いてます。

んで、この丘陵地裏手側に、丘陵地内部へと行けそうな獣道らしき場所を発見したのですが、草木が生い茂りすぎてたので、今回は断念しました。。。
石碑があった丘陵地の一部。
『八重島公園』北東側にある丘陵地遠景。
アスレチックがある広場の、今度は下側から、『インジングスク』のグスク域とされる丘陵地へと向かいました。

すると、石灰岩の岩が祠のように置かれた拝所らしき場所を発見しました。
グスク域北西側の遊歩道沿いにあった拝所らしき場所(写真中央の少し左側の岩)
この拝所らしき場所を通過し、さらに進むと、グスク域西側の斜面にアスレチックが設置されてました。

このアスレチックの階段を上がっていくと、冒頭の大きな石灰岩が残されていた広場へと向かうことができます。
グスク域の西側斜面にあった丘陵地上部へ行くことが出来るアスレチック。
んで、このアスレチックをそのまま通過して、遊歩道を道なりに進んでいくと、最初に公園へと入ってきた遊歩道に出ましたので、そのままこちらを後にしました。

この『八重島公園』内にある『インジングスク』についての資料、若しくは情報が何も出て来なかったんですけど、頂上や公園内にある拝所は、かなり昔からあったみたいですね。

わずかな情報としては、公園を整備する際に、縄文中期の土器などの遺物が発掘されているみたいです。

こちらは、子供たちの遊び場だけでなく、ウォーキングを楽しむことが出来るので、ご家族で訪れたついでに、拝所や祠を見学されてみてはいかがでしょうか?

それでは、この辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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『インジングスク(八重島公園内)』☆

☆場所:〒904-0006
      沖縄県沖縄市八重島1丁目1 (※八重島公園)

☆見 学:無料

☆トイレ:公園内に数か所あり。

☆公園内にアスレチックなどの遊具あり。

※駐車場利用時間:AM10:00~PM10:00