◎今帰仁城城主の子孫が築いたグスク☆|沖縄放浪日記

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2015年9月3日木曜日

◎今帰仁城城主の子孫が築いたグスク☆

どぉーもども☆

昨日の予報では、今日の沖縄本島の降水確率は60%となっていましたが、雲が多いものの、なかなか良い天気となってくれました♪(´▽`)ノ

現在の週間天気予報を見ると、日曜日までは晴れ・曇りとなっていて、週初めの月曜日・火曜日の二日間だけ雨マークになってますね。

この月曜と火曜日共に、今日と同じく、予報を裏切って良い天気になってほしいものです(笑)
そしたら、また久々に釣りに行けるんですけどねぇ・・・www

さてさて☆

この前、今帰仁城城主の子孫が築いたと言われる沖縄本島中部にあるグスクに行ってきました♪

なんでも、このグスクの按司の子孫には、かの有名な護佐丸や大城賢勇もいるんだとか。。。

沖縄県うるま市石川伊波にある
『伊波城跡(いはじょうあと)
伊波城跡(南側入り口)
こちらは、うるま市の国道329号線(石川バイパス)県道6号線が交差する伊波交差点から、県道6号線うるま市石川東恩納向けに入り、最初の信号をUターンするように左折して約300m進むと、左手側に『伊波商店』とゆーお店があり、その手前の小さな十字路を右折すると、突き当たりにあります☆
※県道6号線から小さな案内板があるんですけど、ちょっと見落としやすいので、注意しながら向かってください。

伊波城跡は、鳥居がある南側入り口と東側入口、そして主郭北東側の通用門があるんですけど、現在は、南側入り口と東側入口の2ヶ所から出入りすることができます。
南側入り口の鳥居。かなり老朽化が進んでました。。。
鳥居から主郭に延びる階段の中腹辺り。
南側入り口横に設置されていた説明板によると・・・
≪伊波城跡は別名伊波グスクとも呼ばれ、石川市街地を北東側に見降ろす標高87mの丘陵に位置し、東西45m、南北52mの範囲に一重の石垣をめぐらせた単郭式の城で面積は3712㎡の比較的小型のグスクといえます。

城壁は自然の地形を巧みにとりこみながら石垣をS字状にくねらせ、自然石をほとんど加工せずに積み上げていく野面積という技法で造られています。

平成元年(1989年)の発掘調査によって城内の地表下50㎝から数回の立替をしたと思われる無数の柱穴跡が発見され、掘っ立て柱建物の存在が確認されました。
主郭への南側入り口
主郭
また大量の地元産土器や外国産土器、中国産の青磁や白磁、三彩陶器・褐釉陶器・染付・南島産の須恵器なども出土しており、伊波按司の交易の広さと力を知る事ができます。また、当時の人々の食べ残した貝殻や魚や猪の骨なども出土しています。

これらの遺物は13世紀後半から15世紀のものが多く出土していますが、同時に貝塚時代の土器も多数出土しており、約二千八百年前の貝塚が伊波グスクを含めたこの丘陵全体にあったことがうかがわれ、この地域が古代から人々の重要な居住地であったことを改めて教えてくれます。≫・・・とのことです。
主郭を取り囲む野面積みの石垣①
主郭を取り囲む野面積みの石垣②
城跡内には、南側入り口横の案内板裏側とその近くに拝所が2ヶ所あり、さらに主郭内に3ヵ所の合計5ヶ所ありました。

案内板裏とその近くの拝所には、案内板などは無かったんですが、主郭内の3ヵ所の拝所には、案内板が設置されていました。
主郭のほぼ中央にある拝所『中森城之嶽(ナカムイグスクのタキ)』
主郭東側入口近くにある拝所『森城之獄(ムイグスクのタキ)』
主郭の北東側には物見台のような場所があり、3ヶ所の拝所の一つは、この物見台にあります。
主郭から物見台に続く石垣
物見台にある拝所『三ツ森城之嶽(ミーチムイグスクのタキ)』
また、主郭のほぼ中央にある拝所の後ろ側には、自然岩を利用したような石碑?お墓?がありました。
『中森城之嶽(ナカムイグスクのタキ)』の裏手側にある石碑?
文字が刻まれていて『伊波』までは読めましたが、その他の文字は読めませんでした。。。
伝承によると、この『伊波グスク』は、1322年に北山王の怕尼芝《羽地》(はにし)按司に攻めれ、滅ぼされた今帰仁グスクの城主の子孫が、この地に逃れてきて、山中に身を隠してたところを村人に助けられ、後に力をつけて伊波按司となり、築いたものだと言われているそうです。

冒頭でちょこっと触れましたが、伊波按司の子孫には、護佐丸や大城賢勇がいるんだそうで、その他にも、安慶名グスクの安慶名按司を始め、たくさんの本島中部の按司達がいるとのことです。

さらに中部の各按司となった子孫達は、琉球国・第一尚氏王統、2代目の国王である尚巴志が沖縄本島を統一した後、南部の各グスクの按司となったんだそうです。
主郭から沖縄本島北部方面を臨む
この『伊波城跡』周辺にも、貴重な史跡がいくつかあるので、次回は、その史跡をご紹介できればと思います。

それでは、この辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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☆『伊波城跡』☆

☆場所:〒904-1115
      沖縄県うるま市石川伊波

☆時間:自由見学(但し、ノロ殿内の内部は見学不可)

☆入場料無料

☆駐車場無し

☆トイレ:無し