北中城村字大城の『大城グスク』の東南東側に位置する『ミーグスク』☆|沖縄放浪日記

この記事をシェアする

2018年10月30日火曜日

北中城村字大城の『大城グスク』の東南東側に位置する『ミーグスク』☆

ハイサぁ~イ⭐

前々回、北中城村の大城集落北側にある『大城グスク』をご紹介させて頂きましたが、今回はその『大城グスク』の東南東側に隣接するグスク跡をご紹介したいと思います。

沖縄県中頭郡北中城村大城にある

『ミーグスク』

ミーグスクの写真
『大城グスク』の入口前から見た『ミーグスク』の入口。
『ミーグスク』の入口は、前々回にご紹介した大城集落北側の丘陵上に位置する『大城グスク』のグスク域入口の道向かいにあります。
※『ミーグスク』までの行き方は、前々回のブログ記事をご参照下さい。⇒北中城村字大城『大城グスク』

道向かいには貯水タンクがあり、その手前右側から貯水タンク後方へと獣道が伸びています。
ミーグスクの写真
表の道路から獣道を入ってきたところ。貯水タンクの敷地の横を通って向かいます。
『大城グスク』の獣道と同様に、こちらも定期的に草刈り等の手入れがされているらしく、雑草などがほとんど生えておらず、なかなか歩きやすかったですね。

獣道を入っていくと、貯水タンクを囲うフェンスの横を通過してタンク後方へと向かうんですが、タンク後方からは雑草が生い茂り、また台風の影響で折れた枝などがあちらこちらに散乱してました。。。
ミーグスクの写真
貯水タンクを囲うフェンス横からさらに東向けに伸びる獣道。こちらからは雑草が繁茂しておりました。
タンクの裏手に辿り着くと道が二手に分かれており、ここをさらに直進していきます。

ここからは雑草が生い茂り、また、台風の影響で折れた枝があちらこちらに散乱してて、ちょっと歩きにくくなってましたね。。。
ミーグスクの写真
貯水タンク後方から獣道を入ってきたところ。雑草が繁茂していてどこが道なのか分かりにくくなってますw
足元に注意しながら獣道をさらに進んでいくと、どこが道なのか分からないくらい雑草がさらに繁茂しててメッチャ歩きにくかったッス。。。(泣)
ミーグスクの写真
北向けに伸びる獣道。この先の終点に『火の神』が祀られた拝所があります。
雑草をかき分けるようにして獣道を進んでいくと、道の先に石灰岩が見えてきました。
ミーグスク 貯水タンクの写真
獣道の途中から見た貯水タンク。
ちなみに、この場所は先程の貯水タンクの真裏になっています。
ミーグスクの写真
獣道の先にあった『火の神』が祀られている拝所の石灰岩。
ミーグスク 火の神の写真
『火の神』が祀られている拝所。
石灰岩に近づいてみると、だいぶ長い間手入れが行われていないらしく、雑草がまとわりつくような形で生い茂っており、雑草に埋もれてました。。。(泣)

石灰岩は山のような形をしており、内部が空洞になっていて、そこにニービヌフニが安置されていました。
(※参考⇒首里・那覇方言ン製データベース『ニービヌフニ』)
ミーグスク 火ヌ神の写真
東側に回り込んで見た『火の神』の拝所。
拝所の石灰岩は、3つの岩の上に1つの岩が乗っかってるような形をしており、内部の空洞を人工的に造ったのか、あるいは自然にこのような形になったのかは不明ですが、3方向に穴が開いており、各方向から向こう側が見えるようになっていました。
ミーグスク 火の神の写真
『火ヌ神』の拝所。
北中城村の観光ポータルサイト『KITAPO』によると、かつては旧暦の9月に行われる集落行事の際に、ここから今帰仁へ遥拝(ウトゥーシ)を行っていたんだそうです。
(※参考⇒北中城観光ポータルサイト KITAPO『ミーグスクの火の神(みーぐすくのひのかん)』)
ミーグスク 火の神の写真
石灰岩の内部の様子。数基の"ニービヌフニ"が安置されているのが見えます。
石灰岩に近づいて内部の様子を伺うと、観光ポータルサイト『KITAPO』の説明にあった通り、数基のニービヌフニが安置されているのが見えました。

また、ニービヌフニが置かれている場所の手前には祭壇のような平らな石も設置されていましたね。
ミーグスク 火の神の写真
雑草で見えにくくなっていますが、ニービヌフニの手前に祭壇のような石が設置されていました。
このニービヌフニが安置されている場所の右側、ちょうど北の方角を見渡せる場所にも平たい石が設置された祭壇らしき場所がありました。
ミーグスク 火の神の写真
石灰岩の北側にも、祭壇のような平たい石が置かれていました。
・・・と、ここまで見学した後は、来た道を戻り、今度はグスク域の北側へと移動してみることにしました。
ミーグスクの写真
グスク域北側の様子。こちらも雑草が繁茂していて立ち入ることは困難な状態になっていました。。。
グスク域の北側には、『大西ティラスゴルフクラブ』の従業員駐車場があり、その奥が『ミーグスク』のグスク域とされているようなんですが、こちら側は長い間草刈りが行われていないようで背丈の高い雑草や木々が繁茂していて進入できそうな場所は見つけることができませんでした。。。

また、この場所にもグスクの遺構などは見当たりませんでしたね。。。

・・・と、ここまで見学した後は、大城・荻道の両集落内に点在する拝井泉や拝所などの史跡を見学しに向かいました。

今回はここまでにして、またこの続きは別の回にご紹介したいと思います。

それでは、そろそろこの辺で・・・でわでわ☆★☆

最後まで読んで下さいまして、誠にありがとうございますm(_ _)m
宜しければブログランキングへ 御協力お願い致します。
ブログランキング・にほんブログ村へ  

『ミーグスク

☆場所:〒901ー2314
      沖縄県中頭郡北中城村大城

☆見 学:無料

☆駐車場:無し

※訪れる際は、くれぐれもマナーを守って、他の来訪者や地元の方々に迷惑をかけないよう、十分気を付けてくださいね。