先週は、ちょっと忙しかったので、史跡巡りへ出かける時間が無かったんですが、先日、よぉやっと落ち着いたんで、久しぶりに史跡巡りにいってきました。
まず最初に向かったのは那覇市小禄にあるグスク跡で、こちらは現在、公園として整備されています。
また、こちらのグスクは築城年代は不明とのことですが、初代中山王である『察度』の弟『金満 泰期(かにまん たいき)按司』が初代の城主とされているんだとか。。。
沖縄県那覇市小禄(字)にある
『小禄グスク(森口公園)』☆
敷地内の頂上の広場にある『殿(トゥン)』と呼ばれる拝所。 |
顕彰碑が立つ広場と『ハワイ会館』の間から入って来た所から見た『小禄グスク(森口公園)』。 |
公園の遊歩道入口には『森口公園』と刻まれた石碑が立てられています。 |
公園駐車場前から頂上にある広場へと続く階段入口を見たところ。 写真には写っていませんが、左側に公園駐車場があります。 |
その駐車場にクルマを停め、さっそく見学へと向かいました。
後日、いろいろ調べていくと、『小禄グスク』とは通称なんだそうで、正式名称は『カニマン御嶽遺跡散布地』というのだそうですよ。
現在は、『森口公園』として整備されているんですが、敷地内には多くの拝所や古墓等が点在しています。
クサイガー(南)。 |
お隣の石碑に記された名称の下に(南)とあったので、もしかすると東西南北に配置されている"カー(井戸跡)"なのかも・・・と思ったんですが、この日は、ここの(南)と(西)の2ヵ所しか見つけることが出来ませんでした。。。(泣)
この『クサイガー(南)』を後にし、さらに上へと上がって行きます。
『クサイガー(南)』から階段を上がってきたところ。左奥に拝所が見えますが、実はすぐ右側にもあります。 |
階段を上がりきったところ右側にある拝所。 |
森口公園の頂上部。たくさんの拝所が点在しています。 |
一際大きな赤瓦屋根の祠の拝所を囲うようにして小さな拝所が点在していますが、祠の手前側にある3基の拝所は、『安座名・新米須門中』、『思い門中』、『大里門中』(大きな祠の後方)となっていました。
『安座名・新米須門中』の拝所。 |
『思い門中』の拝所。 |
『大里門中』の拝所。 |
※『門中』とは、始祖を同じくする父系の血縁集団のことです。(参考:Wikipedia『門中』より一部引用)
赤瓦屋根の拝所の左側にある5基の拝所。 |
赤瓦屋根の拝所の後方にある2基の小さな祠。 |
『沢岻門中』の拝所。 |
『崎山・殿内 照屋・思い門中』の拝所。 |
『照屋門中』の拝所。 |
広場北側にある3基の拝所。 |
白色の拝所。 |
『東門門中』の拝所。 |
木の裏側にある拝所。 |
『崎山ニーガン』の拝所。 |
広場内で一番立派な祠の『殿(トゥン)』と呼ばれる拝所。 |
すぐ近くに海があったことから、もしかするとシャコガイが祀られている由来は、そのことに関係しているのかもしれませんね。。。
※あくまで個人的な憶測ですが。。。
この『殿』をはじめとする拝所群のある広場から北向けに階段があったので、そちらを下りていくと、すぐ右側に小道があり、その入口にも"カー(井戸跡)"がありました。
クサイガー(西) |
また、名称が記された石碑には、『(西)』と記されていましたが、この『クサイガー』がある場所は広場の北側に位置しています。
これも個人的な憶測になりますが、沖縄の方言で『北』のことを『ニシ』と呼ぶので、もしかするとその呼称に合わせて『(西)』と表記したのかもしれませんね。
※たとえば、浦添市の西原区や西原町などの地名も、沖縄の方言では『北原』と書いて『ニシハラ(若しくはニシバル)』と読むんですが、通常だと『キタハラ』と読んでしまいますので、後に『"西"原』に変更して地名の『ニシハラ』に合わせたという記事を見たことがあります。
『クサイガー(西)』から東向けに伸びている小道の先にあった古墓群 |
合祀された向かい合わせの古墓の奥には『吹切世』と記された墓標が設置された大きな古墓があり、その古墓に向かって左側には『アチャーウメー』と記された墓標の合祀された御墓があり、その向かい側には『上里墓』・『平良墓』と記された墓標の御墓がありました。
『アチャーウメー』と記された墓標のある合祀された御墓。 |
『吹切世』と記された墓標の古墓(左)と『上里墓』・『平良墓』の墓標の合祀された御墓。 |
また、『吹切世』をはじめとする御墓群は、ごく最近改築されたようですね。
・・・と、ここまで見学した後、カメラのバッテリーが無くなったので、一旦クルマへと戻りました。
んで、今度は公園北側にある森へと向かおうとしたんですが、公園入口から東向けに伸びる遊歩道の先がちょっと気になったので、先にそちらの方へ行ってみると・・・
草むらの中にあった小さな祠の拝所。 |
そして、この拝所がある場所からさらに遊歩道の奥へと行ってみたんですが、大きな亀甲墓があるのみで、"カー(井戸跡)"などの拝所は見当たりませんでした。。。
なので、そこから再び公園内へ戻り、公園北側の森へと向かいました。
今回は、ちょっと長くなってしまいましたので、この続きはまた別の回にご紹介しますね。
それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
最後まで読んで下さいまして、誠にありがとうございますm(_ _)m
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☆『小禄グスク(森口公園)』☆
☆場所:〒901-0152
沖縄県那覇市小禄(字)
☆見 学:無料
☆駐車場:あり(森口公園)
※訪れる際は、くれぐれもマナーを守って、他の来訪者や地元の方々に迷惑をかけないよう、十分気を付けてくださいね。