◎棚原グスクの支城として築かれたとされるグスク☆|沖縄放浪日記

2015年10月1日木曜日

◎棚原グスクの支城として築かれたとされるグスク☆

どーもども♪

今日から10月ですね☆

沖縄本島は、先月下旬くらいから涼しい風が吹いて、とても過ごしやすかったんですけど、ここ最近、また蒸し暑くなっちゃいましたね。。。

沖縄は、まだまだ夏って感じです( ̄▽ ̄;

さてさて☆

以前、西原町棚原にある『棚原グスク』をご紹介したんですけど、城主である『棚原按司』が『棚原グスク』を築城する前に築いたとされるグスクを見に行ってきました☆

沖縄県中頭郡西原町字千原にある『イシグスク』
イシグスク
こちらは、宜野湾市の国道330号線県道34号線が交差する我如古交差点から県道34号線を西原町向けに進み、宜野湾市我如古にある『上間てんぷら弁当店』さんを過ぎて二つ目の信号を左折し、すぐ右手側に小道があるので、そこに入ります。

そして、その小道を直進し突き当たりまで行き、そこから左折して、またしばらく直進していくと右側に小高い丘があるので、そこが『イシグスク』になります。
南側からみた『イシグスク』
この『イシグスク』の築城年代は、定かではないですが、14~15世紀ではないかと言われているようです。

以前のグスクは、もっと大きかったようですが、地権者の資材置き場を設けようとした建設業者によって、3分の2以上が破壊されてしまい、現在の状態になってしまったみたいです。。。

西原町側は、業者から開発行為の可否について問い合わせていたみたいですが、文化財担当部署との調整もないまま、工事を許可してしまっていたんだそうです。
資材置き場として整地され、更地になってしまったグスク東側
もともとこの『イシグスク』は、周辺の平野部との比高差が20~30mを測る石灰岩台地に立地しており、標高約133mの頂上部には、人工的に削平されている平場があるんだそうです。

平場の周囲は約3~4mの崖を形成していることから、防御された削平地として捉えられ、一種の曲輪であるとされているみたいです。

崖下にはお墓がいくつかありますが、グスクとの関連性はないそうです。
イシグスクのすぐ隣には『沖縄自動車道』が通っています。
地元の人々は、この石灰岩の台地のことを『イシグスクモー』と呼んでいるんだそうで、この台地の調査の結果、磨石とグスク土器の破片が採集されたとのことです。

すぐ隣の部落には『棚原グスク』があることから、当初『棚原按司』がこの『イシグスク』に居城する予定で築城したようですが、土地が狭いので『棚原グスク』に移り、その後の『イシグスク』は『棚原グスク』の出城として使用されていたのではと考えられてるみたいですよ。
『イシグスク』の中腹付近にある拝所
以前は、二ヵ所あったようですが、自分が訪れた時は一つしかありませんでした。
辛うじて全壊を免れ、3分の1しか残されていない『イシグスク』ですが、県内には開発などにより完全に消滅してしまった史跡・遺跡などが数多くあるので、今後ともこのような失態が二度と起きないようにしてほしいものですね。。。
イシグスクの拝所がある場所から北側をみた風景♪
東側の更地からみた『イシグスク』の全景☆
今回は少し短いですが、この辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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☆『イシグスク』☆

☆場所:〒903-0129
      沖縄県中頭郡西原町字千原 道田

☆時間:自由見学

☆入場料無料

☆駐車場:無し

☆トイレ:無し