今回は、前々回の続きです。
名護市の久志集落の東側に位置する『久志の観音堂』や『上ヌクムイ 下ヌクムイ』等を見学した後、最後に集落の祭祀を取り仕切っていた祝女(ノロ)の屋敷跡と『久志之若按司』の位牌が納められている安置所を見学しに向かいました。
沖縄県名護市久志にある
『久志之若按司御位牌安置所と祝女殿内』☆
久志集落東側の丘陵の麓にある『久志若按司御位牌 安置所』。 |
久志集落内を通る県道13号線沿いにある『神アシャギ』。後方の赤瓦屋根の家屋が『祝女殿内』です。 |
上の写真の通り、県道沿いには軒が少し低くなった『神アシャギ』があり、その後方の木々に囲まれた赤瓦屋根の家屋が『祝女殿内』となっています。
神アシャギ。 |
(参考⇒http://rca.open.ed.jp/city-2000/house/word/s_001.html)
そして、この『神アシャギ』の後方にあるのが『祝女殿内(ノロドゥンチ)』です。
祝女殿内。 |
(参考⇒Wikipedia『ノロ』)
そして"殿内(ドゥンチ)"とは、総地頭職にある親方家を指す尊称のことで、冒頭でもお話したように"祝女(ノロ)殿内(ドゥンチ)"とは"祝女"の屋敷跡のことを指します。
『祝女殿内』の内部。 |
仏壇の前に置かれた赤い箱は、たぶん賽銭箱だと思います。
『祝女殿内』の敷地内にあった井戸跡。 |
『祝女殿内』の敷地東側にあった拝所。 |
んで、そちらへ行ってみると・・・
『祝女殿内』の後方に赤瓦屋根の建造物がありました。 |
その2基の石柱には、『シンマシー フェクシー ナカウカイシー御霊安置所』、『久志之若按司御位牌安置所』と記されていました。
『シンマシー フェクシー ナカウカイシー御霊安置所』と記された石柱(左)と、 『久志之若按司御位牌安置所』と記された石柱(右)。 |
『シンマシー フェクシー ナカウカイシー御霊安置所』・『久志之若按司御位牌安置所』。 |
久志之若按司御位牌安置所。 |
『久志之若按司御位牌安置所』の内部。 |
また、左側には1基の香炉が置かれた"拝所"があり、こちらは"火ヌ神"が祀られているのだろうと思われます。
※あくまでワタクシ個人の憶測ですので、定かではございません。
『久志之若按司御位牌安置所』の左隣にある拝所。 |
この2棟の祠には位牌などがなく、数基の香炉のみが納められていたため、どちらがどの香炉なのかは不明です。。。
左奥の祠の内部。こちらには4基の香炉が納められていました。 |
中央にある一番小さな祠の内部。こちらには3基の香炉が納められていました。 |
ってことは、石柱に記されていた『シンマシー フェクシー ナカウカイシー』とは、この始祖3名の名前なのでしょうね。。。
※こちらもワタクシ個人の憶測なので、定かではございません。。。
ここまで見学させて頂いた後はクルマへと戻り、この日はそのまま久志集落を後に致しました。
後日、久志集落についていろいろ調べていくと、今回ご紹介した史跡の他にも、いくつかの史跡が点在しているとのことでしたんで、年が明けてちょっと落ち着いたころに久志集落に再訪してきました。
・・・と、今回はここまでにして、この続きは、また別の回にご紹介致します。
それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
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☆『久志之若按司御位牌安置所』・『祝女殿内』他☆
☆場所:〒905-2173
☆見 学:無料
☆駐車場:無し
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