先週、八重瀬町伊覇の『やちむん食堂』さんで食事を終えた後、帰りがけにお隣の南城市大里字稲嶺にある公園へ向かいました。
こちらは、園内に稲嶺区の『慰霊塔』や単体の拝所、そして合祀された拝所が大切に保存されているんですよ。
沖縄県南城市大里字稲嶺にある
『稲嶺農村公園』☆
『稲嶺農村公園』内に建立された稲嶺区戦没者の『慰霊之塔』 |
県道48号線から見た『稲嶺農村公園』 |
駐車場横の細い遊歩道を上がっていくと、大きなステージのある場所に出ました。
駐車場横の遊歩道を上がってきたところ。 |
公園内にあったステージ |
遊歩道の階段入口左側には、カー(井戸)があり、その左側には香炉が1基置かれていました。
丘の上へと続く階段 |
階段のすぐ隣にあったカー(井戸)。左側の四角くなったところが香炉だと思います。 |
拝所は、ご覧の通り祠状になっており、中に3基の霊石と1基の香炉が置かれていました。
この拝所から東向けに遊歩道を進むと、グルッと一周するように丘の上へとたどり着きます。
この遊歩道沿いには、上の拝所があるのみで、その他には、特に何も見当たらなかったですね。
遊歩道を進まず、階段をそのまま上がっていくと、今度は階段沿い左側に稲嶺区民の慰霊塔が建立されています。
上の拝所がある場所から階段をさらに上がってきたところ。 |
稲嶺区の戦没者慰霊塔 |
台座部分には戦没者の氏名が刻まれており、その手前に香炉が1基置かれていました。 |
すると、階段の先には『栄民神祈』と刻まれた木製の額(がく)が掛けられた建物があります。
階段の終点には、赤瓦屋根の立派な拝所がありました。 |
出入口の上に『栄民神祈』と刻まれた木製の額が掲げられた拝所 |
『栄民神祈』と刻まれた額の建物の内部。 |
祭壇上の拝所は、向かって右側から『玉城世』、『南山世』、『大里世』が祀られていました。
また、祭壇左側の拝所は、もしかすると『ヒヌカン』が祀られているのかもしれませんね。
※こちらはあくまでワタクシ個人の憶測ですので、定かではございません。
そして、この建物の後方にも、合祀された拝所があります。
合祀された9つの拝所。 |
香炉は見当たらなかったものの、『大里世』と『今帰仁世』、『大見謝腹』の前には霊石らしき小石が置かれていました。
この『栄民神祈』の建物と合祀された拝所がある場所の東側には、赤瓦屋根の東屋がありました。
『栄民神祈』の建物の東側にある東屋 |
また、この東屋から『栄民神祈』の建物を挟んで反対側には、小さな遊歩道があり、その終点にも小さな拝所がありました。
『栄民神祈』の建物から西側へ伸びる小さな遊歩道 |
小さな遊歩道の突き当りにあった拝所。 |
遊歩道をそのまま下っていくと、冒頭でご紹介したステージのある場所に隣接してゲートボール場がありました。
ステージのある場所に隣接したゲートボール場。 |
遊歩道上から見た特設ステージ |
稲嶺農村公園前の道路から林奥へと伸びる小道。 |
『稲嶺農村公園』の道向かいにある拝所とカー(井泉) |
霊石と香炉が1基置かれた拝所 |
カー(井泉) |
今回ご紹介した『稲嶺農村公園』内にある各拝所やカー(井泉)などの名称や由来などを調べようと、いろいろネット検索してみたんですが、こちらに関する資料が全然出て来なかったんですよ。。。
んで、こちらを訪れたことのある方のサイトによると、『稲嶺農村公園』に隣接する稲嶺集落内にも、拝所やカー(井泉)がいくつか点在しているとのこと。
なので、また時間を設けて、今度は稲嶺集落内を見学してみたいと思います。
また、市役所の教育委員会文化課にて、無料配布されてる資料などもあるとのことなので、その際にそちらにも立ち寄ってみたいですね。
それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
☆『稲嶺農村公園』☆
☆場所:〒901-1400
沖縄県南城市大里稲嶺(NTT大里電話交換所隣り)
☆見 学:無料
☆駐車場:あり