◎男女の悲恋物語を詠った歌碑がある本部町発祥の地の石ころ道の坂☆|沖縄放浪日記

2016年4月18日月曜日

◎男女の悲恋物語を詠った歌碑がある本部町発祥の地の石ころ道の坂☆

ハイサ~イ☆

昨日(17日)の沖縄本島は、朝方くらいまで雨が降っていましたが、次第に晴れ間が広がり、午後からはとってもいい天気となりました(^^♪

んで、週明け月曜日(18日)の予報は、降水確率が60%となっているんですが、『雨⇒曇り⇒晴れ』と天候が変わりやすい一日となる見込みのようです。。。ヽ(^。^;

どうやら、今週は天候が不安定な状態が続くみたいですね。。。(泣)

さてさて☆

前々回にご紹介した『轟の滝』を見学した後、まだ時間に余裕があったので、今度は本部町の発祥の地とされる同町伊野波にある悲恋物語の歌が刻まれた歌碑がある『石ころ道の坂』を見に行きました☆

沖縄県国頭郡本部町伊野波にある
『石くびり』
伊野波集落内にある『石くびり』入口☆
こちらは、まず本部町の県道84号線115号線がぶつかる『東』の交差点から、県道84号線同町伊豆味向けに進み、約440mほど進んだところにある信号を左折します。

県道から左折して、道なりに約670mほど進んだところの角を右折すると、突き当りに『石くびり』の標柱が立てられてますので、そこが入口となり、『石くびり』は、この奥にあります。
駐車場とトイレは、この入口がある突き当りを右折して、道なりに約100mほど進むと左側にあります☆
『石くびり』の入口☆右側の石畳道を辿っていくと広場や展望台、そして歌碑があります☆
『石くびり』の入口は、集落の個人宅の出入り口にもなってますので、入口には駐車しないでくださいねo(^-^)o

上の写真の通り、入口右側が石畳道となっているので、この石畳を辿っていくと、広場や展望台、そして『石くびり』の歌碑へと行くことができます☆
石畳道が奥へと続いてます☆
石畳道を辿って行くと、小道が二手に分かれており、そこに案内板が立てられています。
石畳道の終点にある分岐点☆直進すると『石くびり』の歌碑、左に進むと広場と展望台に行くことができます☆
直進すると、『石くびり』の歌碑がある場所に行くことができ、左に進むと、広場と展望台に行くことが出来ます☆

まずは、左に進み、広場・展望台から見に行くことにしました(^^♪
『石くびり』の広場と展望台へと続く遊歩道☆
まだまだ遊歩道が続きます(^^♪
意外と長い遊歩道を進んで行くと、ようやく広場が見えてきましたヽ(^。^;
イメージしてたよりも、意外と長い遊歩道を進んで行くと、ようやく広場のステージと展望台が見えてきました( ̄▽ ̄;
遊歩道の終点にある広場☆
遊歩道の階段を上がると、立派なステージが建てられた広場があり、その広場内には『石くびり』の説明板が設置されていました☆
広場に建てられていた立派なステージ☆
『石くびり』の説明板☆
その説明板によると・・・
≪伊野波の石くびり≫
≪伊野波は尚質王代の1666年伊野波間切新設当時の主邑で諸船の碇泊地であったという。

村落の東、山端の小高い茂みの小さな坂道が昔の面影をのこしており、ここが古歌伊野波節で名高い「伊野波の石くびり」であるといわれている。

伊野波の石こびれ 無蔵つれてのぼる


にやへも石こびれ 遠さはあらな
読み人知らず
歌意は「伊野波の石ころ道の坂は、たいへん難儀な所であるが、愛する人をつれて登るときは、もっともっと長く続く道であってほしい」との恋歌である。

「石こびれ」は石ころ道の坂、「にやへも」はもっと、「あらな」はあってほしいとの意で願望を表す。≫
・・・と、書かれていました。
悲恋物語は、また後程お話します!(^^)!
広場の奥から見た、ステージと展望台☆
そして、広場奥の方に行くと、展望台へと続く階段があります☆
『石くびり展望台』♪
展望台からは、眼下に伊野波集落が見え、遠くの方には本部大橋や本部町渡久地の街並みが見えました\(^O^)/
逆光であまり綺麗に見えませんでしたが、遠くの方に本部大橋が見えますヽ(^。^;
展望台にあった景観図☆
ここを訪れたのが、ちょうど夕方くらいだったので、ちょうど太陽が真正面にあり、逆光であまり綺麗に本部町の街並みを見ることが出来ませんでしたね。。。(/ω\;

広場や展望台まで見た後、今度は歌碑を見に向かいました☆

歌碑へ向かうには、また先ほどの分岐点に戻らなきゃいけないのかと思いきや、遊歩道の途中から、下の方へと延びる小道を発見したので、そちらの方へと進むと、歌碑がある場所にすぐ到着しちゃいました( ̄▽ ̄)bラッキー♪
遊歩道途中から下の方へと延びる小道入口☆
遊歩道から『石くびり』へと延びる小道☆
ただ、この小道は、綺麗に整備されておらず、足が滑りやすくなっていたので、注意しながら下りていきました☆

すると、下りた場所から左側へと続く小道があり、たぶんこちらが、かつての《石ころ道の坂》だと思います(´▽`)ノ
遊歩道から下りてきた場所からみた《石ころ道の坂》☆草木が生い茂り、軽装備ではとても歩けませんでしたね(笑)
この《石ころ道の坂》のすぐ下の方には、ちょっとした広場があり、そこに『石くびり』の歌碑が建てられていました☆
『石くびり』の歌碑☆
歌碑に刻まれた歌は、先ほどの説明板にあった通りです☆

この『石くびり』には、男女の悲恋物語が残されていますヽ(^。^)♪

昔、伊野波生まれの男性と伊豆味生まれの女性がいました。

二人はお互いに相思相愛の仲で、男性は夜になると、女性と共に伊野波集落に泊まり、翌早朝に女性を連れて石くびりまでやってきました。

この小道は鬱蒼とした森の中を通っており、道幅も三尺もなく、おまけに奥に行けば行くほど、小石混じりの急坂です。
歌碑から見た『石くびり』☆
人目にかかることもない恰好の場所なので、二人は互いに熱い思いを語り合いながら、この狭い急坂を歩いていきました。

しかし、石くびりを過ぎると、やがて「あとうい(後追い)の峠」に差し掛かります。

そこからは伊豆味の境界に入り、村人の目にかかると困るので、二人はここで止む無く別れねばなりません。

そんな二人の恋心と別れなければならない切なさを歌ったのが、伊野波節であると語られているみたいなんですが、様々な諸説があり、未だ確定した説には至っていないんだそうです。
(本部町立 博物館・図書館 『16‐伊野波の石くびり』のページより引用)
冒頭でお話した分岐点側の小道から見た歌碑♪
石畳道終点にある分岐点から歌碑へと続く小道の入口☆
・・・と『本部町立 博物館・図書館』の公式HPにある《16‐伊野波の石くびり》のページによると、どうやら、石畳道終点にあった分岐点から、この歌碑がある場所を通り、丘の上の方へと続く小道全体が、『石くびり』となるみたいですね(´▽`)ノ☆

広場・展望台へと続く遊歩道は、綺麗に整備されており、とても歩きやすかったんですが、『石くびり』側は、今も、かつての鬱蒼とした小道の面影が残されてました☆

本部町伊野波近くを通りかかった際は、若い男女の甘酸っぱい悲恋物語に思いを馳せながら、この『石くびり』に足を運んでみてはいかがでしょうか?

それでは、この辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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☆『石くびり』☆


☆場所:〒905-0228
      沖縄県国頭郡本部町伊野波

☆入場料:無料

☆トイレ:あり(駐車場に隣接)

☆駐車場:あり(『石くびり』入口から100mほど南に進んだところ左側)