◎名護按司の居城だったと伝えられるグスク跡と昭和3年に建立された神社☆|沖縄放浪日記

2016年4月7日木曜日

◎名護按司の居城だったと伝えられるグスク跡と昭和3年に建立された神社☆

ハイサぁ~イ☆

本日(7日)の沖縄本島は、降水確率が20%となっており、丸一日晴れる見込みですo(^-^)o

ただ、昨日(6日)よりも、湿度が少し高くなっており、ちょっとジメジメしてて蒸し暑さを感じます。。。

さらに今日の最高気温は、27℃まで上がる見込みらしく、昨日よりも日中は暑くなりそうです。。。(/ω\;

この調子だと、来週・再来週くらいからは、日中はクーラーをつけないと、ちょっと厳しくなるのかもしれませんね。。。( ̄▽ ̄;

さてさて☆

今回は、以前、ちょこっと野暮用があって本島北部まで出かけた際に立ち寄った、名護市の市街地に隣接する『名護城公園』内のグスク跡と神社をご紹介しましょうね☆

沖縄県名護市字城にある
『名護城(ナングシク)』と『名護神社』
『名護城公園』南口の駐車場☆
こちらはまず、名護市の国道58号線県道84号線がぶつかる『東江4丁目(北)』の交差点を、県道84号線に入ります。

んで、二つ目の信号がある『東江1丁目(東)』の交差点からは、左折すると県道84号線、直進すると県道18号線になるんですが、そのまま県道18号線を直進します。

そして、次の信号の『東江2丁目』の交差点を左折して、最初の信号を右折、そのまま直進していくと左側に『名護城公園』と書かれた大きな看板がありますので、そこから公園南側の入口になります☆
『名護城公園』北口は、県道71号線側にあります(^^♪
『名護城跡(ナングシク)』に建立された『名護神社』へと続く参道入口☆
『名護城公園』南口の駐車場内には、『名護神社』へと続く参拝道の長~~~い階段入口と『名護城の由来』と刻まれた石碑、そして『ナングシク』の標柱があります☆
あと『さくら名所100選の地』碑もあるんですが、今回は省かせて頂きます。

まず、『ナングシク』標柱の説明文によると・・・
≪近世の字の集落跡で、グスク頂上部から中腹付近にかけてグスク時代~近世の遺物が最終されます。

ナングスクは防御施設である堀切を二重に設けた、石垣を持たない土のグスクで、グスク全体を考えるうえでも高い価値を持つグスクです。≫
・・・と書かれていました。
『ナングシク』だったり『ナングスク』だったりと、ちょっとややこしいですが、どちらでも構いませんwww
参道入口から拝殿まで階段が続いています。
また、その隣りにある『名護城の由来』と記された石碑によると・・・

≪名護城の由来≫
≪名護城は、名護人発祥の地である。十四世紀の始めごろ、北山(今帰仁城)統の名護按司(領主)は、今帰仁から分れてこの山上に城を構え、周辺の丘陵には、按司の統治をする領民が住んでいた。

それから約二百年の後、尚真王の中央集権によって、名護按司とその一統が首里へ引上げたので、残された城村の住民は、思い思いに平地へ移住した。
名護人は、それ以来、この地に氏神を祭って尊崇し、今日に至っている。

昭和三年、神殿と拝殿の改築を記念して、城青年団が参道沿いに桜を植えた。この桜は、緋寒桜で一月の下旬に美しく開花する。

いまでは、日本一早い桜の名所として全国に知れわたり、この由緒ある名護城で、昭和三十七年以降、毎年一月に華やかな桜まつりが催されている。
昭和五十六年一月 名護城燈籠建設委員会≫
・・・と書かれていました。
『名護城の由来』と記された石碑☆
この標柱にある説明と碑文を読んだ後、さっそく『名護神社』・『名護城(ナングシク)』を見学しに向かいましたヽ(^。^)☆

・・・とは言っても、神社まで続く参道の階段は、約500段以上もあるみたいなので、さすがに歩いていくと、疲れるし時間もかなりかかってしまうので、今回はクルマで近くまで行くことにしました(笑)( ̄▽ ̄)b
参道の途中から入口側を見たところ☆結構勾配がきついです。。。
しばらくクルマを走らせると、参道の中間地点に辿り着きます☆

こちらには、鳥居が建てられており、車道を挟んでまた参道が続きます!(^^)!
参道入口から上がってきて、最初の鳥居☆
最初の鳥居をくぐると、道向かい側に参道が現れます!(^^)!
もちろん、ここから歩いて行ったわけではありません(笑)

神社が建立されてる場所のすぐ近くまで、クルマで行くことができます♪

この場所から、道なりにクルマを走らせていくと、道沿いに立てられた『名護城』の案内板がありますので、そこから右折して突き当りまで進むと、『名護城』へ続く階段と、燈籠が立てられている参道の入口がある場所に着きます☆
左の階段を上がっていくと『名護城』、右の参道を歩いていくと『名護神社』に行くことができます♪
まずは、参道の方へと行ってみることにしました(^^♪

実は、この『名護城公園』には、今年の1月にも訪れており、その時は『名護緋さくら』を見に来たんですよヽ(^。^)☆

んで、さくらを見ながら、『名護城』と『名護神社』も撮影してたので、画像はその時のものです(´▽`)ノ
『名護神社』拝殿横の参道から見たところ☆
参道を歩いていくと、すぐに『名護神社』に到着しました(笑)

この写真を撮影した時は、まだ一月中だったので、初詣の参拝客がたくさんいらっしゃいました☆
表側の参道から見た拝殿☆二つ目の鳥居があります(^^♪
拝殿にある賽銭箱☆
先程の公園南口から伸びる参道の階段を上がってきた方々は、かなり息を切らしており、口々に「疲れたぁ~」って話してましたね(笑)

んで、この拝殿のすぐ後ろには本殿(神殿)が建立されています♪
『名護神社』本殿☆
『名護神社』を見学した後は、またクルマを駐車してある場所まで戻り、今度は上の方へと続く階段を上がって行きましたヽ(^。^)☆
『名護城(ナングスク)』へと続く階段。。。
先程の参道ほどではないんですけど、こちらの階段も結構な段数がありました。。。
『名護城(ナングスク)』へと続く階段も、結構勾配がきつく、また段数もあって、かなり疲れましたね(笑)( ̄▽ ̄;

んで、この階段を上り切ると、『名護城』に到着です☆
階段を上り切ったところから見た広場
冒頭の説明にもあったように、『名護城』は石垣を持たないグスクだったので、城壁などの遺構はなく拝所と『神アサギ』があるだけです。。。
広場にある『神アサギ』
広場の端に説明板があったので、その説明を読んでみると・・・
≪桜(カンヒサクラ)の名所として全国的に有名になった名護グシクは、名護市の歴史のなかで重要な位置をしめる遺跡の一つです。

このグシクに、いつの頃から人が住みはじめたのか定かではありませんが、これまでに採集された中国製磁器類・カムィヤキ・高麗系瓦・土器などのさまざまな遺物からすると、少なくとも今から約600年前(14世紀)のことだと考えられ、名護按司の居城として伝えられています。

その頃は「グスク時代」と呼ばれ、奄美諸島から八重山諸島にいたるまで、人々は「グスク(グシク・スク)」と呼ばれる小高い丘の上に暮らしていたようです。
右上から時計回りに『根神屋』(右上)・『祝女殿内』(右下)・『フスミ屋』(左下)・『掟神屋』(左上)
また、それまでの数千年にわたる海や山の自然物の採集・狩猟による生活から、農業を中心にした生活に転換した時代でもあります。

このグシクには、石垣をめぐらした防御の施設はありませんが、丘陵の尾根部を切り取ったみごとな「堀切」が残っています。

グシクの頂上部に続く東側の緩やかな尾根を、一つは約3m、もう一つは約8mの深さに削り取った「二重の堀切」で、外敵の侵入を防いでいます。

近年、沖縄島の数カ所の「グスク」で「堀切」が発見されましたが、特に、この「二重の堀切」は保存がよく、注目を集めています。

また、グシク内には、祝女殿内(ヌルドゥンチ)・根神屋(ニガミヤー)・掟神屋(ウチガミヤー)・フスミ屋・神アサギなど、城区の拝所があり、大切な信仰の場所となっています。
平成23年(2011)3月 名護市教育委員会≫
・・・と書かれていました。
広場の北側にあった一段低くなった場所
広場の東側は、現在ロープが張られており、その先は立ち入り禁止となっていました。

その立ち入り禁止エリア内には、『くぼあたい門中』と書かれた拝所と不思議な形をした拝所がありました。
『くぼあたい門中』と書かれた拝所☆
拝所
説明板に記されていた『二重の堀切』も見学したかったんですけど、『堀切』は、その立ち入り禁止エリアのさらに奥にあるみたいで、見学することができませんでした。。。

ですが、『根神屋』・『祝女殿内』・『フスミ屋』・『掟神屋』は確認できたから、良しとしましょう(笑)( ̄▽ ̄)ノ

んで、広場にある『神アサギ』のすぐ横に、幅の狭い階段があったんですが、こちらは先程の『名護神社』横に通ずる小道でした。

どうやら、こちらの小道が、本来のグスクの入口になるみたいでしたねヽ(^。^)☆
『神アサギ』から下の方へと続く階段。。。
『名護神社』の横側に通じてました。
いかがでしたでしょうか?

こちらの『名護城公園』内には、この他にも祠や拝所、御墓、石碑などが点在しているので、そちらはまた別の機会にご紹介しましょうねo(^-^)o
『名護城公園内』の車道から見たグスクの東側。。。この奥に『堀切』があるのかな。。。
今回は、だいぶ長くなってしまいましたが、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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☆『名護城公園(なんぐすくこうえん)』☆


☆場所:〒905-0012
      沖縄県名護市名護

☆入場料:無料

☆トイレ:数ヵ所あり

☆遊具あり

☆駐車場:あり(50台)