ハイサぁ~イ⭐
以前、うるま市天願にある
『天願グスク』・『天願貝塚』をご紹介しましたが、
『天願グスク』・『天願貝塚』、そして
『祝女殿内』を見学した後、今度は同市宇堅に点在する史跡を見学しに向かいました。
まず最初に向かったのは、うるま市宇堅の県道224号線沿いに建立されている御嶽。
県道側に面して立派な鳥居があり、その奥にはこれまた立派な社殿が建立されていました。
うるま市字宇堅にある
『クバウ御嶽と点在する史跡』☆
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県道224号線沿いに建立された『宇堅村クバウ嶽之殿』 |
こちらは、以前ご紹介したうるま市天願の
『天願グスク』・『天願貝塚』の前から、
県道224号線を同市
赤野向けに
約1.4㎞ほど進んでいくと、県道沿い左側にあります。
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県道上から見た『宇堅村クバウ嶽之殿』 |
県道側には『クバウ御嶽』と表記された案内板が立てられていたんですが、『コバウノ嶽』や『クバウ嶽ノ殿』と称されているようです。
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鳥居の横に設置されていた霊石(?) |
立派な鳥居をくぐると、すぐに大きな社殿があり、その拝殿へ向かう階段横には、『宇堅村クバウ嶽之殿』と刻まれた石碑が立てられていました。
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『宇堅村クバウ嶽之殿』の社殿と石碑 |
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拝殿の前に立てられていた石碑。 |
鳥居や祠などの建造物は、比較的新しい感じがしたので、もしかすると、ここ数年の間に建て替えられたのかもしれませんね。
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敷地の奥側にあった拝所。水瓶らしき器と霊石が置かれていました。 |
また、社殿の前までいくと、その横にも拝所が設けられており、水瓶らしき器と小さな霊石が祀られていました。
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敷地の奥側から見た『宇堅村クバウ嶽之殿』 |
こんなに立派な御嶽なのに、ネットには資料などの詳細がUPされておらず、詳しいことはほとんど分かりませんでしたね。。。
唯一得られた情報では、こちらを管轄されているのは、『田場巫』という田場村を管轄するノロ(祝女)なんだそうですよ。
出来れば、御嶽に関する資料などを市の公式HPにUPしてほしいですね。。。
この『宇堅村クバウ嶽之殿』を見学した後、次に向かったのは、御嶽の前の県道をうるま市赤野向けに約50mほど進んだところ左側の角にあった史跡。。。
こちらは、うるま市の遺跡分布図にも表記されておらず、『新宇堅橋』の手前に立てられていた標柱を偶然発見したんです。
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アシビナー |
『アシビナー』とは、村の祭りやウシデーク(豊年予祝などの祭祀舞踊)などの祭祀を行う場所のことです。
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新宇堅橋の上から見た宇堅村の『アシビナー』 |
恐らく現在は、区の公民館や広場などで祭事を行っていると思うんですが、かつてはこちらが祭祀を行う場だったのでしょうね。
この『アシビナー』のある場所から県道を渡り、西向けに伸びる脇道へと進みます。
脇道に入って約90mほど進んでいくと、道沿いに案内板が設置されているのが見えてきます。
その案内板には『ウキンガー』と表記されていました。
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天願川と小道に挟まれた場所にある『ウキンガー』 |
うるま市の資料
『5章.地域別みどりの配置方針』にある『みどりの現況特製図(具志川地域)』には、『ウケンガー』と記載されていたんですが、現地に設置されている案内板には『ウキンガー』と表記されていましたね。
この『ウキンガー』の手前にある場所の角っこに、かなり劣化した古い小さな石柱が置かれていたので、ガーを見に行く前に、その石柱を見てみると・・・
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橋梁架設記念碑 |
『橋梁架設記念碑』と記されていました。
記念碑に向かって左側は壊れてしまっていたんですが、右側の側面には橋梁架設に関わった村長をはじめとする方々の氏名が刻まれており、裏面には日付が記されていました。
日付は、文字が少し劣化していて判読しづらかったんですが、『昭和五年十月吉日』となっていました。
『橋梁架設記念碑』を見学した後、『ウキンガー』のある場所へと降りていきました。
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ウキンガー(ウケンガー) |
『ウケンガー』は窪地に2ヵ所設けられており、双方の貯水槽の後方に香炉が1基ずつ設けられていました。
手前側は、貯水槽にも雑草が生い茂っていて、水の有無を確認することが出来ませんでしたが、奥側の『ウキンガー』は、雑草があまり生えておらず、比較的綺麗な状態で水が溜まっているのが確認出来ました。
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手前側の『ウキンガー』 |
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奥側の『ウキンガー』 |
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奥側の『ウキンガー』。雑草が生えているものの、水が溜まっているのが確認できました。 |
この『ウキンガー』を見学させて頂いた後、一旦県道まで戻り、うるま市天願向けに進みました。
先程の『宇堅村クバウ嶽之殿』の前を通過して、約100mほど進んだところ左側に小さな脇道があるんですが、その脇道の入口には『シリガー』と表記されている案内板が立てられています。
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県道から見た『シリガー』の入口 |
その脇道に入り、約30mほど進んでいくと、左側に『シリガー』がありました。
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シリガー |
ご覧の通り、こちらは貯水槽に鉄格子が設置されており、その後方に香炉が1基置かれていました。
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『シリガー』内部。下の方に水が溜まっているのが確認できました。 |
こちらも、現在も豊富な水を湛えているようで、水管のようなホースが設置されていましたね。
『シリガー』の向かい側には、畑があり、どうやらこちらから水を得ているようでした。
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『シリガー』の向かい側にある畑 |
この『シリガー』まで見学させて頂いた後、最後に宇堅区の南東側に位置する
『野鳥の森自然公園』の近くにあるガー(井泉)へと向かいました。
こちらは、『野鳥の森自然公園』の南側にある駐車場の前から、『沖縄電力具志川火力発電所』向けに進み、約400mほど進んだところ左側にある2つめの脇道に入ります。
そして、そこから約170mほど進み、2つめの脇道を左折し、前方に見えてくる鉄塔の手前右側にある脇道へ右折すると、すぐ左側にあります。
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イジュクガー |
こちらは、集落からだいぶ離れた場所にあるためか、長い間草刈りなどが行われていないようで雑草が繁茂してましたね。
また、『ガー』は、柵で囲われており、貯水槽に誤って落ちないようになっていました。
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水量は豊富なようでした。 |
柵の上から写真を撮り、貯水槽の中を確認すると、こちらもまだ水を湛えているようでしたね。
『イジュクガー』を囲う柵の左側から、後ろの方に小さな獣道があったんで、そちらへちょこっと行ってみると、南東の方角に向く拝所のような場所がありました。
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『イジュクガー』の後方。ブロックと木が設けられて拝所っぽい感じでしたね。 |
・・・と、ここまで見学させて頂いた後は、宇堅区を後にし、次の史跡へと向かいました。
今回はこの辺にして、この続きはまた別の回にご紹介しますね。
それでは、そろそろこの辺で。。。でわでわ☆★☆
最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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沖縄県うるま市字宇堅
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