◎豊見城市平良の住宅地を流れる小川と滝☆|沖縄放浪日記

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2016年4月25日月曜日

◎豊見城市平良の住宅地を流れる小川と滝☆

どーもども☆

今日(25日)の沖縄本島は、朝から小雨が降ったり止んだりしており、あまりパッとしない天気でしたね。。。

んで、明日(26日)の予報も、降水確率が60%となっており、一日中愚図ついた天気となる見込み。。。

今週は、28日(木曜日)までは不安定な天候が続くみたいなんですが、GW初日の29日(金曜日)からは、少し天気が回復しそうですヽ(^。^;

また、今のところ、テレビのお天気予想では、GW期間中はずっと『曇り』になってましたね( ̄▽ ̄;

GW期間中は、たとえ『曇り』でもいいから、雨が降らないでほしいですよね(苦笑)

さてさて☆

以前、本島北部にある『アザカ滝』や『轟の滝』をご紹介しましたが、いろいろ調べてみると、本島南部にもいくつか滝があるみたいなんですよ(^^♪

んで、そのうちの一つは、なんと豊見城市平良の住宅地の公園内にあるとのことでしたので、先週、ちょこっと見に行ってきました☆

沖縄県豊見城市平良にある
『せせらぎ公園』
『せせらぎ公園』上流側に建てられている標柱☆
こちらは、豊見城市の県道7号線68号線11号線がぶつかる『豊見城』の交差点から、県道7号線を、同市高嶺向けに約1.2㎞ほど進むと、県道7号線右側の住宅地内にあります。

同公園は、この県道7号線に並行して造られ、南北に延びており、全長600mの細長い公園となっています。

また、園内上流部にある『トゥドゥルチガー(轟泉)』から流れ出る水が小川を作っており、字高嶺側から字平良向けに流れ、下流部には落差約15mほどの滝があります。
『トゥドゥルチガー(轟泉)』☆学校帰りの子供たちが水遊びしてましたw奥の角に、拝みのための香炉が置かれています。
公園上流部にある『トゥドゥルチガー』の入口には、説明板が設置されてましたので、そちらを読んでみると・・・
≪トゥドゥルチガー(轟泉)は、字高嶺公民館の南東約150m、県道7号線沿いに位置し、所在は字平良に属する。

琉球王府が1731年に編纂した『琉球国旧記』のなかでは『平良井(平良轟)』と記録され、およそ300年前から貴重な水源として大切にされてきた。

また、島尻と那覇とを結ぶかつての宿道沿いにあって、当時から街道を往来する人々にも頻繁に利用されたという。
『トゥドゥルチガー』下流部☆
18世紀末頃に作製された『琉球國惣絵図』の中にも、平良村と高嶺村の間にある道筋に『樋川(ヒージャー)』として描かれている。

昔から洗い物や水浴びなど暮らしに幅広く使われ、干ばつ時にも涸れることはなく、水不足で困窮した近隣の村から汲みにくるほど水量豊かであったという。

また、その水源利用は周辺集落にとどまらず、明治末期までは、轟泉の余り水を引いて志茂田平野へ出る灌漑用水路(シィードーミチと呼ばれた)があり、そこから稲作田に水を引き、幾多の利益をもたらした。
この日、水は流れて出ていませんでしたが、ガー上部にあったオブジェ☆
戦後も簡易水道の水源として引続き使用され、一時、字上田に所在した豊見城村役所(当時)周辺まで、この湧き水から導水し使用した時期があったという。

現在では周辺環境の開発等により、以前に比べ水量はだいぶ減っている。

字平良及び字高嶺が『初拝み』、『五月ウマチー』などに拝んでいる。
オブジェの横にあった『字高嶺 轟川』と刻まれた石碑☆
1995年(平成7年)には、トゥドゥルチガーおよびその流域は水源を活用してせせらぎ公園として整備された。

いまも地域の住民の信仰の対象として、また憩いの場として大切にされている。
豊見城市教育委員会 平成26年1月≫
・・・と書かれていました。

この『トゥドゥルチガー』から、字平良に入り、小川に沿って造られている遊歩道を歩いていくと、同公園はまだ整備工事中らしく、所々工事現場がありました。
遊歩道途中、上流側方面を見ると、まだ整備工事中でした。
工事現場がある場所から下流側を見たところ。下流側はほとんど整備が完了してました。
小川の途中にあった石段☆
現在の小川は、まだ全体的に工事が完了していないこともあるためか、水質はちょっと悪かったですね。。。

遊歩道途中や下流域の滝の近くには、立て看板が設置されており、その中に『せせらぎ公園 滝 清流化プロジェクト!』と書かれていました。

そちらの説明板を読んでみると・・・

≪せせらぎ公園には沖縄本島中南部唯一の落差15mの大きな滝があり、清らかな湧水が流れています。

しかし、周辺地域の生活排水等が流れ込み滝に合流することにより、滝壺の水は澱み、悪臭を放っており、地域の住民が訪れることもなく、雑木、雑草が生い茂るとともにゴミが散乱している状況です。
下流域に向かって歩く途中の小川☆
滝及び滝壺に清流が流れ、その清流に水生動物やホタル・蝶等の昆虫が生息し、野鳥が飛び交う。

周囲には、在来種の草花・花木が咲き乱れる。

当プロジェクトは、そんな景観を地域住民の手で守り受け継ぎ、公園を地域の皆様に愛着のある憩いの場として再生させる事業です。≫
・・・と書かれていました。

現在は、周辺の整備工事を始め、湧水・滝・小川を美化する活動が、地域の人々によって行われているんですね。
小川☆
小川☆
このプロジェクトが成功した暁には、きっとこの公園や滝を訪れる人がたくさんいらっしゃることと思いますヽ(^。^)☆

本島中南部には、落差がある滝が滅多にないですからね。。。

しかも、こちらは、那覇市からのアクセスもしやすく、また沖縄自動車道『豊見城IC』を出てすぐの場所にあるので、気軽に足を運ぶことができますから。。。
下流部には休憩所の東屋もありましたよ☆
公園内にある滝は、下流域の東屋がある場所から小道を挟んで、その向かい側の窪地にあります♪
滝を近くで見ることができる場所への入口☆
小道を渡って、県道下へと続く階段を下りていくと・・・滝の音が聞こえてきます♪♪♪
滝の入口から見た、『せせらぎ公園』の下流域の入口☆
滝の下へと続く階段入口から見た滝の上部☆
階段を下りると、左下に東屋があったんですが、現在は使用禁止となっていました。。。
階段を下りていくと、左下の方に東屋があったんですけど、劣化してしまっているのか、あるいは損傷が激しいためか、使用禁止となっており、入ることができませんでした。。。
この東屋から見た滝が、一番綺麗に見ることができるはずなんですが・・・(泣)

これじゃ、綺麗に滝を見ることが出来ないぢゃないですかぁ・・・と、思っていたら、東屋入口のすぐ隣りに、下の方へと続く簡易階段が作られてまして、立ち入り禁止などの看板は立てられていなかったので、ちょこっと下りてみることにしました。
簡易階段からみた滝の全景☆
滝壺近くから見た滝の全景☆
う~ん・・・先ほどのプロジェクトの立て看板に書かれていた通り、水質はちょっと汚いみたいです。。。

これだけの景観を誇っているのに、水質が悪いってのは、凄くもったいないですよね。。。

かつての水量よりは、だいぶ減ったと説明板に書かれていましたが、現在でも十分なくらいの水量があり、結構迫力がありましたよ☆
(・・・ってことは、かつてはもっと迫力のある滝だったんでしょうね‼)
滝壺から流れ落ちる小さな滝w
この字平良出身の方のブログによると、地元の人たちは公園内を流れる小川のことをタナガーエビが生息していることにちなんで『エビ川』と呼び、滝のことを『エビ川の滝』と呼んでいるみたいですねヽ(^。^)☆

ってことは、『トゥドゥルチガー』の上にあった石碑に『轟川』と書かれていたので、現在はこちらも『轟の滝(もしくは轟川の滝)』という名称になってるのでしょうか。。。
※いろいろ調べたんですけど、正式名称を見つけきれませんでした(泣)

この滝から流れ落ちる水は、『豊見城総合公園』の下を通り、本島南部を流れる『饒波川』と合流して、漫湖へと流れているんだそうですo(^-^)o♪

いやぁ~☆まさか、本島南部で、しかもアクセスしやすい場所に、こんな立派な滝が存在していたなんて、ホント驚きましたね(笑)

いろいろ大変で時間がかかるとは思いますが、『せせらぎ公園 滝清流化プロジェクト』を成功させて、かつての綺麗な小川と滝を、一日も早く取り戻せるよう願っておりますo(⌒▽⌒)o☆

それでは、この辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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☆店舗情報☆


☆お問い合わせ:098-996-3806(豊見城総合公園管理事務所)⇒受付時間8:30~17:15


☆住所:〒901-0212
     沖縄県豊見城市平良78-4(せせらぎ公園)

☆営業時間:自由

☆料金:無料

☆駐車場:無し(車で『せせらぎ公園』を訪れる方は、豊見城総合公園駐車場を利用されてるみたいです)

※2016年4月25日現在の情報です。
※滝の近くまで行く際は、自己責任にてお願い致します。